見つけた 犬としあわせ

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2013/08/08

恋するホアキン「her」


スパイク・ジョーンズのラヴストーリー、11月20日全米公開の新作映画「her」のホアキンにはなんともくすぐられる。音楽を担当するのが"アーケイド・ファイア"というのもナイス!
ストーリーの舞台は近未来のロサンゼルス。非社交的で孤独な作家セオドア(ホアキン・フェニックス)はある日、人類初の人工知能を持つオペレーション・システムを購入。彼は次第にその機械に恋に落ちる… ホアキンが恋するオペレーション・システムの声はスカーレット・ヨハンソン

◇サイバー攻撃でアメリカの軍・諜報機関に協力してきたハッカーが態度を一変させ、関係当局をあわてさせている。彼らは、NSAの監視プログラムをリークして訴追されたエドワード・スノーデンへの政府の対応を見て不信感を募らせたという。

監視かかわりたくない
 
アメリカ軍・諜報機関の職員は毎年1回、ラスベガスで開かれる世界最大のコンピュータ・セキュリティ会議「ブラックハット」に参加。ここで攻撃用、防御用の次世代サイバー兵器開発のためにハッカーからコンピュータウイルスやエクスプロイト(セキュリティ上の弱点を攻撃するため作成されたプログラム)を購入する。だが今年7月末に開かれた会議の雰囲気は例年と一変。多くの売り手を見つけることができなかった。

産業統制システムを保護するサイバーセキュリティサービスを提供するレッドタイガーセキュリティの創設者、ジョナサン・ポレット氏は、スノーデン容疑者がNSA(米国家安全保障局)のネット監視活動などを暴露したことで、以前はアメリカ政府のために働いたり製品を売り込んだりすることに熱心だった一部のハッカーが、協力を躊躇するようになったと指摘した。

コンピュータプログラムを作成し、ネットワークセキュリティの脆弱性を見つけているシェーン・マクドゥガル氏は「罪のないアメリカ人を監視する機械を作ることにかかわりたくない。自分が作った大切な技術がコントロールできなくなり、突然政府によって国家の敵とみなされる人物の監視に使われることもありうる」と話した。

軍・諜報機関の職員はブラックハットで、会議やパーティーに出ること、製品のテストや取引のためにやってきた7500人超の企業幹部やセキュリティ研究者、ハッカーと接触する。ポレット氏は、軍・諜報機関は約5年前から有能なセキュリティ研究者の採用やコンピュータの悪用に使われるソフト購入のためにブラックハットのようなハッカーの会議に職員を派遣していると説明した。

「倫理的な問題」

独立系セキュリティ研究者のアレックス・スタモス氏は「ブラックハットの会場をうろついている人の多くはウイルスを売る専門家だ。発見したウイルスや自分が書いたエクスプロイトを政府に売りつけている」と話した。

彼はさらに、エクスプロイトを使ってコンピュータウイルスの「スタクスネット」などの兵器が開発されていることが知られるようになり、ハッカーは自分の技術が攻撃に使われる可能性があることを認識するようになったと説明した。スタクスネットは2010年に発見され、イランの核施設に対するサイバー攻撃に使われた。「ウイルスを政府に売ることに倫理的な問題があると考えている。購入したウイルスで何を行っているか以前は知らなかったが、今は知っている」と彼は述べた。

スノーデン容疑者の暴露は、政府がハッカーを無料の労働力として扱ったり、彼らの製品とサービスを好ましくない目的のために使ったりしているという彼らの不満を再びあおることにもなった。「私たちのコミュニティの大半はあらゆる政府関係者に対して不信感を募らせている。政府の動機が真に利己的であるように思われるからだ」とポレット氏は話した。

一方、ネットワークセキュリティ企業、ラドウェアのバイスプレジデント、ハワード・タイシャー氏は「政府への協力に抵抗するハッカーは目先のことしか考えていない。緊張は長くは続かない」との見方を示し、「すべての軍・諜報機関は昔からアメリカ人エンジニアと科学者のスキルを使って国の安全を守る策を考えてきた。協力を拒めば、別の人が埋め合わせをするだけだ」と述べた。

(引用元:ブルームバーグ)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130808/mcb1308080502010-n3.htm