見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

December 28, 2007

ニューオリンズの真昼



ハリケーンカトリーナによって近くの河が氾濫して家を失い出ていった人たちは、街に戻りたくても戻れないでいる。その多くがいまだにホームレス状態だ。ブラッド・ピットが、そうした家族が戻れるようにとエコ住宅建設に金をつぎ込むばかりか俳優業を一時棚上げして全力で取り組んでいることは前に書いた。街には低所得者が住める住宅が不足している。そんな中で連邦と市当局は、4500世帯が入る低所得者向け団地をすべて解体してしまい、所得がまちまちの人が入るぐーんと世帯数の少ない集合住宅の建設を新たに計画している。これに反対する人たちは、新しいニューオリンズは貧乏人を排除する国の政策の実験場だというのだ。

ニューオリンズで大規模な4つの低所得者向け団地が取り壊される問題で、全米からこれに反対する市民活動家たちが街に結集していたのはご存じでしたか。解体されるもののなかには建築学的に見て、品質、デザインともにすぐれた建物もあるとかで、建築の専門家もこれにはショックを隠せないでいる。

12月20日ニューオリンズ市議会が取り壊し案の採決を行ったところ、全会一致でこれが決まった。ニューヨークタイムズ紙に寄稿する建築評論家はこの取り壊しを「アメリカの都市計画における最大の犯罪だ」とまで言っている。

採決が行われた20日、市議会に集まった解体に反対する団地居住者と全米から結集した活動家数百人は、催涙ガスとスタンガンで待ち受ける警官隊によってさんざんな目に遭った。少なくとも2人が病院に搬送され、議場を乱したとかで市議会から力づくで排除された15人が逮捕された。

翌21日のニューヨークタイムズ紙には、「ハリケーンで傷ついたこの街で、低所得者向け団地の将来について熱く議論がされてきた。それには、人種、金、歴史、ハリケーンによって街を離れた人たちの帰郷の権利、そして意思決定は誰がすべきかなどの問題が含まれている。」とある。

以下、取り壊し案が採決される前のニューオリンズの記事からーー。

◇ニューオリンズの真昼、ブルドーザーの用意ができた
ニューヨークタイムズ(アート欄)by Nicolai Ouroussoff
19 December 2007

10年以上も前にニューオリンズの公共住宅建設計画(低所得者向け団地)を引き継いで以降、住宅都市開発省はそれらを取り壊したくてうずうずしていた。

何年にもおよぶ訴訟と延期の末に、いまついにこの省庁はまるでクリスマスの願いが聞き入れられたかのようだった。ニューオリンズ市参事会は3つのプロジェクトの取り壊しを承認するかどうかで木曜に投票する予定である。住宅都市開発省はすでにブルドーザーを適所に配置して、翌朝にはいつでも作動できるように雰囲気を高めている。

ハリケーンカトリーナによって洪水に襲われる前にその住宅建設はほとんど住むに適してないと主張する連邦当局は、彼らの決定にけっこうな社会政策の役を振り当てている。彼らはそのプロジェクトを1960年代の大いにけなされたスラム化した大都市中心部のプロジェクトといっしょくたに扱おうと努めている。

▲長文になるため、続きはメールマガジン「NewsFanzine」No.183からお読みください。

写真は、すでに一部取り壊しが始まっている低所得者向け住宅の様子と、取り壊し案の採決が行われた日に集まった反対者たちを排除する警官

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