国が関与するスタクスネット
写真はベンアリ大統領を権力の座から追いやったチュニジアの抗議者たち
◇失墜:1月14日金曜日チュニジアの抗議者たちがベンアリ(Zine al-Abidine Ben Ali)大統領を権力の座から追いやった ベンアリ大統領は国外脱出 首都チュニスでは混乱が続く
写真:Zohra Bensemra/Reuters
http://www.nytimes.com/2011/01/16/weekinreview/16shadid.html
◇Stuxnet:イスラエルがこれの実験を行い、アメリカの関与も示唆される
産業制御システムを乗っ取る新しいコンピューターウイルス「スタクスネット」が、国家が関与するサイバー攻撃の一環として開発された可能性が高まってきた。16日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、イランのウラン濃縮を妨害する狙いで、イスラエルがスタクスネットの試験を行っていたと報じた。米国の核技術専門家らの証言などが根拠で、開発には米国も協力していたという。
米セキュリティー大手シマンテックの分析で、核燃料や核兵器の原材料製造のための、遠心分離器を使ったウラン濃縮装置を誤作動させることが判明した。感染の6割がイランに集中していたこともあり、イランの核開発を懸念するイスラエルや米国の関与が取りざたされていた。
イスラエルはこれまで、イランの核施設に対する軍事行動も視野に入れてきたが、国際的な非難を避けるため、サイバー攻撃に着目したという。実際にスタクスネットはナタンズの遠心分離器の5分の1を停止に追い込み、イランの核開発は数年遅れになったとみられている。
今回の報道によると、米国もブッシュ政権末期にナタンズ核施設の妨害計画を承認。オバマ政権がさらに推進したという。
(朝日新聞 2011年1月16日記事より引用)
全文はこちらでお読みください↓
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201101160282.html
◇スタクスネットは、昨年6月ベラルーシのセキュリティ調査チームによって報告されたマルウェア(ウォーム)の一種で、イランの核施設で使用されている遠心分離機をその主な攻撃対象としていた。この攻撃は、イランのブーシェフル原子力発電所の稼働開始が遅れる一因ともなっている。
このマルウェアは、遠心分離機を攻撃している間、攻撃対象の機器が通常通りの運行を続けているように見せかけ、安全システムが機器を緊急停止させることを防ぐという特徴も持っていた。さらには、セキュリティ対策ソフトを通過できるようデジタル証明書を偽装する機能も有しており、高度な技術を用いて設計されたマルウェアであると考えられるという。
ロシアのセキュリティソフト会社カスペルスキー(Kaspersky Labs)によると、「スタクスネットは、新たな軍拡競争へと発展する可能性があるサイバー武器のプロトタイプ」であり、「国家の支援」抜きでの開発が可能であるとは考えにくいという。
(WirelessWire News 2011年1月17日の記事より引用)
全文はこちらでお読みください↓
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201101171059.html
頭に銃弾を受けて重体だったギフォード下院議員は自力で呼吸できるまでに回復してきている
撃たれたときそばにいた若い医師のすばやい処置が彼女の命を救ったとの報道があり、なんとも救われる
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