見つけた 犬としあわせ

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2015/08/20

3件の容疑の取り下げ

 
◇スウェーデンが取調べを続けると言明している時、イギリスはエクアドル大使館でのジュリアン・アサンジの庇護に異議を申し立てる
デモクラシーナウ! 14 August 2015

アサンジ滞在期間中、エクアドル大使館を警備するための値札1800万ドルはイギリスの納税者には”ありがたくない”と言ってイギリスはロンドンのエクアドル大使館でウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジに庇護を提供するとのエクアドルの決定に異議を申し立てる考えを発表しました。
これに答えてエクアドル外務省は、アサンジの監禁が非常に長く続いたことは悲しみに沈ませるとの声明を発表すると共に、スウェーデンで”オープンな司法手続き”を容易にしようとエクアドル政府が”31回”申し出たことを付け加えます。これはスウェーデンの検察がアサンジに対する性的暴行の取調べの一部を取り下げてわずか1日後に現れます、ですが彼がいまだかつて正式に起訴されていないとはいえ、徹底的調査の最も深刻な部分はしかるべき所にとどまります。
アサンジは3年以上ロンドンのエクアドル大使館に身を隠し、そこで政治的保護を受けました。大使館を離れるとすれば、ウィキリークスで果たした役割のゆえに起訴に向き合うため米国に引き渡されることを彼は畏怖します。
憲法修正第一条と人権擁護の弁護士Carey Shenkmanが番組に加わります。彼はマイケル・ラトナーや憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights)と共にウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジを弁護する代理人になります。

エイミー・グッドマン:有効期限(出訴期限)法が取調べの3つの要素で切れたという事実が公表されました。木曜日、ジュリアン・アサンジのスウェーデンの弁護士トーマス・オルソンはニュースを歓迎しましたが、検察官の事件の取扱い方を批判しました。

トーマス・オルソン:出訴期限が切れて以来、決定は予想されました。しかし、もちろん、ここまでに至ったことはひどく残念ですし、検察がこの事件にどう対処したかについてたくさんの問題を提起します。… 私たちがこの難局に居合わせている理由は大使館で尋問を受けるとのジュリアン・アサンジの申し出を数年の間、検察が受け入れなかったことで、彼らの見解として筋の通った理由はなにも述べられませんでした。弁護側によると、この予備的な取調べは大昔にすべての要素で打ち切られて当然でした、そして検察が尋問を実行しジュリアン・アサンジの見地からの説明を聴いていたとすれば、そうなっていたと私たちは確信します。

エイミー・グッドマン:エクアドルとスウェーデンの双方が、スウェーデン警察が大使館内でアサンジに面接する見込みのあることを遅らせたことで互いに相手を責めます。スウェーデンはどのような犯罪の責任もいまだかつて彼に課してきていませんでした。
さて、もっと多くを知るために、憲法修正第一条と人権擁護の弁護士Carey Shenkmanに番組に加わってもらいます。
Carey、最新ニュースを説明してもらえますか?まず第一に、いくらかのアサンジに対する告訴が取り下げられたと言ってはいけないーー

CAREY SHENKMAN:そうです。

エイミー・グッドマン:彼がいかなる時にでも起訴されていないから。

CAREY SHENKMAN:その通りです。

エイミー・グッドマン:でもこれらの問責、申し立ては期限が切れました。

CAREY SHENKMAN:その通りです。では、一歩下がって情況を客観的に眺めてみたいと思います、というのも、これらのインタビューをたくさんすることや、この問題を伝えることは、弁護団に所属する私たちには常にきびしいと思うからです、エイミーとホアン、まさにあなた方が指摘した通り、非常にわかりにくいですから。スウェーデンがいます。イギリスがいます。エクアドルがいます。アメリカ合衆国がいます。3年以上のあいだずっと大使館にいるアサンジがいます。この状況は全く先例がありません。しかし実はこの問題は非常に簡単だと考えます。そして簡単である理由は、ほぼ5年のあいだアサンジが簡単な解答を申し出てきたからです。そしてそれは彼を尋問することです。彼は長い間ずっと尋問してくださいとスウェーデン検察に申し述べてきました、しかるにスウェーデンの中でそれにまたイギリスに進むうち、今ではスウェーデンの裁判官、イギリス、エクアドルが加わります。

エイミー・グッドマン:そしてこれらは性的暴行の申し立ての問題を中心としています。一人の女性の申し立てに関してです(二人の女性がいました)、一人は現在まったく取り下げているのですね?

CAREY SHENKMAN:その通り。その通りです。

エイミー・グッドマン:そして現在、性的暴行のより重大な容疑は続いています、告訴されていないとはいえ、取調べは存続しています。つまり十分な証拠のない申し立てということです。

CAREY SHENKMAN:彼は起訴されていません。ですから、最初に言ったように、尋問してくださいと彼は頼んできました、すると検察官はそうすることを堅く拒絶したのです。次に彼はイギリスとスウェーデンから単純な約束を求めました、スパイ活動法(Espionage Act)によって彼を起訴するとのアメリカ史においてはなはだ先例のない試みに彼が向き合うことになるアメリカ合衆国に彼を引き渡さないと約束することです。

さて、昨日イギリスがエクアドルを非難する声明を出しました、要するに、この状況の責任は彼らにあると非難します、それは完全に常軌を逸していました、なぜならエクアドルにはアサンジに庇護を与えるまったくの権利があるからです。庇護(亡命)制度は文明そのものと同じくらい古いです。そして実際、イギリスとスウェーデンの両国はそれが彼らのためになる時は外交的庇護を認めます。これには先例があります。ですから、アサンジの庇護を認めないと言うのは、彼らとしては常軌を逸しています。

ホアン・ゴンザレス:ですが、この最後に残った申し立てについてはまだ出訴期限の法律が続くに相違ありません、将来、彼に起こりうる自由に関して目下の潜在的重要性は何ですか?

CAREY SHENKMAN:はい、そうですね、私たちの立場はずっと、これを最後にこの申し立ては取り下げられる必要があるということに置いてきました。そして昨日、4つのうちの3つの容疑が取り下げられたことは実証的でしたが、それはなにも検察官が行動したためではありません。検察官は文字通り押しつけられていたからです。そしてそれがこの場合のトレンドでした。

進展のいずれの部分にも、法廷によってでも現在の制限時間によってでも押しつけられる検察官がいます。しかしスウェーデンの裁判官は検察を批判していました、それは9ヶ月前です。「どうしてこの問題に関係しているのか?どうしてこの問題に関係しているのか?」と彼らは質問をしていました。それは4件の申し立てがあったときです。そして現在は1件だけあります。

結局、この問題はアメリカ合衆国に従事します。そして私が言ったように、2010年以降、機密扱いのデータ公表のためにアサンジとウィキリークスに対して活発な進行中の国家安全犯罪訴追手続きがあります。これはアメリカ連邦裁判所によってちょうど3月に確認されました。そして言論の自由や人権擁護団体からすこぶる批判されました。

実のところ、この前の年、50以上の組織が調査を継続させることで司法省を非難しました、なぜならば出版報道の自由をおびやかすからです。それゆえ、ウィキリークスに襲いかかる(捜査する)ことは、情報を得るプロセスと憲法修正第一条の権利に甚大な被害をもたらす影響を及ぼす先例をつくります。

http://www.democracynow.org/2015/8/14/britain_challenges_julian_assange_s_asylum?utm_source=Democracy+Now!&utm_campaign=494c24e1fa-Daily_Digest&utm_medium=email&utm_term=0_fa2346a853-494c24e1fa-190327541