見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2022/08/25

モグラはだれなのか

 


◇司法省はマールアラーゴの捜索の影に隠れる宣誓供述書を開示しないよう求めている

文書を開封すると、ドナルド・トランプに対する公式の取調べの射程が明らかになる可能性がある、トランプのチームは最近のできごとにあわてふためいている

ガーディアン紙 2022年8月15日


アメリカ司法省はドナルド・トランプのマールアラーゴを捜索するほぼ確実な理由をFBIに与えた宣誓供述書を開示しないよう判事に求めた、そして前大統領を包囲する強まる犯罪捜査への洞察と運命を共にするトランプの助けとなる最上位の人たちの間で不信感を悪化させる。


マールアラーゴの捜査令状がスパイ行為法違反など3件の犯罪的違反の現状の可能性に言及していることを示した数日後、司法省はトランプの政府機密の無断保持への調査の射程を明かしかねないので宣誓供述書は開示されるべきでないと主張した。


FBI捜査官は一週間前(8月8日)、米国に損害を与えたり敵を支援する可能性のある国家安全保障情報の権限のない(許可されていない)保有を禁止するスパイ行為法に言及した捜査令状を実行し、トップシークレットと記された文書を含む、約20箱分の資料を押収した。


宣誓供述書の開示の反証となる中で、開示はまたマールアラーゴの調査だけでなく、前大統領に近いと思われる追加の証人から協力を得る能力を損なう可能性があると司法省は述べた。


トランプに対する多数の捜査にまだ協力できる可能性のある目撃者、見たところでは前大統領の行動を熟知している人物の存在が再び側近をあわてさせて、トランプの権力中枢部の側近グループ内の不信をいっそう深刻にした。


トランプのソーシャルメディア・アプリ、Truth Socialでトランプが反撃した。トランプは「マールアラーゴの予告されていない急襲を正当化するのはダメだ」と投稿した。「わたしは、この実にひどい、衝撃的な侵入に関係する完全に編集されてない宣誓供述書の即時公開を求める。」


トランプの政府文書の許可されていない保持への取調べで司法省がいったい何をしようとしているかを見抜く眼識の欠如は、前大統領にとって危険な時期の一週間にトランプの法律チームと補佐官を深刻に挫折させた。


元連邦検事補でトランプの最上位の戦略家スティーヴ・バノンの弁護士としてもふるまう、エヴァン・コーコランが率いるトランプの法律チームの少なくともひとりの弁護士は、司法省が次にどんな手続きを取るかもしれないか眼識を求めてこの記事を取材する記者に電話をかけている。


FBIがマールアラーゴを去った直後に勃発し、前大統領に近い人物がFBIの情報提供者になったという疑惑を突然起こさせたことが、すでにトランプのまわりで日々の役割がある降格された顧問団内の緊張した雰囲気に加わった。


これらの憶測はおもに、FBIが最新の情報を使ってマールアラーゴで犯された犯罪があったとのまず確実な根拠をどうやって確立したかについて情報が広まるなかで出てきた。


トランプに近い複数の情報筋によると、疑惑は当初は3月頃に職務を辞任した長年のトランプの付き人のニコラス・ルナと、ホワイトハウス大統領執務室の元運営責任者モリー・マイケルに集中した。


ルナは1月6日連邦議会議事堂襲撃事件への議会調査によって召喚されたがこの事件についてFBIに話さなかったと情報筋のひとりは言った。そしてマイケルもまたトランプの勢力圏を離れる予定だが、彼女の離脱はルナのように辛辣なものではなかったと情報筋は言った。


週の半ばの焦点は、フロリダ、パームビーチの会員制リゾートのマールアラーゴの従業員と他のスタッフに転じたと情報筋は言った。その一因は、どの部屋を捜索する必要があるか、部屋のどこを捜索する必要があるか、FBIが正確に知っていたからだと思われる。


