見つけた 犬としあわせ

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2007/08/03

イランを視野に莫大な武器売却ばなし



ワシントンが、サウジアラビアと他のペルシャ湾岸諸国への今後10年間で総額200億ドル(約2兆3700億円)の武器売却一括取引の提案を展開しているのを、28日政府高官が正式に認めた。
ニューヨークタイムズ紙が一番に報じたこの売却の提案は、ペルシャ湾岸地域で起こりうるイランの侵略を迎え撃つサウジ軍の能力をアップグレードする目的に向けたものであると当局者は話している。以下CNNニュースより

「これはすべてイランをめぐるもの」だと言った当局者はサウジとの話し合いがまだ続いており武器売却取引が完了してないのを理由に匿名を条件にCNNに語った。
イスラエルは武器一括取引に反対が高まるのを期待しており、先のサウジ武器取引についても懸念を表明してきている。
イスラエルがその地域で「質的な優勢」を維持せねばならないのをブッシュ政権は心に留めていると当局者は語った。
もっと論争を呼ぶ提案のひとつは、JDAMとして知られる衛星誘導爆弾を初めてサウジに売却することかもしれない。おそらくこの売却には500ポンドと2000ポンド級の空中発射爆弾が含まれることになるだろう。
サウジがこの精密集中攻撃(空襲)の能力を持つについてはイスラエルが大変心配する、そこで米国はできる限りイスラエルから遠く離れてこの武器の基地を作ることで話し合うつもりでいると当局者は語った。
議論中の他の要素は新型軍艦と、合衆国がすでに使用する高性能の空対空ミサイルと高性能のパトリオットミサイルだ。
売却の提案は、来週ロバート・ゲイツ国防長官とコンディ・ライス国務長官がサウジ当局者と会うとき、話し合いの主要議題になると思われる。
売却は議会によって承認されなくてはならない。
なお、ニューヨークタイムズによれば、サウジのほか、隣接する親米国のバーレーン、クウェート、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦への売却が検討されているとのこと。米政府は今秋の合意成立を目指している。

また、こんなニュースもあります。6月7日配信BBCニュース より
「サウジの王子 武器売却でキャッシュ受け取る」
ユーロ戦闘機 サウジとの武器取引はUKには数十億の価値があった
英国とサウジアラビアで交わされた400億ユーロの武器取引を交渉したサウジの王子が10年以上も秘密の報酬を受け取っていたのを、BBCの徹底的調査が見つけている。
UKの最大手の武器商人、BAEシステムズは、元駐米サウジ大使、バンダル・ビン・サルタン王子(ブッシュの兄弟とも呼ばれ、ブッシュ家では家族同然のもてなし)に数億ポンド支払った。

写真は、戦時の強制的慰安婦(sex slaves)の方々の写真を持って日本政府の公式謝罪を求める人々。BBCは、戦時の従軍慰安婦に対して正式に謝罪することを日本政府に求める米国の決議案に日本の安倍晋三首相が「遺憾だ」と述べていると伝えています。写真はその記事のものです。
次の写真はIRAアイルランド共和軍の戦士。7月31日、40年近くにわたったイギリス軍部隊の軍事行動が終了しました。1970年代以来、イギリス政府は北アイルランド過激派との闘争に30万以上の部隊を投入してきています。5月8日、北アイルランドに自治政府が復活したことで、むごい流血の過去に区切りをつける動きが加速しました。