見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2010/09/24

国連職員が英訳を中断



◇NATO(北大西洋条約機構)がアフガニスタンでアルジャジーラのジャーナリスト2名を逮捕する

今週アフガニスタンで、アメリカ主導のNATO軍は、アルジャジーラのカメラ技師2人を釈放せよとの要求に直面しています。火曜日、NATO軍勢が南部カンダハルのMohamed Naderの自宅を急襲したあとにMohamed Naderは逮捕されました。Naderの娘がアルジャジーラに逮捕を詳しく話しました。
娘:「深夜、発砲が聞こえました。私たちはおびえて動けなくなりました。私たちは叫び声をあげだしてパパを大声で呼びました。何があったのか見るためにパパが外に出たとき、彼らはパパをひどくぶっ飛ばして、一緒に連行して行きました。」
Naderの逮捕は、別のアルジャジーラ・ジャーナリストRahmatullah Naikzadが同じような情況の下にアフガニスタンのGhazni県(地方)で拘留された二日後に生じました。声明でアルジャジーラは、NATO逮捕は、"アフガン戦争の私たちの包括的な報道を押さえ込むために...  試みた結果"と判断しました。

◇パキスタンでアメリカの無人機攻撃が28人を殺害

報道によれば、パキスタンの南ワジリスタンの近くで3度のアメリカ無人機攻撃で少なくとも28人が殺されてきています。パキスタンのアメリカ無人機攻撃では推定80人が殺されてきている記録的な月のまっ最中に、この死亡者は生じます。

◇洪水が「聖書の規模」の危機を引き起こす


パキスタン政府は引き続き、100万人以上を立ち退かせてきている大規模な洪水に取り組むため援助を訴えます。ニューヨーク外交関係評議会の面前で演説するパキスタンの外相Shah Mehmood Qureshiは、彼の国が「聖書の規模」の危機に直面すると言っています。
Shah Mehmood Qureshi : 「 我々の歴史で最も壊滅的な季節風洪水、聖書の規模の災害に、我々は直面します。わが国の5分の一が水面下に沈みました。これはイタリアよりも英国よりも広大な土地です。挙国が一致してテロリズムや過激主義と戦うことでその莫大な犠牲に耐えられないとき、この不幸に出くわしています。テロリズムと洪水という二重の危険にもかかわらず、我々はただ切り抜けるだけでなくまた繁栄することを堅く決意しました。」

◇イランの爆弾で10人が殺される

イラン北西部の軍事パレードにおける爆弾破裂で少なくとも10人が殺され、数十人が負傷しています。そのパレードは1980年代のイラン・イラク戦争に注目するため現在イランで行われている幾つかのひとつでした。

◇アフマディネジャド:資本主義は破滅となる

攻撃は火曜日アフマディネジャド大統領が国連で新しい経済システムを呼びかける演説をしたのに続きます。アフマディネジャドは資本主義は幕を閉じると言いました。
イラン大統領アフマディネジャド:「第三のミレニアムは、世界各地と活力中心地での欠点のない公正なガバナンスに基づく新秩序の追求の手にゆだねるミレニアムでなければならない。差別扱いをする資本主義と支配するアプローチの秩序は失敗に直面しており、もう少しのところで終わりとなっているからには、公正と繁栄の連動性保持のために全力をあげての参与が不可欠である。」
アフマディネジャドの演説は国連職員が技術的な不具合のせいにして英訳を提供するのをやめたあと中断しました。木曜、彼は国連総会でも演説を準備します。

◇エルサレムの衝突でパレスチナ人ひとりが殺され5人が負傷する

イスラエル入植者との衝突で、イスラエルと占領地でひとりのパレスチナ人が殺害され5人が負傷してきています。(片や投石、片や警備員による銃撃)戦いは東エルサレムの近所のSilwanで勃発しました。そこはイスラエルが考古学パークを作るため数十のパレスチナ人の家屋を取り壊そうと努めてきているところです。

◇科学者:空前の暑さが世界のサンゴ礁を危うくする

そして科学者は、今年の記録破りの気温が世界のサンゴ礁をおびやかしていると警告しています。ニューヨークタイムズ紙によれば、生き残る手立てに従ってサンゴ礁は広範囲にわたる白化あるいは色が失せる目にあっています。白化が起こるのは史上わずか二度目です。記録された最も暑い年、1998年に、概算で世界の浅瀬暗礁の16%が消滅しました。白化は広範囲にわたる消滅の一巡りを予告して、巨万の人びとに糧を与える生態系と漁場を脅やかすこともあり得ると科学者は言っています。

(以上、デモクラシーナウ!ヘッドライン 22 September 2010)
http://www.democracynow.org/2010/9/22/headlines

写真はパキスタン国内の米兵の存在(Wired誌より)
イメージのWired誌の記事は右サイドのリンク"NewsFanzine"No.320で読めます