見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

August 04, 2007

アンダーソン・クーパーとは何者?



ミネソタのツインシティ、中心都市ミネアポリスとセントポールを結ぶ州間高速道路85W線の橋の崩落はすごかった。その前のニューヨークの蒸気管爆発のようなインフラの老朽化が招いた事故かと思ったら、これが開通したのが1967年だと言うから完成からまだ40年足らず。一昨年から昨年にかけて問題が見つかり、一部では「全面的架け替え」を押す報告もあったらしい。なのに「小さな政府論」が伝統の共和党のティム・ポウレンティー知事は、経費や工事による交通渋滞の経済的波及を恐れて問題を先送りしてきた。一部天災を含むカトリーナの場合とは異なり、今回の橋の崩落は100%人災だ。連邦にしろ州にしろ、誰も責任を言い逃れたりごまかしたり転嫁できるものではない。
ついこの間のYouTubeディベートでも高得点を獲得し、人気と信頼度が急上昇中のCNNのアンダーソン・クーパーがここでも奮闘する。カトリーナの時と同様、彼は現地に張りついて、腰の低い報道をしている。他局のニュースキャスターとは異なり、問題をあんいに政治に結びつけるのではなく「どうして橋は倒壊したのか?」「どうして犠牲者は死ななくてはならなかったのか?」そして「全国にあるという欠陥構造の橋はどの程度危険なのか?」という問題を必死に問いかける内容は秀逸だったと評価されるに至っている。
では、このアンダーソン・クーパーとは何者なのか。今朝は彼のことが知りたくなった。いまや単なるCNNの人気看板キャスターというだけではなく、アメリカンポップカルチャーのアイコン的存在にもなっているというのだから。日本でも彼を追いかけるファンのブログが幾つもあるのを発見。
実はこのアンダーソン・クーパーは名門家の出身。ヴァンダービルト家といえば「超」が幾つもつくような大富豪。母親は鉄道王の娘でデザイナージーンズの走りといわれる有名なジーンズデザイナーのグロリア・ヴァンダービルト。父は作家のワイアット・エモリー・クーパー。だが、父は心臓発作ですでに他界、兄のカーターは23歳で自殺をしている。1988年7月22日、ニューヨークにある母親の14階のペントハウスのベランダから飛び降りたのだ。こういうことが彼の取材の視点に影響してるのだろうか。以下、WHO'S WHO より
アンダーソン・クーパー:
1989年エール大学(政治学)を卒業。卒業後チャンネルワンに就職(チャンネルワンは米国内の中学生や高校生など若者向け番組を制作する放送局)。6ヶ月特派員として仕事した後に1年間報道の仕事を中断してベトナムに滞在、ハノイ大学でベトナム語を学ぶ。それ以後、ビルマ、ソマリア、ルワンダなど、紛争地域から映像と記事を配信するようになった。
1995年ABCニュースの特派員になり、ABCワールドニュースナウの共同キャスターになる。そして2000年にはABCのリアリティー番組「The Mole」の司会者になる。だが「The Mole」2シーズン目に入るとCNNに移籍。2001年にはCNNのニュース番組を担当する。そして2003年9月8日、平日夜のニュース番組「アンダーソンクーパー(AC)360°」のキャスターになった。2005年の大幅な番組変更により、彼の番組「AC360°」は午後10からの2時間番組になる。
彼の徹底しているが地元の人間の気持ちをくみ取った現場密着取材として記憶に残るのは、なんといっても2005年7月のフロリダ、ハリケーンデニスと引き続いて被災した9月のニューオーリンズ、ハリケーンカトリーナの取材、ここでは政府の対応を厳しく批判した。その後も彼は継続的にニューオーリンズを取材し、その復興の様子を伝えている。
2006年5月、著書「Dispatches from the Edge」を出版している。

写真は、ヴァニティフェア誌の表紙を飾るアンダーソン・クーパーと、ミネアポリスの橋崩落現場。

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