Good Coups, Bad Coups
書籍をデジタル時代に導いて売れるようにしたアマゾンドットコムの創設者ジェフ・ベゾスが、別の古いメディア、"ワシントンポスト"の中心人物を追い求める。(AP 6 August 2013)
◇ウォーターゲート事件のスクープなどで知られる米紙ワシントンポストが、米インターネット小売大手アマゾンドットコム(Amazon.com)の創業者、ジェフ・ベゾス氏個人に売却されることが明らかになった。同紙のドナルド・グレアム最高経営責任者(CEO)が5日、2億5000万ドル(約250億円)での売却を発表した。売却されるのは同紙が所有する資産のうち新聞関連事業のみで、通勤者向け無料紙「エクスプレス(Express)」、スペイン語紙「ティエンポ・ラティーノ(El Tiempo Latino)」などが含まれる。(引用元:AFP=時事)
◇望ましいクーデター、恥ずべきクーデター(Good Coups, Bad Coups)
TODAY'S ZAMAN 13 July 2013 by Joost Lagendijk
サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェートは、カイロの新政権に少なくとも120億ドルの支援を約束した。反革命的なペルシャ湾岸の君主らが彼らの気前のよさと引き替えに何を要求するか、実に明瞭になる、そしてそれは民主主義ではない。
実は7月4日にエジプト軍がモハメド・モルシ大統領とムスリム同胞団の内閣を打倒したとき、この権力の強奪がクーデターと呼ばれてしかるべきかどうかの問題に私は長時間論争するとは思っていなかった。多くのオブザーバーがその日、クーデターのようだ、クーデターのようなにおいがする、クーデターのようにふるまう、と公式に表明した。従って、誰もこれに反対したがるとは思わなかった。
中東とその先の大部分の政府がこれに異議を唱えるのが判明した。軍による乗っ取りに彼らが強く反対論をぶったとき、トルコとチュニジアは不服だった。アンカラでは結局、めったにない同調の行動、議会の4政党すべてによる共同声明にまでなった。アフリカ連合はエジプトのメンバーの地位を一時停止することですぐに逆襲した。
アメリカ政府は懸念を表明したものの、民主的に選ばれた政府を軍が退陣させる国々に対して援助を無理やり一時停止にさせる法的要件がある事実を十分承知して、クーデターという言い回しは避け続けた。兵器一覧と債務帳消しに与える膨大な予算を理由に、あると信じるカイロにおける影響力をワシントンが失いたくないのは明らかだ。
EUの表明は決断力に欠けるものだった。たぶん混じり合う外交的用心深さを極端に押し出しすぎ、エジプト向けのEU資金を危険にするだろうとの心配と同時にモルシとモスリム同胞団へのわずかな愛着も失う。
トルコのエルドアン首相はすぐにクーデター反対論をぶち損ねたヨーロッパを激しく叱り、ブリュッセルを偽善行為と非難する。クーデターのいやな記憶を広く共有するトルコではそんな論難攻撃がとても受ける。トルコはヨーロッパのダブルスタンダード(二重基準)に気づくことでは、こっぴどくやられた憤慨で団結する。
ジョージワシントン大学の教授、マーク・リンチは外交政策のなかで説明する。「革命に反感を抱く湾岸の君主らが彼らの気前の良さと引き替えになにを期待するかはかなり明瞭です、そしてそれは民主主義ではありません。保守的な湾岸諸国は新しいムバラク状態と、このアラブ蜂起の不愉快すべての決定的終焉を買いたいでしょう。」
自由な報道機関でいいことは、特にアメリカで、"クーデターかクーデターでないか"をめぐる議論が続くということ。ニューヨークタイムズ紙は、旧ムバラク政権に関連した強力なグループと個人がモルシ氏の政権を徐々にむしばむために何ヶ月ものあいだ最大限のことをしたのを示すと思われる報道記事を掲載した、たとえば、エネルギー供給を妨害することや、停電やガソリンスタンドで長蛇の列を引き起こして。軍が多数のモスリム同胞団指導者の逮捕とモルシ寄りのメディアへの締め付けを開始したあと、有力なAP通信社が方針を変えることに決め、軍の打倒をクーデターと呼び始めた。
ウェブサイトのMonkey Cageで、専門のアメリカの研究者がなぜこの進行中の論争が重要かを明瞭に表した。「クーデターは、民主主義やクーデター事項への国際的反応にとって不適当、そして民主主義に向かう(あるいは民主主義から遠のく)エジプトの道はおそらく、選挙のやり方に復帰して、できるだけ早く選挙結果を尊重するための強い国際的な圧力次第で決まるだろう。」
http://www.todayszaman.com/columnist-320771-good-coups-bad-coups.html
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home