見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2015/04/10

無抵抗を畏れた

◇47年前の今日、マーチン・ルーサー・キングJr.はアメリカ政府によって暗殺された、結果的にアメリカの陪審をはなはだしく無視することに

http://www.ratical.org/ratville/JFK/Unspeakable/MLKconExp.html

◇メンフィスで暴かれるマーチン・ルーサー・キング陰謀
Probe Magazine  Spring 2000  by Jim Douglass

キングの家族一同対Loyd Jowersと”他の無名の陰謀共犯者”の不当な人殺し訴訟に関して、1999年12月8日メンフィス陪審の評決によると、マーチン・ルーサー・キングJr.博士は自国の政府の手先が含まれた陰謀によって暗殺された。1968年4月4日、メンフィスのロレインモーテルでのキング殺害からほぼ32年、法廷は暗殺に対する責任の範囲を、前のスケープゴート、ジェームズ・アール・レイを超えてアメリカ合衆国政府にまで広げた。

法廷関係者は別としてこの歴史に残る3週間半の裁判の初めから終わりまで傍聴したのがメンフィスTVの記者Wendell Stacyと私だけという事実を私はほとんど信じられない。新聞雑誌的な無視のせいで、この私たちの国の他のほとんど誰も、事態がどう進んだか知りもしない。裁判2週目、ほとんど空の傍聴人の前で決定的な証言があった後、幾日か裁判を傍聴していたリスボンの日刊紙Publicoのアメリカ特派員Barbara Reisが私に向かってこう言った。「アメリカのなにもかもことごとくが世紀の裁判。O.J.シンプソンの裁判は世紀の裁判だった。クリントンの裁判は世紀の裁判だった。でも、これは世紀の裁判なのに、いったい誰がここにいるの?」

法廷で私が経験して知ったのは、キングの家族とその弁護士調査員William F. Pepperや証人の勇気からの示唆から、政府の慎重に織り込まれたキング博士殺害シナリオの驚愕までにおよぶ。アメリカの情報機関がマーチン・ルーサー・キングJr.の殺害を計画した重大さが、1968年春に起こる権力に対する抗議で脅威を与えるもの、キングに属する非暴力について雄弁に語る。

キングの家族一同によって申し立てられる告訴では、”キング対Jowersと他の無名の陰謀共犯者(Loyd Jowersが唯一名指しで呼ばれる被告人)”は、彼らの主たる関心ではなかった。むしろ法廷で明らかになった本当の被告人は、メンフィスのバー&グリルの元オーナー、Jowersの陰に隠れて立つ圧倒的な影響、匿名の陰謀共犯者だった。結果において、キングの家族一同と弁護士Pepperは、計画すること、下請けに出すこと、そして暗殺を隠蔽することで、アメリカの情報機関、特にFBIと軍情報部を告発していた。米国内の法廷でそれが立証されることに対して、そのような告発はほとんど克服できない妨害を約束する。司法上、それはたまらなくいやなものだ。

キング訴訟事件では多くの資格を得た人たちが評決に帰されていた。それは刑事法廷ではなく、証言の規範が刑事法廷よりずっと低い民事法廷が役割を担った。(たとえば、原告は録音テープやヴィデオテープで用意された宣誓証言でない証言を使った。)さらに、原告キングの家族と被告Jowersが、定刻より早く、証拠の多くについて認めた。

だが、これらの観測報告(判断)は全然、的を得ていない。政府の”絶対的な免責特権”のためにアメリカの刑事法廷の被告席にアメリカの情報機関を着かせる見込みはない。そのような処置は連邦政府による認可を必要とし、まさか連邦政府が自らを告発はしまい。民事法廷の同時発生、歴史観念のある独立裁判官、そして勇敢な家族と弁護士のおかげで、言語に絶する真実にとって気高い飛躍的な進歩がメンフィスで生じた。少なくとも数人(そして願わくばその数人を通じてもっと多くの人)が、キングの殉死の陰に隠れる勢力について知るのを可能にし、私たち皆が私たちの政府を通じてそれについて話す責任を感じるのを可能にした。結局は、黒人6名、白人6名の12人の陪審員が、誰もが聞くのをいとわない、有罪と述べた。

私たちはまた、その真実に手段を提供するとして、いかがわしい人物、Loyd Jowersに謝意を表することもできる。
Loyd Jowers:
審理3日後、73歳の虚弱なJowersが病気になったとき、Swearengen判事は彼に退出を許し彼なしで済ませた。Jowersが証言しなかったので、弁護士Lewis Garrisonを介して、もしも召喚されたなら憲法修正第5条を申し立てると言った。彼の分別は遅すぎた。1993年、彼は弁護士の助言に抗してTVに出演し、秘密をおおっぴらに出した。暗殺におけるJowersの役割を打ち明けることについて、ジェームズ・アール・レイの弁護士ながらもWilliam Pepperのはかどりがきっかけで、JowersはTV番組プライムタイムの生出演でサム・ドナルドソンに彼の顛末を話した。キングの殺害を手伝うよう頼まれ、策略にはおびき寄せるためのおとり(レイ)がいると教えられたと彼は言った。彼はまた、警察が「その夜そこにいない」と教えられた。

△1999年、妻のコレッタを含めるキング博士の家族が起こしていた裁判の評決でコレッタはこう語っている。
法廷の判決書:マーチン・ルーサー・キングの暗殺でアメリカ政府機関が罪を認められる
コレッタ・スコット・キング:「真実を明らかにするために私たちにできることをしました。さて私たちは、最も広域の考えうる聴衆に、この訴訟事件の思いがけない新事実を伝えることをメディアの一員としてあなた方に迫ります、また選ばれし当局者、そして他の有力者に、彼らにできることをするように要求します。」1999年12月9日、キング家族一同の記者会見
(マーチンの暗殺でアメリカ政府が罪を認めた家族一同の民事裁判についてキングセンターより:)

△上の画像は映画「セルマ」から