だが、週末にかけて、FBIが所有物から革張りの箱を移し、トランプの金庫の場所をすでに知っていたというすっぱ抜きに続いて、詮索は再びまだ疑われていない他のだれかに移ったと情報筋は言った。そのだれかにはトランプの家族も入るという。


https://www.theguardian.com/us-news/2022/aug/15/donald-trump-mar-a-lago-search-justice-department


今、アメリカの国民の関心事はトランプの機密文書隠匿の事実を誰がFBIにリークしたかだ。

そんな矢先に、それは「クシュナーだ」という強烈な推測が飛び出した。つまり、自分の容疑を逃れるために義父を売ったというのだ。

言い出したのは、ドナルド・トランプの唯一の姪、臨床心理学博士のメアリー・トランプ。

トランプ前大統領を専門分野の心理学から分析した著書を出し、その中で彼のことを「自己陶酔性臨床的障害」と診断して一躍脚光を浴びた人物だ。

博士は、クシュナーをリーク犯とした理由としてサウジアラビアとの関係を挙げる。

上級顧問在任中、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と親密になり、退任後、自分の企業に20億ドル投資を受けた「怪しげな取引」で訴追されるのを免れるために機密文書のありかを教えた、事実上の「司法取引」との見立てだ。


◇おそらくジャレッド・クシュナーがマールアラーゴ通報者であるとメアリー・トランプは推測している

クシュナーが20億ドルのすごいサウジのビジネス取引に関連する疑惑や面倒な事態のために情報を引き渡したかもしれないと彼女はほのめかす。

ハフィントンポスト紙 Aug 14, 2022 by Mary Papenfuss


ドナルド・トランプの姪は、金曜の“The Dean Obeidallah Show”のラジオインタビューでモグラ(たれこみ屋)の正体についていちばんの推測を尋ねられたとき、イバンカ・トランプの夫で前ホワイトハウス特別顧問のクシュナーを特に選んだ。ウォールストリートジャーナルとニューズウィークによると、情報提供者はマールアラーゴの機密文書の存在のみならず、それらが保管されている場所を特定して知っていたとされる。


「とにかく、いったい誰がこの盗品に接触できたかから始める必要があります」とメアリー・トランプは述べた。


彼女はまた、ドナルド・トランプからますます冷ややかに離れているように見えるクシュナーがホワイトハウスを去った後、サウジとの巨大ビジネス取引に関連する疑惑または面倒な事態のために連邦当局者を手助けしたかもしれないとほのめかしもした。


以前にそのような事業を動かした経験がまったくないにもかかわらず、「ジャレッドがなぜ20億ドルを手に入れたか、わたしたちはしっかりと調べてみる必要があると考えます」とトランプは特に言及し、サウジアラビア政府系基金からのクシュナーの新しい未公開持株会社(private equity firm)への驚くべき投資を引き合いに出す。


基金はサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が議長を務める、サルマン皇太子はアメリカの諜報機関がワシントンポスト紙のサウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショギの殺害を命じたと断定している人物だ。


「なぜクシュナーが何ヶ月もこんなに長い間おもてに出なかったのかしっかりと調べてみる必要があります。面倒な事態を抜け出すために、あるいは少なくとも彼らが抱えている面倒な事態を軽減するために、ドナルドを追い込むのと同じくらい大ばくちを必要とするこれへの関与が示唆されるのは誰かについても考える必要があります」と彼女は続けた。「ジャレッドの立場にいる誰かのように思われます。」


彼女はあいまいな返事をした:「ジャレッドだと言っているのではありません、でも、そうかもしれない。」


前大統領は目下、スパイ行為法違反の可能性、捜査妨害、記録の削除または破棄の疑いで取調べられている。


TVのトーク番組の司会者トム・ハートマンはTwitterで、サウジ、またはロシアのウラジーミル・プーチン大統領が貴重なアメリカの情報に“数十億”払うだろうと特に言及した。


元弁護士のラジオの司会者ディーン・オベイダラー(Dean Obeidallah)はクシュナー、ドナルド・トランプ(息子)、サウジ、そしてハンター・バイデンを疑っている。


