見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2008/05/26

タイソンとマラドーナとデル・トロ



チェ・ゲバラの半生を描いた映画「CHE」(スティーヴン・ソダーバーグ監督、来年日本公開)が21日夜、カンヌのコンペで上映された。
これには、元ヘビー級チャンプのマイク・タイソンと元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナが姿を見せた。2人ともゲバラの大ファンで、上映後には主演のベニチオ・デル・トロらと固い握手を交わした。
以下、BBCニュースからーー。

◇タフで現実的なパリの学校生活を描いたフランス映画「The Class」がカンヌ映画祭で羨望のパルムドールを受賞した。
審査委員長ショーン・ペンによって授与されるこの賞で、世界で最も信望のある映画祭は閉幕となった。
ローラン・カンテが監督する「The Class」は、彼らの人生の一年を記録にとどめるため、実際の生徒らと教師らを活用する。
IRAのハンガーストライカー、ボビー・サンズの人生の最後の6週間を記述する「Hunger」は、初監督作品のベスト作品に与えられるカメラドールを獲得した。
スティーヴン・ソダーバーグのキューバ革命家チェ・ゲバラの伝記で主役を演じたベニチオ・デル・トロが最優秀男優賞を受賞した。
「これをチェ・ゲバラ自身に捧げたい」と彼は観衆に語った。
デル・トロはソダーバーグの2000年の映画「トラフィック」での演技でアカデミー最優秀助演男優賞を受賞した。
「Line of Passage」でサンパウロの妊娠した母親役でブラジルのスター、サンドラ・コルベローニが最優秀女優賞を受賞した。
フランス映画祭閉幕のセレモニーでクリント・イーストウッドとカトリーヌ・ドヌーヴがその貢献で特別賞を受賞した。
・Moving movies(これもあれも感動させる映画)
カンヌでペンは、コンペに出品される映画の基準を称賛した。
「パワフルでエモーショナル、心を動かされる映画と演技の競争の場だった」と彼は言った。
「もうこれ以上興奮できないと思ったことが何度もあった。」
ペンがパルムドールを授与した作品「The Class」は、「驚くべき、驚くべき映画」だと。
壇上で10代のキャストらがいっしょに加わったカンテ監督は、「マルチプルで多面的で複雑な、フランス社会を反映」した映画を作ろうと試みたと言った。
「時には摩擦もある映画は、誤りをかばって隠そうとはしない」と彼は付け加えた。
ロベルト・サヴィアーナの小説をベースにし、ナポリで撮影した、イタリア人マフィア映画「Gomorrah」が次の賞のグランプリを獲得した。
3位に位置する審査員賞はパオロ・ソレンティーノ監督のジュリオ・アンドレオット元首相の記述、「Il Divo」となった。
授賞式の後、バリー・レヴィンソンの「What Just Happened?」のプレミア上映で映画祭は幕を閉じた。映画はロバート・デニーロ、ブルース・ウィルス、ショーン・ペンらが主演する、キャリアをあげることに精力的な、やがてしぼんで消えていく、ハリウッドのプロデューサーのおはなし。

写真は、パルムドールに輝いたローラン・カンテと彼のキャストたち、そしてチェ・ゲバラとカンヌと監督に感謝するベニチオ・デル・トロ

・最高のパルムドール受賞作品:「The Class」(ローラン・カンテ監督)
・グランプリ作品:「Gomorrah」(ゴモラ、マッテオ・ガローネ監督)
・特別賞:クリント・イーストウッド、カトリーヌ・ドヌーヴ
・監督賞:ヌリ・ビルゲ・セイラン(スリー・モンキーズ)
・審査員賞:「イル・ディーヴォ」(パオロ・ソレンティーノ監督)
・最優秀男優賞:ベニチオ・デル・トロ(チェ)
・最優秀女優賞:サンドラ・コルベローニ(リナ・デ・パッセ)
・最優秀脚本賞:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟( Lorna's Silence)
・カメラドール(新人監督賞):「Hunger」(スティーヴ・マックィーン監督)