見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2010/03/24

イスラエルに強烈なシグナル




◇パスポート騒ぎで英国がイスラエルを追い出す

1月ドバイでのハマス司令官マフムード・マブフーフ殺害に12人の英国の偽造パスポートが使われたことでイギリスはイスラエル外交官を追い出すつもりだ。

イスラエルに偽造の責任があったのを「信じないではいられない理由」があったと、デイヴィッド・ミリバンド外相は言った。

(CNN 23 March 2010)

◇追放はイスラエルに対する強烈なシグナル

イスラエルがイギリスのパスポートをコピーとして作成した証拠を英国の重大組織犯罪局が見つけた後、イギリスのデイヴィッド・ミリバンド外相はイスラエル外交官を追い出す決定をしてきている。

イスラエル外交官は大使自身ではないものの、追放はイギリスの不満と怒りについて非常に強烈なシグナルをイスラエルに送る。

消え失せることになるその人物はイスラエルの秘密情報機関モサドのロンドン支局長だろうと暗に指摘。

モサドがドバイでハマスの上級官僚を殺害したとの証拠をイギリスは入手していないと外交筋は言う。

しかしながら、アラブ首長国連邦の警察によって告発が起こされる。

イギリスのイスラエルとの関係はしばらく面倒になってきている。

パレスチナ占領地におけるユダヤ人入植地からの製品をレッテル付けして分離することでイギリスのなんと明瞭な支援にイスラエルは憤然とする。

そして昨年末、イスラエル元外相ツィピ・リブニ(今はイスラエル野党の党首)が戦争犯罪の問責で逮捕状が出された後、急な予告で、イギリスへの往復のキャンセルを強いられた。

世界中で、イスラエルはいま、その同盟国からりっぱな外交圧力を受けている。

特にイギリスの支援を有するアメリカ人たちが、パレスチナ人との和平交渉をほとんど不可能にさせるとの理由で、エルサレムの占領地でのユダヤ人のための建設を止めるようにイスラエルをせきたてている。

・過去の試み(襲撃)

イスラエルがマブフーフ氏の殺害への関与を立証されるとして、それは初めてではない。

1997年、首相として最初の任期の間にイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はヨルダンの別のハマスの官僚ハレド・メシャルの毒殺を命じた。

しかしながら、メシャルのボディガードがモサドの殺し屋チーム2人を捕まえた後、試みはしくじられる。

激怒したフセイン国王によってネタニヤフ氏は解毒薬の処方をヨルダンに送るよう強要された。

ネタニヤフ氏はまた、その頃イスラエルとの平和条約に署名していた国王をなだめるために、ハマスの精神的指導者ヤシン師の釈放をヨルダンにもちかける必要があった。

2004年にガザの空襲で殺されるまで、ヤシン師(車イスの老人)はイスラエルの苦労の種だった。

メシャル氏は生き残り、今はハマスの政治的重鎮で、ダマスカスにて亡命生活を送る。

彼を殺す試みが、1999年の選挙でイスラエル国民をネタニヤフ氏に背かせることになるひとつの要因だった。

(BBC NEWS 23 March 2010 by Jeremy Bowen Middle East Editor)
http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/middle_east/8583041.stm

◇英国放送協会(BBC)と衛星放送スカイニューズ(Sky News)は23日、イスラム原理主義組織ハマス幹部の暗殺事件で、容疑者グループが偽造された英国旅券を使用していたことを受けて、英政府がイスラエルの外交官を国外追放する見通しだと伝えた。



また、英紙デーリー・テレグラフも、イスラエルのロン・プロソル駐英大使が22日に英外務省に呼ばれたと報じたため、外交官追放の憶測はさらに過熱している。



デービッド・ミリバンド英外相は前月、この事件への国際的な調査についてイスラエルに「全面的な協力」を要求していた。



ハマス軍事部門創設者のマフムード・マブフーフ司令官は1月20日、英国などの偽造旅券を使用した容疑者グループにより殺害された。



この暗殺にイスラエルの対外情報機関モサドが関与したとの疑惑が広がったが、イスラエル政府は証拠がないとして退けており、報道によると、英政府もこの点に異議を唱えるつもりはないとみられる。



しかしデーリー・テレグラフ紙は、ミリバンド外相は23日(日本時間24日未明)に出す声明で、イスラエルの保安当局が英国旅券を偽造したと公式に発表する見通しだと報じた。

(AFP通信 2010年3月23日)

写真はイギリスのミリバンド外相と、恥を知らないネタニヤフ首相