見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2024/03/31

イスラエルの冷酷な情報戦

 


3月14日、EXPO2025は新たに11カ国から大阪・関西万博への公式参加表明があったことを喜んで報じた

そこには、ガザ地区でジェノサイド(民族大虐殺)を、ヨルダン川西岸地区でアパルトヘイトを犯している国、イスラエルの名があった

こんなのおかしくないか!ジェノサイドもアパルトヘイトも、食料援助物資を止めることでパレスチナ人を飢えさせるのもダメなんだと、あらゆる場面で示さないといけない

少なくとも日本の国民はイスラエル製品を買わないこと、イスラエルを支援する企業のものをボイコットすることはできる

https://www.expo2025.or.jp/news/news-20230324-01/


#国際司法裁判所に持ち出されるイスラエルに対するジェノサイド(民族大量虐殺)訴訟でアイルランドが南アフリカの仲間に加わると発表した


#ガザは飢えに苦しんでいるのではありません。ガザはイスラエルによって意図的に餓死させられているのです。

イスラエルが認めさえすれば、ガザで飢えに苦しんでいるパレスチナ人たちは10分以内に救援物資を受け取ることができます。

ガザの強いられた飢餓はジェノサイド行為です。


#ベルギーの首都がようやくイスラエル入植地からの製品の購入を禁止した。

すべての西側諸国があとに続くべき正しい方向への第一歩だ。



◇パレスチナ人から人間性を奪うイスラエルの冷酷なプロパガンダ活動


戦争犯罪の検証可能な証拠を提供する代わりに、 Zakaのボランティアは別の目的を果たしている。彼らはイスラエルのプロパガンダ活動にうってつけの非常に貴重な一部だ。パレスチナ人に対する全面戦争を推進するイスラエル政府当局者らは、女性を性奴隷にし、2014年頃から始まる処刑動画の相次ぐ投稿により世界に衝撃を与えたイラクとシリアを拠点とするテロ組織、IS(イスラム国)に似たものとしてハマスを描写する。


イスラエルのニュースサイトYnetとのインタビューで、公共外交機関、首相の国家情報局のコンサルタントであるEitan Schwartzは、Zakaボランティアがニュース報道にどのような影響を与えたかを説明した。


「発生したときに現場で最初に対応に当たる者としてZakaボランティアの証言はイスラエル南部の残虐行為を暴く上で戦争を取材する海外のジャーナリストに決定的な影響を与えた」と彼は述べる。「イスラエル国家全体がハマスはISISと同等であるとの物語を組み立てることに乗りだし、強大な戦力で行動する国家の正当性を深めることに従事した。」


「最も困難な光景に触れさせられる組織の驚くべき男たちの直接体験によって得られた証言は記者たちに多大な影響があった」と彼は続けた。「Zakaのこれらの証言は恐怖を引き起こし、残忍非道な人間とはまさにこのことだと記者たちに明らかにした。」


Ynetの同じ記事で、政府の報道局長Nitzan Chenはこのように言っている。「驚くべきZakaの連中の効果的な活動なくして、わたしには外国報道機関に対するイスラエルのHasbara擁護活動を想像するのは難しい。」(Hasbaraは通常、釈明とか外交と訳されるが、実際にはイスラエルの戦略的目的を果たすために世論を形成することでの高度な情報戦のこと。)


西側メディアは Zakaの新聞だねを真に受け、熱心に聞いた。ランダウが拷問された家族の顛末を語るイスラエル政府のビデオには「HAMAS = ISIS」と大書きされている。


10月7日後の政治的反応は、まるでコーディネートされたキャンペーンのように展開した。イスラエルのネタニヤフ首相が先頭に立ち、10月9日に「ハマスはISIS」だと宣言した。ネタニヤフのライバルであり与党のパートナーであるベニー・ガンツはガラント国防相や他のイスラエル当局者がしたようにスローガンを支持して結集した。数日内にアメリカの高官たちも一列に並んだ。ブリンケン国務長官とペンタゴンのオースティン長官の両氏が同じ感想を繰り返した。バイデン大統領までも、「ハマスの残忍さ、この血に飢えた行為は、ISISの最悪の暴行を思い起こさせる」と述べた。


