見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2010/04/18

火山灰によるカオス




◇ヨーロッパの空域のほとんどが閉鎖されてきている、アイスランドの火山灰がますます拡大し続けるとき、何百万もの空港で立ち往生する旅行者は、さらなる空の混乱に直面する。

(BBC NEWS 18 April 2010)
写真は火山灰が上空2万フィートに達する予測域と、火山の噴煙

◇空の便 火山灰の猛威 欧州空港閉鎖 1万6000便欠航

アイスランドの火山噴火により火山灰が広がった問題で、欧州の航空交通管制の調整機関「ユーロコントロール」(本部ブリュッセル)は16日午後(日本時間16日夜)、混乱は少なくとも17日午前7時(同17日午後3時)までは続くとの見通しを発表した。
 
オランダやベルギーなど9カ国の全空港が閉鎖されているほか、ドイツ、フランス、オーストリアなど8カ国で主要な空港が閉鎖されており、16日だけで約1万6千便が欠航し、数十万人に影響が出た。

火山灰はアイスランドから風に乗って徐々に南東に流れているが、ユーロコントロールは南欧までは広がらないとの見解を示している。英国北部やアイルランド、ノルウェーなどでは一部の運航を再開した。

英国ではロンドンヒースロー空港など主要空港は閉鎖されており、ブリティッシュ・エアウェイズは1日につき1千万ポンド(約14億3500万円相当)から2千万ポンドの損失が出ると試算している。

英国の航空業界全体では週末までこの状態が続けば、1億ポンド以上の損失が出るとの見通しを示している。

空の便の混乱を受け、英国とヨーロッパ大陸を結ぶ高速鉄道ユーロスターにビジネスや旅行の客が殺到。15日は1万人以上がキャンセル待ちした。航空便に乗れなくなった人は「百年前に戻ったようだ」と嘆いていた。

(東京新聞 2010年4月17日)

■飛行禁止措置国
▽全空域:オーストリア、ベルギー、ボスニアヘルツェゴビナ、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、ドイツ、ハンガリー、アイルランド、ラトビア、ルクセンブルグ、オランダ、ポーランド、スロバキア、スロベニア、スウェーデン、スイス、ウクライナ、UK
▽一部空域:スペイン(マドリード空港は開いているが北欧便はキャンセル。北部7つの空港が一時閉鎖)、ベラルーシ、クロアチア、フランス、イタリー、リトアニア、ノルウェー、セルビア、ルーマニア
(BBCによる)

画像はクリックすると拡大版でご覧になれます。