トランプの前弁護士でフィクサーのマイケル・コーエンは先週、彼もまたクシュナーかトランプの子どものひとりが、もしかして情報提供者だと思うとビジネス・インサイダーに語った。


「まちがいなく、彼の権力中枢部の側近グループの仲間だよ」とコーエンは言った。


クシュナーはただちにコメントしようとしなかった。


https://www.huffpost.com/entry/mary-trump-jared-kushner-trump-mar-a-lago-documents-snitch_n_62f98100e4b045e6f6ae8d5e


◇ハーバード卒、ジャレッド・クシュナー前大統領特別顧問

祖父はホロコーストを生き延び、アメリカの地を踏んだユダヤ人移民。

△クシュナー家の醜聞

Mashup Reporter 2020-12-26


1990年代から不動産開発業で成功を収めた父親のチャールズ・クシュナーは、 2005年に脱税と証人買収、違法な政治献金など18件の罪で有罪を認め、2年間の実刑判決を受けた。


捜査を担ったのは、当時連邦検察官で後にニュージャージー州知事となったクリス・クリスティーだった。


ワシントンポスト紙によると、チャールズは民主党に多額の政治献金をするために自分以外の名前を使用。この中には当時学生だったジャレッドも含まれていた。ジャレッドがハーバード大学を卒業するまでに息子の名前で9万ドルを寄付していたという。


チャールズの政治献金は兄弟間の確執に発展。兄のマレー・クシュナーは事業資金を献金に流用したとしてチャールズを提訴。当時担当していた会計士も、証拠を提出したところ不当に解雇されたとして訴訟を提起した。


チャールズは、自分を裏切った家族に警告するため、売春婦に1万ドルを支払って、実の妹エスターの夫、ビル・シュルダーを誘惑させたうえ、ホテルに設置したビデオカメラでセックスの様子を盗撮。ビデオと写真をエスターに送りつけた。


チャールズは、テープを送りつけるために私立探偵を雇い、妹家族がパーティを開く直前に送るよう指示した。だが、エスターがテープをFBIに持ち込み、チャールズの逮捕へとつながる。


チャールズさらに、会計士を陥れるために売春婦に支払いをしようとしたが会計士は女性を拒んだ。


クリス・クリスティーは昨年、PBSのインタビューで、チャールズの身内に対する報復について、検察官の経験の中で「最も胸糞の悪い犯罪」だったと話している。


父親が有罪判決を受けたことで、クシュナーは検察官になる計画を断念。家族の事業を引き継ぎ、2008年にクシュナー・カンパニーズ(Kushner Companies)の最高経営者に就任した。イバンカとは2005年にビジネスランチで知り合ったことをきっかけにデートを始めた。クシュナーが厳しい戒律を守る正統派ユダヤ教徒であるため、2人の関係は一時破綻したが、イバンカが最終的にユダヤ教徒に改宗。2009年に結婚し、3人の子供をもうけた。


夫婦は、ごくわずかな著名人が住むフロリダ州マイアミのプライベートアイランド、インディアンクリーク島(Indian Creek)に土地を購入したと報じられている。


なお、トランプが父親のチャールズに恩赦を与えた際、ホワイトハウスは声明で「チャールズ・クシュナーは重要な慈善団体や活動に身を捧げてきた」として、「この慈善活動の記録は彼の虚偽の納税申告の準備と証人への報復、連邦選挙委員会に対する虚偽申告による有罪と2年の実刑を小さくするものだ」と発表している。


https://www.mashupreporter.com/who-is-charles-kushner/


△メディアを避け、その「素顔」はほとんど知られていない。

そのジャレッド・クシュナーが8月23日、ホワイトハウスでの4年間を振り返った回顧録(写真)を発売した。

執筆中、彼が「トランプ政権の業績を横取りしている」との噂を聞きつけてトランプが激怒したとの報道もあった。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71482?page=4