見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2013/05/13

振り子はアサドに味方する



シリアではアサドの軍勢が地固めをしつつあると、ワシントンポスト紙

ベイルート:シリアのアサド大統領に忠実な部隊が、イランとロシアの支援やレバノンのヒズボラの作戦行動として戦闘員の補助を得る新たな戦略により、テコ入れされて内戦の形勢を一変させ始めている。

これまでシーソーゲームのように激しく変動してきた上に、今は中東の大物を引きずり込む不吉な様相をおびている戦争は、これまでよりいっそう気まぐれに旋回しそうである。土曜にトルコの国境の町で少なくとも40人が死亡した爆弾テロ、先週末のダマスカスに対するイスラエルの空爆、反政府勢力を武装させる外部の権力による決断といった出来事は、再びバランスを傾かせる可能性のある多くの変数の一つだ。

けれども、今は振り子がアサドに味方して揺れていることに疑いはないとアナリストたちは言っている、先週オバマ政権とロシアがついに発起人となることに合意した野党との交渉が仮に催されるなら、期日を設定する強い立場にアサドを置くかもしれないと。

アサド寄りのアナリストは政府軍の大規模な再構築を評価する。一年以上続く戦闘、離脱、死傷者により、疲労消耗し士気をくじかれた型どおりのシリアの軍隊は少なくともヒズボラとイランの顧問によって訓練を受けた6万の不正規民兵の展開によって増強されている。

そうした中で、政権は、空爆や弾道ミサイルや大砲を含めて反乱軍が現場で支配するエリアにその支配力をはっきり表すため、従来の優勢を今まで通りに求めることができる。また、いやいやながらの西側諸国やアラブの同盟国から比較的低品質の兵器類のほんの散発的な補給をもらっているだけの反乱軍兵士と異なって、アサドの軍隊はイランとロシアから武器や弾薬の安定した供給を当てにすることができると言っている。