見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2014/03/07

浸透するプロパガンダ


◇ロシアはウクライナを侵略しているか?
プロパガンダがニュースを支配する
ICH 05 March 2014 by Paul Craig Roberts

ジェラルド・セレンティ(Gerald Celente)は欧米メディアのことを私がしばしば用いる率直な言葉、"presstitutes"(マスコミとprostitutes売春婦の合成語)と呼ぶ。presstitutesはアクセスと政府情報のためにワシントンに身売りして仕事を維持する。腐敗したクリントン政権がアメリカのメディアの集中を許可して以来ずっと若干のインターネットサイトを除いてアメリカ合衆国に報道の独立性はまったくない。

ブッシュ政権の違法なイラク攻撃に反対を表明して首になったフィル・ドナヒュー(MSNBC)とピーター・アネット(NBC)両者の運命と比較して、ロシアの真偽の疑わしいウクライナ侵略を公然と非難したアビー・マーティンを許すロシアのメディア機構、RTの自主独立性をグレン・グリンウォルドが指摘する。アメリカの新聞またはTVメディアまたはNPRで真実を話す人は誰でもただちに首になる。

ロシアのRTは、アメリカ人が職としても履行しない価値観、重要性を実際に信じて続けるように思われる。私はグリンウォルドに同意する。グリンウォルドはまったく賞賛に値する。

ロシアのアビー・マーティンに関しては、私は彼女を賞賛し、私は何度も彼女のプログラムのゲストだった。

たとえば、ウクライナを侵略するとしてマーティンのロシアへの公然の非難は、クリミア半島を占領するためロシアが1万6000人の軍隊を送ったとの西側のプロパガンダに基づくものだ。その1万6000人のロシア軍は1990年代以降、クリミア半島にいるというのが真相だ。ロシアとウクライナの協定のもと、ロシアにはクリミア半島に2万5000人の軍隊を常駐させる権利がある。

判断力を有する事情通の二人、アビー・マーティンもグレン・グリンウォルドもこの事実を知らなかったのは明らかだ。この二人の我が最良の記者たちがそれによってカモにされるほど、ワシントンのプロパガンダは全面的に浸透する。
私が自分のコラムで数回書いてきたように、NATOのためにウクライナをぶんどることや、ロシアの核抑止力を弱めてロシアにワシントンの覇権を受け入れるよう強いるためにアメリカのミサイル基地をロシアの境界に置くことによって、その世界制覇を進めるためにワシントンはウクライナでクーデターを組織した。
ワシントンによって組織された大きな戦略的脅威に対して、ロシアはただ非常に控えめなやり方で応えるだけだ。
ワシントンのプロパガンダに影響をこうむっているのはマーティンとグリンウォルドだけではない。パトリック・J・ブキャナンが彼らの仲間に加わる。"クリミア半島の戦争当事者に抵抗"するよう読者に求めるパットのコラムは、ワシントンの宣伝の主張、「ウラジミール・プーチンのクリミア半島へのロシア軍急派」で始まる。
そのような急派は生じていない。プーチンはウクライナに軍隊を派遣する権限をロシア帝国議会により認められたが、軍隊を派遣するのはワシントンのクーデターを無断借用して自分たちをキエフと西ウクライナで権力として不動のものとする極右のネオナチによる侵略からクリミア半島のロシア人を守るための最後の手段だと、プーチンはおおやけに述べている。
どうやら我らが時代の最も判断力のある最も自主独立したジャーナリスト3人がいて、その全員がロシアがウクライナを侵略しているとの西側のプロパガンダによって作られる印象の影響をこうむっている。

このようなとき、真実にどんな可能性があるのか?
売春婦マスコミ(presstitutes)がウクライナについて述べている全ストーリーはプロパガンダの著作物だ。追放されたビクトル・ヤヌコビッチ大統領がスナイパーに抗議者を狙い撃つよう命じたと売春婦マスコミは私たちに述べた。このウソの報告に基づいてキエフの現在の非政府からなるワシントンのあやつり人形(傀儡)はヤヌコビッチに逮捕令状を出して彼を国際法廷で裁かせるつもりだ。
EUのアシュトン外交上級代表とキエフから戻ったばかりのエストニアのパエト外相との間の傍受された電話において、「スナイパーに味方するのはヤヌコビッチではなくて新たな連立の誰かだったとのますます強い見方がある」とパエトは報告する。「警官や当時街頭にいた人々にまじって敵味方両方の人々がスナイパーによって殺害されたのを、敵味方両方を殺すのは同じスナイパーだったのを、すべての証拠が示す… そして、いま新たな連立がまさしく何があったかを調査したがらないことが本当に気がかりだ」とパエトは報告を続けた。
ウクライナで改革を指導してIMFが経済政策に関して支配を獲得する道を整えるEU計画に心を奪われるアシュトン代表は、殺害が組織化された挑発だったとのパエトの報告を聴いて著しく愉快ではなかった。
パエトとアシュトンとの会話はここで聴くことができる:http://rt.com/news/ashton-maidan-snipers-estonia-946/
ウクライナで生じていることは、ワシントンが徒党を組んで選挙で選ばれた正当政府を打倒したあと、以前はロシアの一部だった行政区、ウクライナの南部と東部のかなりのロシア人住民を脅かしているネオナチを制しきれなくなった。この脅かされたロシア人たちはロシアの力添えを訴えた、そして南オセチアのロシア人のように彼らはロシアの力添えを受けることになる。
オバマ政権とその売春婦マスコミはすべてについてウソをつき続ける。

△Paul Craig Roberts:経済政策財務副長官でウォールストリートジャーナル紙の准編集者。彼は、Business Week、Scripps Howard News Service、 Creators Syndicateのコラムニストだった。彼には多くの大学の役職がある。彼のインターネットのコラムは世界的なフォロワーを惹きつけている。 彼の最新の著作は『The Failure of Laissez Faire Capitalism』、『How America Was Lost』 http://www.paulcraigroberts.org/
http://www.informationclearinghouse.info/article37856.htm

画像はサムスンの戦略、Retweet 最多記録達成のアカデミー賞授賞式での一枚