太陽が2つある惑星
◇NASAのケプラー望遠鏡が2つの太陽の周囲を軌道を描いて回る惑星を発見
ケプラー望遠鏡によって2つの太陽の周囲を軌道を描いて回る惑星が発見されたと米航空宇宙局が発表した。
映画「スターウォーズ」の惑星タトゥイーン(Tatooine:ルーク・スカイウォーカーやアナキン・スカイウォーカーの故郷)にたとえ似ているにしても、ルーク・スカイウォーカー、いや、そもそもだれもそこに存在していそうもないと科学者は話す。
ケプラー16bと命名される惑星は、土星のように住むのに適さない冷たいガス状惑星と思われる。
新しい発見物体は地球からおよそ200光年にある。
二重星を旋回する惑星が存在するかもしれないという点でこれまでもヒントはあったけれど、これはそのことを初めて確証するものだと科学者らは言う。
"気絶するほどきれい"
惑星ケプラー16bでは1日が終わるとき、ダブルの日の入りがあるという結果になると彼らは言っている。
ケプラー16bの二つの太陽は、我々の太陽大部分の69%と20%で我々のものより小さい、表面温度は概算で華氏100度から150度(摂氏73度から101度)になる。
惑星は65ミリオンマイル(104ミリオンキロメートル)遠くで、毎日229日、その2つの太陽の軌道、金星とどっこいどっこいの太陽の軌道を描いて回る。
2009年に打ち上げられたケプラー望遠鏡は、地球のような惑星を求めて我々の銀河系セクションをくまなく捜すため設計される。
「これはケプラーによる実に気絶させる測定だ」と調査の共同立案者であるカーネギー科学協会のアラン・ボスは言う。
「全くわくわくさせる事態は、ほら、じっとこの2つの星の周りを軌道を描いて回ったままの惑星があることだよ。」
ケプラーは決まって明るさがぼんやりした星々を見つけ出す、それは星と望遠鏡の間に軌道を描いて回る惑星があることを意味する。
NASAの科学者は、どちらの星ともに交互なれど規則正しい輝きの中に追加の一時的減少を見いだした。
調査結果は9月16日(金曜)号のサイエンス誌で報告される。
写真は、ケプラー望遠鏡が見つけた惑星Kepler-16b(NASA提供)
(引用元:BBC NEWS 16 September 2011)
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