見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2018/07/03

マイノリティの女性の勝利

写真はカート・コバーンとバロウズ
1993年、カート・コバーンはカンサス州ローレンスの自宅に
ウィリアム・S・バロウズを訪ねる


自分が勝ったことを知った瞬間、驚く
コルテスのゴージャスな笑顔がその日ずっとツイッター上で流れた……

6月26日、10期現職の下院議員ジョー・クローリーからニューヨーク第14下院議員選挙区の議席を取り上げた28歳の元バーテンダー、アレクサンドリア・オカシオ・コルテスのことを話すのを誰もとめられないようだ。


◇28歳サンダース系女性が民主党重鎮議員に勝利――アメリカで起き始めた有権者の逆襲
business insaider japan Jun. 29, 2018

アメリカは常に変わろうとしている。その動きが表面化し始めた。

無名の女性活動家アレクサンドリア・オカシオ・コルテスが、ニューヨーク市クィーンズ区画で行われた6月26日の民主党下院議員予備選挙で10期当選の重鎮ジョン・クローリー(56)を得票率58%で破った。2018年の中間選挙前に民主党選出の下院議員を絞り込むものでコルテスの選挙資金はクローリーの10分の1という戦いだった。しかし有権者は彼女を選んだ。

コルテスは、2016年の大統領選挙で民主党から立候補した若者に人気のバーニー・サンダース上院議員(76)の選挙を支援し、「国民皆保険」、「大学の授業料無料化」など、民主社会主義的な公約を掲げた。プエルトリコ系で移民が多数派を占めるクィーンズ区で白人が下院に選出されているのはおかしいと訴えて大勝した。

「ラティーノの政治経験がない女性が白人男性を破るというのは今年の中間選挙の傾向を占うことになるかもしれない。」
「民主党の中でも支配層に対する不信から、より進歩的な候補者が選ばれる傾向が広がるかもしれない。」とニューヨークの1選挙区のローカルニュースが全国ニュースとなって1日中騒がれた。

コルテスは1年前まではニューヨークの中心部のタコスレストランでバーテンダーとして働いていた。

「これはお金と人々との戦いだ。」
「私には人々がついている。あっちにはお金がある」とした通り、選挙戦中、クローリーのテレビCMはローカル・全国ニュースの間に頻繁に見たがコルテスのCMは一度も見なかった。

一方、クローリーは14年間予備選挙では無風で勝利し、今回は2度あった候補者討論会もワシントンでの公務を理由に欠席していた。

民主党内でサンダース型の候補者が有利になるという見方に対して、民主党トップのナンシー・ペロシ少数党院内総務はこう反論した。
「コルテスのケースはニューヨークの非常にリベラルな1選挙区だけで起きたことです。」

一方、2018年11月に行われる中間選挙では下院・上院議員、州知事から地方自治体議員に至るまで過去最高の女性候補者が登場する見込み。AP通信によると、下院議員選挙で309人、上院議員で42人が立候補する予定だ。

背景はトランプ大統領の政策やセクハラや性的暴行をなくそうとする#MeToo運動の盛り上がりだけではない。白人男性という従来の支配層に挑むマイノリティの代表として女性が立ち上がるという傾向にもつながり、共和党でも過去最高の女性候補者が名乗りを上げている。

中間選挙だけでなくアメリカでは人々が声を上げて具体的な運動につながる傾向が広がり、継続している。

https://www.businessinsider.jp/post-170282