見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2011/06/27

原発設置許可を争う初の裁判


◇全福島県民の健康調査開始へ

福島第1原発事故を受け、福島県による全県民200万人余りを対象とする健康調査が27日始まり、まず同県浪江町の住民10人が内部被ばくの検査のため、千葉市の放射線医学総合研究所に向かった。

事故で放出された放射性物質に対する不安を抱える県民の健康管理が目的で、数十年にわたる継続的な調査が必要な前例のない取り組み。広島、長崎の原爆被爆者と異なり、長期間の低線量被ばくによる人体への影響についてはデータがなく、世界的にも注目されている。

第1弾として浪江町の10人が放医研で検査を受ける。尿検査と併せ、ホールボディーカウンターと呼ばれる装置を使って体内の放射性物質の量を測定する。

(引用元:西日本新聞 2011年6月27日)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/250538

◇被ばく線量超え授業回避を 郡山の父母が仮処分申請
 
福島県郡山市の小中学校に通う児童と生徒計14人の父母が24日、福島第1原発事故による放射線が子どもの健康に影響を与えるとして、同市に対し、1年間の積算被ばく線量が1ミリシーベルト以上の場所で授業をしないよう求める仮処分を福島地裁郡山支部に申し立てた。


申立書によると、子どもたちが通う7校の放射線量を試算すると、1年間で3.80~6.67ミリシーベルトに達するという。文部科学省が公表した3月12 日~5月25日の郡山市富田町のデータから富田町の年間積算線量を2.9ミリシーベルトと推計。7校の1時間当たりの線量は富田町の1.3~2.3倍になっていることから、それぞれ年間の積算線量を計算した。


父母らは国際放射線防護委員会(ICRP)が一般人の線量限度として定めている年間1ミリシーベルトを大きく上回り、危険だと主張している。


申し立て後、郡山市内で記者会見した弁護団の井戸謙一弁護士(滋賀弁護士会)は「郡山だけでなく、福島県内すべての子どもたちが安全な場所で授業を受けられるようになることが目的」と語った。


弁護団の試算によると、福島県内の市部の小中学校計266校のうち、年間の積算線量が1ミリシーベルトを超えないのは5校だけだといい、子どもたちの安全を確保するためには「集団疎開」が必要だと訴えた。さらに「息子は6月上旬まで外で部活動をしていた。息子を守りたくて申立人になった」という内容の母親の手紙も紹介した。


申し立てが認められるかどうかは、子どもたちの危険の程度をどう判断するかがポイント。認められた場合、郡山市内だけでなく、県内各地に波及する可能性がある。


仮処分申し立てについて、原正夫市長は「内容を把握していないのでコメントを控える」との談話を出した。

(引用元:河北新報 2011年6月25日)
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/06/20110625t61018.htm

◇福島原発「国の設置許可は無効」 東京地裁で口頭弁論

東京電力の福島第1、第2両原子力発電所の設置を許可した国の安全基準には問題があるなどとして、東京都台東区の男性が設置許可の無効確認を求めた訴訟の第1回口頭弁論が23日、東京地裁(川神裕裁判長)で開かれた。男性側は「事故で生活が脅かされた」と主張。被告の国側は訴えの却下を求めた。

男性側は訴状などで、都内でも浄水場で基準を超える放射性物質が検出されるなどした結果、「娘に安心して粉ミルクを飲ませることもできず、将来の健康被害におびえて過ごさざるを得ない」と主張した。

国側は事故で農水産物に被害が出ていることや、都内でも生活上の不便が生じていることは認めたうえで「直接的かつ重大な被害が想定されるのは、原発からせいぜい数十キロの範囲だ」と指摘。原告は220キロ離れた場所に住んでいるとして「原告適格がなく、訴えは却下されるべきだ」と主張した。

今回の訴訟とは別に、原発に反対する弁護士グループが、今秋にも全国で原発の差し止めを求める一斉訴訟を起こす計画。今後、司法の場でも改めて原発の安全性が議論されることになる。

(引用元:日本経済新聞 2011年6月23日)
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0E1E2E3848DE0E1E2E4E0E2E3E39180E2E2E2E2;at=ALL

△一般家庭の放射能不安はついに法廷での争いとなった。原発事故の影響で「生後4カ月の娘に水道水を使った粉ミルクを飲ませることもできず、健康被害に脅えて過ごさざるをえない」として、都内に住む男性(台東区に住む江藤貴紀さん30歳)が国を相手どり、福島第一原発の設置許可の無効を求める訴えを起こした。
「他の人が訴えていないのなら、誰かがやるしかないのではないか。できることならそうしたいと考えている人が非常に多いと思います」(江藤貴紀さん)
(6月23日TBSニュースより)

上の写真はこの前の水曜に解放された中国人の芸術家アイ・ウェイウェイ
彼は解放されたが(罪を認めたのと病気であるのを理由に中国当局は保釈にしたと述べる)彼と共に拘留された仲間の運命ははっきりわからない(その後彼らもまた解放されたと報じられる)
(BBC NEWS 6 June 2011)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-13914125