見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2012/11/26

イヤーオブウーマン



(忘れないために)最初の写真は
今月15日のイスラエルによるガザ空爆
もう一枚は、
民家にミサイルが命中し殺された子どもたちの
亡骸に祈りを捧げるため集まった
パレスチナ人医師たち



ガザ空爆前のアメリカ大統領選の話:
"ケチなばかりか、潔くない敗者ロムニー"
負けが決まるとただちに、ロムニーは自分の献金者に対し、こう言い訳した
「オバマが勝ったのはギフトのおかげ」と
若い有権者には低金利の大学ローンというギフト、女性有権者には無料の避妊、ヒスパニックには未成年の違法滞在者への恩赦というギフトを与えて票を得たのだと

◇マイノリティや若い有権者へのオバマのギフトをロムニーはムダと非難

 「例えば、若い人たちには大学ローンの金利免除はビッグな贈り物だった」とロムニー氏は言う。「無料の避妊は大学へ行く年齢の若い女性に大人気だった。挙げ句の果てに、彼らにはオバマケアが重要、ご承知の理由で現年齢26歳とそれ以下の誰もが親のプランの一部になるもので、若い人たちにはこれはビッグな贈り物だった。彼らは巨大な数で、今選挙では2008年よりさらに貢献度が高かったことが判明した。」

(引用元:NYTimes 14 November 2012)

◇ミット・ロムニーが選挙運動に従事する人たちのクレジットカードを止めて、彼のために働く人たちを立ち往生させた

選挙に負けた後、ロムニーはその気前の良さで力量を示した。数千のスタッフに備えたクレジットカードへの資金手当を止めて、かなりの数の人を収入源なしの立ち往生状態にさせた。 
遊説に従事する多数が、レストランまたはタクシーの中で不安そうな業者とともに支払いを待つわが身に気づく、そうしてスタッフのクレジットカードは断られることに。

ミット・ロムニーは彼らに貧乏くじを引かせた、また彼はもはや進んで勘定を全部持つつもりはなかった。あるスタッフは、全米至るところの不慣れな都市で立ち往生させられる自分に気づいた。故郷から数百、数千マイルと離れた街で、ポケットに1ペニーもなく、次にかかる行動計画もなしに。

この転回予測全体がミット・ロムニー・タイプの男の真髄を見る窓だ。失うモノが何もないとき、そしてカメラが回っていないとき、彼は残酷な人である。ロムニー陣営のスタッフの一部はこれを冷静に扱った。クレジットカードを止められたことについて尋ねると、あるスタッフが肩をすくめてこう言ったとMsnbc.comgは報じる:「会計上、保守的な人」と。

よくある事だが、局面の見通しは状況をどう見るか次第である。

(引用元:エグザミナー 09 November 2012)

過去最高の女性議員数 アメリカ議会はイアーオブウーマン(女性の年)

大統領選と同時に行われた連邦議会選挙の結果、2013年1月からの第113議会では上下両院とも女性議員の数が過去最多になる。ニューハンプシャー州は上下両院議員がすべて女性となる史上初の州となった。

2012年の連邦議会選挙では大いに称賛された1992年の「女性の年」以来、最も多い女性議員が誕生し、女性議員全体は過去最高の100人近くまで増えた。

同時に、共和党の女性議員は下上院ともに新しい議会では減ることになる。

この両党の差は、オバマ大統領再選の一助となった政治力学と呼応している。男性よりも女性のほうが多く投票しただけでなく、女性のなかでは共和党の対立候補ロムニー氏よりオバマ氏へ投票する割合がはるかに多かった。出口調査の結果によると、女性有権者は平均55%対45%でオバマ氏に投票した。

(引用元:ブルームバーグ 2012年11月12日)

ウォールストリートジャーナルによると、民主党の女性議員が増えていることは、黒人とヒスパニック系の下院幹部が増えていることと相まって、同党に転機もたらす人口統計学上の変化となる。
来年の民主党下院幹部会議では初めて白人男性が少数派になる。
一方、共和党のほうはと言えば、共和党上院議員スーザン・コリンズ(メーン州選出)が示唆するように、「人口が減りつつある田舎の白人男性に頼り過ぎている。ヒスパニック系や若者、女性たちに手を差し伸べ、彼らとの関わりを持つようさらに努力しなければならない」となる。
ラトガース大学の女性と政治に関する超党派の研究所の責任者、デビー・ウォルシュ氏は、民主・共和両党間の不均衡について懸念を示す。
共和党の女性党員は民主党ほど人材を確保するための強固な政治ネットワークや候補者を支える資金力を持っていない。「彼らは有権者としての(女性を)失っており、それが候補者の間にもあらわれている」と同氏は述べた。
http://jp.wsj.com/US/Politics/node_545399/?tid=election2012