現場での募金活動

イスラエルの報道機関、特にZakaに対するハーアレツの調査報道は、宗教的懸念とカオスが攻撃後の法医学的証拠の収集を妨げたというイスラエルの主張を繰り返す、軽々しく信じやすいメディア報道に疑問を投げかけている。

ハーアレツによると、Zakaの人員とIDFイスラエル国防軍のラビたちの兵士が遺骨回収のために派遣された後、収集したものの多くが破損した。回収の訓練を受けた兵士らが攻撃の2週間後にようやく音頭を取ったとき、彼らはZakaの行動に驚きあわてた。


Zakaの前身である男性ボランティアからなる超正統派組織は、1989年にYehuda Meshi-Zahavによって組織化され、1995年に正式にZakaとなった。ハーアレツによると、組織は予算を寄付と政府の提供品に依存しており、10月7日以降、どちらもできるだけ利用した。イスラエルの新聞はZakaのメンバーが死体近くで募金活動を行っている写真を掲載した。攻撃から2週間後、現地での働きに対して国防省はZakaに報酬を支払い始めた。


入手可能なすべての証拠はZakaが現金投入を必要としていたことを示唆する。組織は10月7日時点で破産寸前だった。2022年のハーアレツの調査によると、Zakaは過去5年間、ボランティアの数を実際の3倍以上と主張することで数百万ドルの公的資金を手に入れた。


Meshi-Zahavの支配のもとに組織は金銭と虐待のスキャンダルに付きまとわれた。Meshi-Zahavが未成年者に性的暴行を加えたと申し立てる「少なくとも20件の事件」を知っていたにもかかわらず、警察は彼を捜査することを怠り、2014年に起訴することなく事件を終了させた。2021年には、Meshi-Zahavがレイプし、暴行し、脅したと主張して十数人以上が名乗り出た。「彼は申し立てによると自分の地位、権力、カネ、彼が率いる組織のZakaを悪用して、十代の若者や… 少年少女たち、わずか5歳の子を暴行した」とハーアレツは報じた。この虐待は家族の事件だった。


警察はZaka幹部や超正統派コミュニティの人物が虐待について知っていたことをうすうす感じたが、批判を黙らせるのに手を貸した。Meshi-Zahavは虐待疑惑が報じられた直後に自殺を図り、1年後に死亡した。


タイムズ紙の組織に関する紹介、あるいは Zakaボランティアを特集した他のアメリカのメディアのどの記事にも、この歴史についてはまったく触れられていない。それに対し、前向きな報道はZakaのイメージと資金にとって恵みとなった。


ZakaはFacebookで募金活動を行い、Googleに寄付広告を出している。10月7日の数日後、限定化した募金活動が突如現れて、カネがZakaのさまざまな団体に流れ始めた。このグループには北米のユダヤ人連盟から分け与えられる2億4200万ドルの一部が降り注いだ。グループはチップ製造の大手Nvidiaからの1500万ドルの寄付を共同で使う。億万長者のRoman AbramovichはZakaに220万ドルを約束した。11月19日マンハッタンでの“イスラエルのための一致団結コンサート” でランダウがステージでZakaのために集められた$1,000,430の看板を表示した。組織のウエブサイトZakaworldには350万ドルを上回るキャンペーンがあり、別の10月7日以降の募金活動は総額ほぼ210万ドルにもなったらしい。攻撃以降、少なくともZakaは1370万ドルを稼いだとハーアレツは算出する。


Zakaボランティアは死体を袋に詰めることよりカネを手に入れることに熱心であるようだ。


“病理学の専門家ではない”

Zakaは組織のメンバーの証言に欠陥があることを認めている。ハーアレツ紙はハマスによって胎児が切り取られた妊婦の死体についてのランダウの話が誤りであることを暴いた。警察には事件の記録がなく、主要な遺体安置所の病理情報源も事件を知らなかったと述べた。


ボランティアの証言に裏付けとなる証拠が不足していることについてZakaはハーアレツに宛てた声明で、「ボランティアは病理学の専門家ではなく、目撃証言を除いて、殺害された人物やその年齢を特定したり、どのように殺害されたかを明らかにする専門的なツールを有していない」と述べている。


https://theintercept.com/2024/02/27/zaka-october-7-israel-hamas-new-york-times/