法律のブラックホール
カダフィ大佐の最期は壮絶で残忍だった
捕まったとき、父親が愛したベドウィンの衣装を隠れ蓑にまとっていた口の立つ次男のセイフ・イスラムはその後どうなったか?
◇リビア政府は4日に声明を表し、国際刑事裁判所(ICC)が引渡しを要求しているにもかかわらず、リビアの元最高指導者カダフィ大佐の次男セイフ・イスラム氏を自ら裁く意向を表明した。
セイフ・イスラム氏はリビアのジンタンで元反政府勢力に拘束されており、同氏を収監するために特別に用意されているトリポリの監獄へ移送されるという。
人権擁護家らは、リビア政府がセイフ・イスラム氏に対する裁判を公正に行う保障はないと考えている。セイフ・イスラム氏が拘束されてから弁護士の面会が許されておらず、リビア政府は同士の健康状態についての情報も伝えていない。
ICCは4日、セイフ・イスラム氏を即時引き渡すよう再度要請したほか、リビア側が要請に対する回答期限に違反したことについても言及した。
(引用元:2012年4月5日ヴォイスオブロシア)
http://japanese.ruvr.ru/2012_04_05/70692618/
◇カダフィの息子の残虐行為:ラクダの許可証を取り損なったこと?
リビアがどうにかして証拠で裏付けたセイフ・イスラム・カダフィに対する最も重大な罪状は、ラクダの認可証を手に入れることでの不履行をめぐるものだと、人権監視団体ヒューマンライツウォッチの代表は言っている。
国際刑事裁判所(ICC)の法律家たちの不満のつぶやき、ケニス・ロスのTwitterアカウントで言及した彼は、セイフの真相は「法律のブラックホール」と言う。
法律家によれば、リビアは、「証拠がない事により、殺人事件やレイプのような重犯罪」を課せないことになる、そのため今のところ「ラクダの認可証がないこと、養魚場にまつわる逸脱」でやっと彼を告発に処するに過ぎないと言っている。
木曜の早い時期にセイフ・イスラムがハーグに引き渡されることをICCは激しく要求した。だがリビア政府は引き渡しを断って、どうしてもその国で裁判すると言ってきかない。この拒否に引き続いて、国際刑事裁判所の誰ともわからぬ弁護士が、拘留者は刑務所で攻撃されており歯の治療がないのに耐えているとAFP(フランス通信社)に漏らした。
セイフ・イスラム・カダフィは、父のカダフィ大佐やカダフィ政府の諜報機関統率者と共に、ICCによって戦争犯罪で厳しく非難されたリビアの3人の指導者のひとりである。
彼は2011年11月にジンタンの民兵組織によって捕らえられ、それ以来ずっとそこに引き留められている。トリポリの国際的に承認された政府はジンタンの部族幹部を超えての支配を制約されている。部族幹部にはセイフ・イスラム引き渡し命令をいかがわしいと押しつける能力がある。
(引用元:rt news 06 April 2012)
http://rt.com/news/saif-gaddafi-icc-camels-433/06
写真は、リビア西部の都市ジンタンで裁判を待つ故カダフィ大佐の次男セイフ・イスラム
(EPA)
△ICCは昨年6月、セイフ・イスラム氏に対し「人道に対する罪」の容疑で逮捕状を発行しており、同氏は同11月にリビア南部の都市ジンタンで拘束された。ICCでの裁判では死刑になる恐れはないが、リビア国内での裁判なら死刑判決が下る可能性もある。
ICCのモレノ・オカンポ主任検察官は昨年11月、リビアでの裁判は公平性に欠ける恐れもあるが、自国で正義を下そうという姿勢を喜ばしく思うとコメントしていた。
リビア司法相によると、セイフイスラム氏の裁判日程は未定だが、一般公開される予定。
(引用元:2012年1月24日ロイター通信)
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home