シャルリエブド最新号の表紙
◇シャルリ・エブド(フランスの諷刺誌「Charlie Hebdo」)はマンガに関して法的措置をうけるかもしれない
論議の的となる雑誌は、アラン・クルディ(Alan Kurdi)のことで諷刺マンガを発表したあと、憎悪犯罪を教唆するとして法的措置をうけるかもしれない。
アルジャジーラ 14 September 2015
問題の多いフランスの諷刺雑誌シャルリ・エブドは最新号で溺死したシリア人の幼児アラン・クルディのことでマンガを発表したあと、憎悪犯罪を教唆するとして法的措置をうけるかもしれない。
最初のマンガは、「Welcome immigrants, so close to his goal. (ようこそ移民を歓迎、ゴールに非常に接近。)」とあって、ピエロと「Promotion: Two children for the price of one.(宣伝商品:一人分の価格で子ども二人分)」の看板と共に見たところ幼児らしいものを表わす。
もうひとつのマンガ「キリスト教徒が水の上を歩くことを証明」は、部分的に水中に沈む子が「イスラム教徒の子は溺死する」と言っている時にイエスによく似ていると思われている男が水の上を歩いているのを表わす。
先週、トルコの海岸の波打ち際に運ばれた幼児の遺体の心を引き裂く写真が難民に関する世界的な戦慄と議論を突然起こさせた。雑誌の諷刺マンガはソーシャルメディアでいきどおりを誘発した。
Society of Black Lawyersの議長、ピーター・ハーバートは、シャルリ・エブドの行いを「憎悪犯罪と宗教上の迫害に対する煽動として国際刑事裁判所の面前に報告する」ことを協会が検討するとツイートした。
1月、アルカイダのメンバーであると突きとめられる武装した男性が雑誌のパリ事務所を襲撃して、建物の中で11人を殺害、他に11人が負傷した。
雑誌は予言者マホメットをあざける風刺画を発表していた。犯人の集中的捜査が結果として起こり、イル・デ・フランス地方で幾つか関連する攻撃があった、そこでさらに5人が殺害されて11人が負傷した。
http://www.aljazeera.com/news/2015/09/french-magazine-hebdo-mocks-drowned-toddler-150914200930751.html
◇シャルリ・エブドが溺死したシリア人幼児Aylan Kurdiのマンガを発表
インディペンデント紙 14 September 2015
フランスの諷刺雑誌シャルリ・エブドが最新号の表紙でシリア人幼児 Aylan Kurdiの死のことで風刺画を発表している。
12人を殺害したパリのシャルリ・エブド事務所でのテロ攻撃から8カ月後、雑誌は問題の多い中身を考案し続けている。
家族と共にシリアの内戦から逃れたがトルコの海岸で死んだ3歳の少年Aylan al-Kurdiの写真が世界中に伝えられて以降、ヨーロッパでの難民に対する国民の支持が意味ありげに増大するに及んだ。
シャルリ・エブドはどちらもAylanの死の画が入る2つのマンガを使った。
(諷刺マンガの内容とオンライン上の不快感については上のアルジャジーラ記事にダブるので省略)
風刺画はアーティストのLaurent "Riss" Sourisseauによって描かれた。シャルリ・エブド本社への攻撃以降、政治マンガ家はいつでも武装した私服警官に付き添われなければならなくなった。
Rissは、肩を撃たれたにもかかわらず銃撃を生き延びて、そのあとで雑誌の編集代理になった。
シンクタンクQuilliamの創設者、Maajid Nawazは雑誌のマンガを擁護した:
「審美眼(鑑識力)は常に見る人の見るところに存在する。だが、このマンガは私たちの反難民感情に対してのっぴきならない非難」と、彼はフェイスブックに書いた。「マクドナルドのイメージは、現代の最悪の人間悲劇のひとつに遭遇してそれをものともせず無情なヨーロッパの消費者主義についての焼けつくような批判である。」
「イスラム教徒が溺死するのにキリスト教徒が水の上を歩いているイメージは、(非常に明らかに)偽善的なヨーロッパのキリスト教徒の”愛”を批評している。」
「同胞のイスラム教徒、すべて誰でもが、例外なく私たちと衝突するわけではない。だが、もし私たちが、このように反応することでイスラム教徒を決めてかかったままにしておくと、彼らは間違いなくそうなる。」
http://www.independent.co.uk/news/world/europe/charlie-hebdo-cover-cartoon-jokes-about-death-of-drowned-syrian-toddler-aylan-kurdi-10499645.html
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