見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2016/08/03

変化の象徴


@HillaryClinton
民主党全国大会で演説をした初のトランスジェンダー・パーソン、サラ・マクブライド:
「わたしたちの前進にもかかわらず、いっそうなすべき仕事は存続します。」

◇ハリ・ネフ(Hari Nef)と出会う:
俳優、モデル、そしてUKで初のエル誌のトランスジェンダー・カバーガール

変化の象徴(‘icons of change’)、エル誌のキャットウォークスターとのインタビューは、彼女の転移ではなく、才能一点に集中する

エル誌9月号「変化の象徴」に関するオールアバウトに特別なコレクター好みの表紙を印刷することにしたとき、エル誌の出版者らはスターが誰であるべきかについて直ちにわかった:俳優のKristen StewartとAmandla Stenberg、二人とも性的志向の伝統的概念に従うことを拒絶したため大ニュースになった;名声の頂点にある世界最大のポップバンドOne Directionから逃げた歌手Zayn Malik;そしてトランスジェンダー・モデルのハリ・ネフだ。

ネフの表紙はまず間違いなく4人のうちで最もかっこいい(急進的)。それについて初めてトランスジェンダーの女性がイギリスの主要な商業誌の表紙になったと記録する。だがそれ以上に60年代のフランスの若手女優のスタイリッシュなアンドロジニー(両性具有)にサイレント時代の映画スターの重くのしかかる瞼の凝視を混合するとして23歳のネフの印象的な非凡な美しさを特に目立つように示す。

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ネフがファッションから身を起こすのは速やかだった。マサチューセッツ、ニュートンの裕福な郊外で彼女は育てられた。両親は彼女が2歳のとき離婚した。エル誌のインタビューで彼女は自分のことを「生まれた時に男性と割りあてられためめしい男」のグループと説明し、常に自分は女性であると感じたと述べる。十代の時、彼女はもっとはっきりとそれを表現し始める。「ある服が着たかったが着ることができなかった」と彼女は説明する。「とにかくまあ着たんだけど、同僚や母親との摩擦が常にあった。」

彼女はコロンビア大学で演劇を学ぶためにニューヨークに出発する変化を開始して卒業でスーパーエージェンシーIMGによって先を争われる、彼らと契約する最初のトランスジェンダー・モデルだ。雑誌やキャットウォークで人気がある男女のための性別のない服を特に目立つよう示したポップアップストアAgenderのためのSelfridgesの最近のキャンペーンで彼女には際立つ役割があった。そしてスウェーデンのブランドからハンドバッグ会社Mansur Gavrielまで、だれでも皆のためのキャンペーンに出演した。

「ボストンで身を隠し3年間気楽に暮らすことができ、わたしの移行を実現して声をより女性らしくするためヴォイスレッスンを受けることができ、性再配置の手術の機会を得ることができた、移行を完了することに時間をかけたが、わたしは待ちたくなかった」と昨年アメリカのヴォーグ誌に彼女は語った。「わたしは世に立っていたかった。」

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スナップ写真を撮るとき無邪気にかわいらしく微笑むのを拒絶するのは彼女の魅力のかなり大きい部分だ。彼女の経歴は「わたしには仕事を超えている。それは政略にかかわる」とヴォーグ誌に語った。彼女のツイッターのアカウントからのリンクは全米トランスジェンダー平等センターに通じる。そしてゆるぎないリベラルな教育と、おそらく不釣り合いに殺害されるトランスジェンダーの黒人女性によって突きつけられるプレッシャーとの対比について彼女はしきりに話した(2015年に殺害された22人のトランスジェンダー女性のうち19人が黒人女性だった)。「2015年、白人のトランスジェンダー女性としてわたしは機会を与えられた。有色人種(特に黒人)のトランスジェンダー女性であるためにアメリカで9人が殺害された」と彼女は昨年の夏、ツイートした。「アメリカで遇される白人のトランスジェンダー女性と黒人のトランスジェンダー女性のあいだにひどく露骨な相違がある。」

彼女は性差の構成概念やレッテル付(分類)を含めて社会の脅迫概念について均等に遠慮なく話す。エル誌のインタビューで彼女は述べる:「理想の世界において、わたしは身体を変える必要がない。このようなことをまったくする必要がありません。かわいいとか、“女性らしく”ある必要がないのです。」

“Free the Femme:生き残りの美学”と題する2015年の会議主催者Tedのための談話において、彼女はもっとあからさまだった、そして一様に自分がいる状態に気づく危険の原因となるトランスジェンダー女性を引用してはっきり述べた:「もっと高く流動的なフェミニスト(女権主張者)のりっぱさの美学のために、生き残り、特にトランスジェンダーの生き残りの美学にそろそろ席を譲ってもいいころです。」

https://www.theguardian.com/society/2016/jul/30/hari-nef-changing-world-transgender?CMP=twt_gu