見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

December 12, 2007

ホリデイスナップ




ロンドンのストリートばかりか、大英博物館やニューヨークのMOMA、メトロポリタン美術館などに勝手にパロディグラフィティ作品を展示してしまう「わざ」でも知られている「アートテロリスト」Banksy(バンクシー)についてちょっとーー。
大英博物館に展示して数日間だれにも気づかれなかった作品はラスコー洞窟絵画のパロディでそこにはショッピングカートを押している人が描かれている。
2005年3月ニューヨークではMOMAとメトロポリタンとアメリカ自然史博物館とブルックリン美術館の計4カ所でゲリラ的展示を行い、アンディ・ウォーホールのスープ缶をパロった作品を展示したMOMAでは3日間だれにも気づかれなかった。メトロポリタン美術館ではガスマスクをした女性の肖像 、アメリカ自然史博物館では戦闘機のような形をしてミサイルを抱えたカブトムシの標本、ブルックリン美術館では スプレー缶を手にして背後に「No War」と描かれた植民地時代の提督の肖像を展示している。
バンクシーは他にもロンドンのテートギャラリー、パリのルーブル美術館でゲリラ的に展示することに成功している。
バンクシーが、イスラエルが不法にパレスチナに建設している隔離壁(分離壁)で「ホリデイスナップ」と題して9つの作品を公開していることはご存じだろうか。
「グラフィティ作家にとってこの壁は究極の休暇をとる目的地になっている」と作家は自分の活動について説明する。
「イスラエル政府は占領地パレスチナを取り囲む壁を建設中だ。この壁は高さがベルリンの壁の3倍もあり、最終的には全長が、実にロンドンからチューリッヒまでの距離、700キロメートルになる。この壁は国際法上違法なもので、本質的にはパレスチナを世界最大の野外監獄にしかねない」(バンクシーのサイトより)
BBC Newsによると、イスラエル軍から威嚇発砲されて何度も銃を向けられたりしたそうだが、それでも彼は9作品をパレスチナ側の壁に描きあげた。
1分もかからないので、以下のサイトから彼の作品をぜひとも見てもらいたい。
http://www.banksy.co.uk/outdoors/horizontal_1.htm

バンクシーの絵は壁がパレスチナ人の人生をまるごと「遮断していること」を感じさせるものになっている。
以下、12月9日のCNNのニュース よりーー。

◇政治的なストリートアートなどで知られる英芸術家、バンクシー氏がこのほど、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸にあるキリスト教の聖地ベツレヘムで、クリスマスに合わせた展示イベントを開始した。パレスチナの現状に対する批判や皮肉をこめた壁画などが登場し、話題を呼んでいる。
イスラエルは「テロリストの侵入を防ぐため」として、西岸との境界線付近に「分離壁」を建設中。バンクシー氏はこの壁にグラフィティ(落書き)アートとして、「防弾ベストを着たハト」「身分証明書をチェックされるロバ」などを描いた。「西岸地区の住民の苦難にもっと目を向けてもらい、ベツレヘムに観光客を呼び戻すのが目的」と、同氏は語る。
壁によって農地などを分断された西岸の住民は、その影響で苦しい生活を強いられている。ベツレヘムはイエス・キリストの生誕地として有名だが、イスラエル軍による厳しい検問を嫌ってか、クリスマス間近になっても訪れる人はまばら。観光業界は大きな打撃を受け、失業率も上昇している。バンクシー氏が風刺のつもりで書いたロバの絵のような光景も、実は日常茶飯事だという。
バンクシー氏の本名や年齢は不詳。米グアンタナモ海軍基地の収容者をかたどった人形をディズニーランドに無許可で設置したり、「ショッピングカートを押す古代人」を描いた壁画を製作して大英博物館に勝手に展示したりと、ユニークな活動で知られる。毎年12月には芸術家仲間とともに、ロンドン中心街の小さな店舗内に設けたギャラリーで「Santa's Ghetto(サンタのスラム街)」と題したイベントを開催してきたが、今年はその会場をベツレヘムに移した形だ。
ベツレヘムの治安を懸念する声に対しては「弱虫の芸術家たちにとっても安全なほどだから大丈夫」と述べ、「より多くの人がここを訪れ、現状を自分の目で確かめてくれるよう願っている」と強調した。

写真は最初の2枚がパレスチナ人を隔離する壁に書かれたグラフィティ、3枚目がロンドンのストリートのグラフィティアート。写真はクリックすると拡大版で見ることができます。

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