5紙のウェブサイトを遮断
◇Wikileaksのミラー
Wikileaksは現在2194のウェブサイトにミラーサイトを設ける
(updated 2010-12-15 15:56 GMT)
◇WikiLeaksをめぐってアメリカ空軍がNYタイムズ紙、ガーディアン紙を遮断する
ロイター通信:アメリカ空軍はニューヨークタイムズとガーディアンを含めてWikiLeaksのリーク文書を伝えるメディアのウェブサイトを雇用者が訪問するのを封じてきていると火曜日スポークスマンが言った。
コロラドの空軍宇宙司令部(Air Force Space Command)のスポークスウーマン、トニ・トーンズ少佐は、司令部はとにかくWikiLeaksの文書を掲示してきている25のウェブサイトにアクセスすることから空軍ネットワークに接続されているコンピュータの雇用者を遮断してきていると言った。
空軍は「不適正なデータまたはマルウェア(悪意のあるソフトウェア)を主催するウェブサイトと機密データやWikiLeaksによって公表される文書をホストするどのウェブサイトも含めてこれへの空軍ネットワークのアクセスを日常的に遮断する」と彼女は言った。
たとえどう広範囲にわたってそれが掲載されているとしても、ペンタゴンはすでに雇用者がWikiLeaksの文書をオンラインで閲覧するのを禁止してきている、けれども漏れ出た外電を掲示するウェブサイトへのアクセスを遮断してはいない。
ペンタゴンの役人は雇用者に「その情報は今まで通りに機密であると考えるのでWikiLeaksのサイトにアクセスすべきでない」と指示してきているとペンタゴンのスポークスマン、デービッド・ラパン大佐は言った。
(ロイター通信 14 December 2010)
http://www.reuters.com/article/idUSTRE6BD6CI20101214
◇米空軍、ウィキリークス文書掲載サイトの職員による閲覧を遮断
ウォールストリートジャーナルが確認した空軍職員のパソコンの画面コピーによると、ニューヨークタイムズや英ガーディアン紙、スペインのエルパイス紙、仏ルモンド紙、独デアシュピーゲル誌のウェブサイトを閲覧しようとすると、代わりに「アクセスは拒否されました。インターネットの利用状況は記録・監視されています」というメッセージが表示される。また、空軍のパソコンを使用して許可されていないサイトにアクセスした者は罰せられる可能性もある、との警告も表示されている。
空軍は、ウィキリークスで公開された文書を掲載している25を超えるサイトをブロッキングしたとしており、その目的は非機密扱いのコンピューターシステムから機密文書を除外することだと述べた。軍事衛星の運用などを行う米空軍宇宙軍団の報道官、トニ・トーンズ少佐は、具体的なサイト名は明さなかったが、報道機関のサイトが含まれている可能性もあると述べた。また、機密文書が各職員のパソコンにダウンロードされてからでは、除外に「不必要な時間とリソー ス」を要することになる可能性があるとした。
こうした措置は、11月末に米国の外交公電がウィキリークスで公開されたことを受け、空軍宇宙軍団に属する第24空軍が命じたもの。陸軍や海軍、海兵隊ではサイトのブロッキングは行っておらず、米国防省もブロッキングは命じていない、と各組織の報道官は述べた。
国防当局によると、国防長官府は、ウィキリークスの閲覧や同サイトに掲載された文書のダウンロードを禁じる指針を発した。空軍は8月、職員に対して、そうした行為を控えるよう指示した。
ある国防省高官は、新聞サイトをブロッキングしたり、職員が軍のパソコンでそれらサイトを閲覧するのを禁じることについて疑問を呈した。同高官は、ニューヨークタイムズのサイトをブロッキングしたのは、機密文書が掲載されたサイトの閲覧を控えるようにとの指示を誤って解釈したものだと述べた。
第24空軍は、空軍のコンピューターネットワークの保守や軍のサイバー作戦を担当している。同軍の司令官は独自の裁量権を有しており、国防省の指導を仰がずとも機密情報の保護を命じることができる。
空軍当局者によると、今回出された指令は、空軍所有のパソコン以外の端末での空軍職員によるサイトの閲覧を禁じるものではない。また、画面コピーによると、職務上ニュースサイトの閲覧が必要な場合はブロッキングを解除できる。
(ウォールストリートジャーナル 2010年12月15日)
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