見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2011/09/09

飲んだくれのヘラジカ


スウェーデンではヘラジカも飲んだくれ

妻殺しの容疑で逮捕された夫が晴れて無罪放免となった
代わりに警察は犯人をヘラジカにした
このヘラジカもまた "へべれけ"だったのだろうか?
飲んだくれて動けなくなったヘラジカの写真があんまりキュートなので記事を引用する

さて、わが家のボクサー犬、ヴァーモスもアルコール好きだ
昨晩はシャルドネだった こっちが飲んでるうちは決して離れようとしない

◇へべれけのスウェーデンのヘラジカがイェテボリの辺りのリンゴの木で発見される
はまりこんで動けなくなったときヘラジカは明らかに熟れたリンゴを捜し求めていた

スウェーデン南部の自宅所有者は隣人のリンゴの木に引っかかったべろべろのヘラジカを見つけたとき衝撃を受けた。
 
イェテボリに近いSaroに住むPer Johanssonは、隣の庭先で騒がしい物音をたてるヘラジカを発見した。

彼は緊急救援活動を呼ぶ、緊急救援活動は枝をのこぎりで切り離して酔っ払った動物を逃れさせる助けになった。ヘラジカは庭先に泊まって回復する。

明くる日、ヘラジカは二日酔いでありながら森林に立ち去った。

べろべろのヘラジカは秋を通じてスウェーデンでは珍しい光景ではない、秋にはあたりにたっぷりリンゴがある。
 
ヘラジカは、病気またはアル中か、「いくぶんとろい」かだとJohansson氏が言うのをAP通信社が報じた。

(引用元:BBC NEWS 8 September 2011)
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-14842999

最近のヘラジカニュースより:
おそらくヘラジカに殺されたと警察が判定を下したあとに、妻殺しの容疑で逮捕されたスウェーデン人男性が無罪放免になっている。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/8384143.stm
ところで、やはりアメリカはパレスチナの国家としての国連加盟に拒否権行使で応じると公言した
これで何度目だろう?1972年以降、ネットでわかる範囲だけでも、アメリカが拒否権行使で国連の反イスラエル決議案を阻止したのは40回以上(さらに増える)

◇米、拒否権行使を明言 パレスチナ国連加盟申請に

米国務省のヌランド報道官は9月8日の定例記者会見で、パレスチナが国連に国家としての加盟を申請すれば、米国は安全保障理事会での採決で「拒否権を行使する」と述べた。この問題で米政府高官が拒否権行使を明言したのは初めて。
(明言は初めてでも、事あるごとにパレスチナ代表を脅していた)

ヌランド氏は「国をつくることは交渉によってのみ達成可能で、米国はパレスチナによるニューヨーク(国連)での行動に反対する」と強調した。

パレスチナ側は今月20日にアッバス自治政府議長が国連の潘基文事務総長に加盟申請書を提出し、国連総会で演説するとしている。

(引用元;共同通信 2011年9月9日)

◇不十分で遅すぎる

アッバス議長は9月7日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラで2人の米オバマ政権代表と会った。

この2人はホワイトハウスのアドバイザー、デニス・ロス氏とデービッド・ヘール中東担当特使で、加盟申請を強行した場合、米議会はパレスチナに対する金融支援を止める恐れがあることを同議長に指摘したという。また、申請を行えば、イスラエルのネタニヤフ首相は和平交渉から手を引き、パレスチナ自治政府への態度を硬化させる公算が大であることから、同自治区の治安が悪化し、和平プロセスへの希望が打ち砕かれる可能性があるとも述べた。2人は「国連のルートは選択肢ではない」と指摘した。

アッバス議長は8日、国連戦略から撤退するよう米国が圧力を強めてきていると語った。しかし議長は、パレスチナを主権国家として認めるよう国連安全保障理事会に求める決議案を9月中に提出する方針に変わりはないとしている。

外交筋によると、米側は同議長に対していくつかの譲歩案を示したが、パレスチナの当局者は、内容は不十分だし、遅すぎると指摘した。

提案の一つは、中東和平を仲介している国連、EU欧州連合、米国、ロシアの4者が、イスラエル・パレスチナ交渉の条件をより正式に明確にする声明を数日中に出すというものだった。これは、新たな交渉では1967年の第3次中東戦争前の境界線を新パレスチナ国家を作る際の基本とするというオバマ大統領の姿勢を織り込むことを狙ったものだ。ただ、ネタニヤフ首相はこれまでのところ、こうした考え方に反対している。

(引用元:ウォールストリートジャーナル)
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_303598

◇国際連合安全保障理事会における拒否権(ウィキペディアより引用)

冷戦期には米ソがたびたび拒否権を行使し、国際政治の停滞と冷戦長期化の一因となったとの批判も根強い。冷戦終結後は、アメリカ合衆国によるイスラエル非難関連の決議での行使が目立った。特に、2011年2月18日に行なわれた「イスラエルの入植活動を非難する決議」案の採決ではアメリカが拒否権を行使し否決されたものの、他の全ての理事国14カ国が賛成し、アメリカの孤立が際立つ結果となった。これゆえ、大国の利己主義(同盟国擁護のためを含む)を通すためだけの規定との批判もある。
アメリカの拒否権行使=83回 (そのうちイスラエル非難決議に対して38回)
*ここで拒否権行使とは、その拒否権がなければ議決が採択された場合のことを言う

拒否権行使の例として:
2011年2月18日 イスラエルによるパレスチナ占領地での入植活動を非難する決議案
安保理理事国のうち14カ国が賛成、アメリカだけが拒否権を発動、決議案は廃案となる(オバマ政権初の拒否権)
2008年12月30日 反イスラエル決議案を阻止
2006年11月11日 国連安全保障理事会は11日、イスラエル軍が8日にパレスチナ自治区ガザの住宅地を砲撃、少なくとも住民18人が死亡した事件を非難し、同軍に自治区からの即時撤退を求めるカタール(非常任理事国)提案の決議案を採決したが、常任理事国の米国が拒否権を行使、同案は否決された。ボルトン米国連大使は「決議案は事件を公正に性格付けていない。イスラエルに対する偏見に満ち、政治的動機で提案された」と述べた。
2006年7月13日 イスラエルのガザ侵攻非難決議
アラブ諸国がイスラエルによるガザ侵攻阻止と拉致されたイスラエル兵の解放を求めて国連安全保障理事会に提出した決議案に対し、米国は拒否権を行使した。決議案は安保理非常任理事国のカタールが提出したもので、安保理理事国15カ国のうち10カ国が支持。英国とデンマーク、ペルー、スロバキアは投票を棄権した。
1980年ー2002年 イスラエルに対する非難決議など23件でアメリカは拒否権を行使