見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2012/03/12

勝俣がまだ会長だなんて


東日本大災害から一年が経つ昨日、世界中のメディアが福島に焦点をあてるニュースを流した。フランスのTVチャンネル、フランス2(France2)は、盛んに、福島第一についてコメントし、「日本の国民は政府やマスコミ、東電のことを(てんで)信じてない」「... 東電のカツマタ(勝俣)はまだ会長職に就いている」と日本のマスコミが言わないことをフランスの国民と世界に伝えていた。

ここにきて東電の勝俣は周囲に「後釜がいない」と漏らしはじめ、会長職の続投をほのめかしたようだ。枝野経済産業省のことをめちゃくちゃコケにする発言もネットに流出しているが、彼は一般庶民のことなどまるで目に入らないほど上のほうにいる方のようだ。

◇東電は2月27日に総額2千472億円の資産売却を前倒しで行うことを了承。この期に及んでも自らの身を切るリストラ策を渋る東電の傲慢さがよく表れている。

勝俣会長:「(国費投入による国への議決権委譲について)十分な議決権をよこせと経産相は言っているが、3分の1だって十分な議決ができるんじゃないですかと言いたいね。そんな話より、国民負担を少なく、かつ安定した電力供給ができるのは、国ではなく東電ではないのかね。視点が間違っているんじゃないかね。そもそも、議決権っていうけど、東電から国にわたる株の種類がどうなるか、枝野経産相はお分かりになっているのかな。種類があるんだよ。そこら辺は金融のプロであるフィナンシャルアドバイザー同士で話すことで、素人が出る幕じゃないんだよ。単純な話ばかりされても困るんだよ。国有化より東電を元の形で自立再生させるほうが国民負担も少なく、電力供給だって安定する。何もかもうまくできるんだ。」

これを翻訳すると、「国はカネを出せ。口は挟むな」となる。資本金9千億円の東電に、国は賠償支援と合わせ1兆5千800億円もの国費の投入を決めた。

勝俣会長:「経団連の米倉会長が、国が過半数を超えて議決権を持つのはどうかなと疑義を唱えていたが、他の方々も同じように思っているんじゃないですかね。東電が国有化されたら、賠償だってどうなるか分かりませんよ。国有化が本当にいいのかという議論を、新聞は頭を使ってしっかり書きなさいよ。朝日新聞なんか、議決権、議決権って、ありゃ視野狭窄症の最たるものじゃないか。」

勝俣氏は「国費の投入を受け入れます」と上から目線で言った上、こう続けたということだ。

勝俣会長:「国費投入後も、議決権は東電に残してほしい。財務省だって東電の国有化は反対だそうじゃないですか。国有化による税金投入のほうがリスクが多いと財務省の勝(栄二郎)事務次官は試算していると聞いていますよ。原発を再稼働していただき、多少の利用者負担をお認めいただければ、東電は電力の安定供給はもちろん、被災者への賠償などをしっかりやっていくことができるのです。」

東電関係者によると、いまだに勝俣会長に上がる文書には「御前文書」という押印がされるという。放射能の恐怖に脅える人々に思いが至らないのは、この人と我々の身分が違うからなのだろう。

(引用元:「フライデー」2012年3月16日号)
原発を再稼働していただき、多少の利用者負担をお認めいただければ、
だってさ、どういう頭と神経の持ち主なのか、いやはや国民には踏んだり蹴ったりですな
"東電(隠し砦)の3悪人" いまだひとり健在なり