イスラエルの大規模攻撃
写真は、イスラエルの攻撃目標の一つの可能性のある、2007年対空砲によって守られたイラン・ナタンズのウラン濃縮施設(NY Times)
http://www.nytimes.com/2012/02/20/world/middleeast/iran-raid-seen-as-complex-task-for-israeli-military.html?ref=middleeast
◇ワシントン=共同:20日付の米紙ニューヨークタイムズは、核兵器開発疑惑が深まるイランに対しイスラエルが軍事攻撃を実施するには、戦闘機や空中給油機など航空機少なくとも100機を動員した「大規模で非常に複雑な作戦」が必要になると報じた。米国防当局者らの分析としている。
イスラエルは2007年にはシリア、1981年にはイラクの原子炉とされる施設を空爆で破壊した実績がある。しかしイラン攻撃には往復約3200キロメートルにもなる遠距離飛行が必要で、ナタンズの地下施設など4カ所に分散した主要核施設を同時に攻撃する必要がある。
米国側には、イスラエル軍の能力だけでは作戦遂行は困難で米軍の関与が求められる展開を危ぶむ声もあるという。
(引用元:日本経済新聞、読売新聞 2012年2月21日)
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E2E2E7908DE0E2E2E0E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195570008122009000000
◇オバマ大統領:イスラエル首相と会談へ
イスラエルのネタニヤフ首相とオバマ米大統領が来月5日、米ワシントンで会談すると、ホワイトハウスが20日発表した。イランの核兵器開発疑惑を巡り、オバマ大統領がネタニヤフ首相にイラン核関連施設への攻撃を思いとどまり、国際的な制裁や交渉による解決に向けて協力するよう直接説得する見通しだ。
イスラエル紙ハーレツによると、ネタニヤフ首相はイラン攻撃をまだ決断していないと米政権は判断している。一方、米メディアによると、イスラエルは「攻撃しない」と米国に確約することを拒んでいる。近い関係にある両国の間で認識に違いがある背景には、中東和平交渉の進め方を巡る意見対立を機に生じた首脳同士の個人的な不信感もあるとされ、会談で溝を埋めるのも狙いだ。
(引用元:毎日新聞 2012年2月21日)
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20120221k0000e030118000c.html
◇米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長は19日放送のCNNテレビの番組 で、核開発を続けるイランに対し軍事的選択肢だけを検討するのは時期尚早との認識を示した。イランへの空爆を辞さない構えのイスラエルには、現時点での軍事行動は非生産的だと忠告していることも明らかにした。
デンプシー議長は、国際社会による経済制裁について「イランに大きな打撃を与えている」と効果を指摘。「この段階での攻撃は地域を不安定化させ、イスラエルの長期的な目標を達成することにならない」と述べ、制裁強化を優先すべきだとの考えを強調した。
さらに、この問題でイスラエル側と緊密に協議していることを明らかにし、「イスラエルもこうした米側の懸念を理解していると確信している」と述べた。一方で、イランが制裁に反発して挑発行為に出た場合への備えや、米国が武力行使に踏み切る計画策定の重要性も強調した。
議長は、イスラエルがイランを攻撃した場合、「恐らくイランの核兵器開発を2、3年遅らせることはできるだろう」としながらも、「(核開発施設が地下深くにあるため)いくつかの攻撃目標には届かないだろう」との見方を示した。
(引用元:東京新聞 2012年2月20日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012022002000163.html
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