見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2011/01/21

悲劇と悲劇にはさまれる


アリゾナの銃乱射事件で殺された9歳の女の子クリスティーナは、この日、あこがれのギフォーズ下院議員に会えたのをとても喜んでいたそうだ。ギフォーズ議員を知って政治に興味をおぼえたというから、対話集会にいさんで出かけたクリスティーナにはきっと希望に満ちた夢があったはずだ。両親は日ごろ娘が臓器提供のドナーの話をしていたからと、クリスティーナの角膜をふたりの子どもに提供した。
17日、クリスティーナの角膜を移植された子の視力が回復していたのをAP通信が伝えた。
こんなすばらしい女の子の夢と彼女の将来性を奪った銃弾がなぜそのへんのストアで調達できるのか!多数派がムキになって主張する武器を所有し携帯する自由とは、権利とはなんだろう?アメリカはおそろしくゆがんでいる!

◇トゥーソン銃撃の生還者:「ペイリン、ベック、シャロン・アングル、その他が、まるで彼らの最初の攻撃目標をやっつけたようだ」

◇最年少のアリゾナ銃乱射犠牲者の葬儀を行った

13日、アリゾナの銃乱射事件の最年少の犠牲者が埋葬されました。9歳のクリスティーナ・テーラー・グリーンを追悼するため、トゥーソンの教会には2000人以上がつめかけました。この3学年の生徒は最近、学校の生徒会(学生自治委員会)に選ばれていました。教会の外には数百人がクリスティーナの死をいたみ悲しむため通りに沿って並びました。アリゾナ在住のケン・ロックリンはクリスティーナの誕生日、2001年9月11日の重要度に注目しました。
ケン・ロックリン:「残念ながら彼女の生涯は二つの悲劇によってはさまれました、ご存じでしょうが、9.11の点から彼女が生まれたときの悲劇と次にこれは何があったかの点から惨劇と... 」

(以上、デモクラシーナウ!14 January 2011 ヘッドラインより抜粋)

◇1月13日オバマ大統領の追悼演説より

クリスティーナの期待に応えたい 
私たちの民主主義は彼女が想像するのと同じくらい立派なものでなければならない

「私たちは完璧ではないが、良識と善意に満ちている。そして、分断する力よりも結束する力の方が強いと私は信じている。なぜかと言えば、クリスティーナ・テーラー・グリーンのような子どもが信じていたことだからだ。

クリスティーナは子どもの目を通して世界を見ていた。そしてその目は、大人にとって当然とされる皮肉や辛辣な批判によってかすむことはなかった。

私はクリスティーナの理想に応えたい。

私はアメリカの民主主義をクリスティーナが想像していたのと同じくらい素晴らしいものにしたい。アメリカを彼女が想像していたのと同じくらい素晴らしい国にしたい。

私たちはみなできる限りの力を尽くしてこの国を私たちの子どもの期待に応えるものにしなくてはならない。」

◇アリゾナの銃乱射に程近いガンショーは続行

トゥーソンの命をねらう銃撃は、程近いガンショー(銃の展示会)をちょうど一週間後の予定にある通りに続行することから思いとどまらせてきていません。西部のクロスロード・ガンショーの主催者らは、銃撃が起こったところからちょうど13マイルの場所で彼らのイベントを進めるつもりだと言います。主催者らが無責任な銃の使用を促進してきているとロサンゼルス当局が決定したあとにガンショーはピマ郡に移されました。クロスロードのロゴは「ガンショー(gun show)」の「O」の英文字の中に照準として用いる十字線を描写します。

(デモクラシーナウ!14 January 2011 ヘッドラインより抜粋)

△写真は共同配信