見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

October 10, 2016

ホワイト ヘルメット

◇ノーベル平和賞についてガーディアン紙の見解:
シリアのホワイトヘルメットに与えてください
ガーディアン紙 社説 5 October 2016

爆弾が建物を襲ってがらがらと崩れて、あとに荒廃状態を放置するとき、彼らはシェルターに向かって猛進する代わりに現場に急行する。彼らは素手でがれきの中の人々を捜しまわる。ショックを受け、傷手を負わされた生存者、恐怖によって、そしてとりわけ、一般市民は付帯的損害(軍事行動によって民間人が受ける人的および物的損害)であるのをやめて久しく、正確にこの戦争の標的であるとの認識によって苦しめられる生存者を彼らはなんとか引き出そうとする。このレスキュー隊はシリアのホワイトヘルメット、3000人の地元のボランティア集団である。かつては、仕立屋、または大工、または学生、またはエンジニアの彼らが、今は戦闘機や戦闘ヘリが近隣地区または病院に樽爆弾、クラスター爆薬、リン爆弾、塩素シェルを落とすとき、生命を救うことに捧げている。ノーベル委員会が今年の平和賞を発表する準備をしている時、ホワイトヘルメットは注目に値する。

シリアのホラーの大混乱のなか、なんであれ最低レベルの人道上の節操または人間の尊厳ですらに対して敬意を示すものを見つけるのは難しい。アサド政権はシリア全住民に向かって計り知れないレベルの暴力をけしかけ、関連のあるイランの地上軍によるのはもちろんロシアの軍事介入により積極的に援助されている。ジハード(イスラム大義のための聖戦)グループは増えており、多くの場合、十分な力量ほどでない穏健派によって見捨てられた隙間に多量に供給される。一般市民は中央で困難な立場に追い込まれる。アレッポでは30万人が容赦のない空爆の集中砲火にさらされる。次のアメリカ大統領が就任する前に、シリア政府とロシアは目下の事情では反対派の最後の砦であるアレッポを壊滅させることに余念がないようだ。国連における停戦の試みが辛辣な応酬に取って代わるせいで外交的手腕は完全に崩壊した。

これが、一般市民を救うために構成員が自分の命を大きな危険に至らせてわずか月に150ドルの給付金だけを受け取る、西側が資金を賄うシリアの捜索・救出組織、ホワイトヘルメットが活動する背景をなす。戦闘機が弾薬を投下したあとレスキュー隊を標的にするために戻るという事実により、危険はさらにひどくなる。専制君主の残忍な政策と並んで強度の権力政治がシリアを破滅的状況にもってきたことを、このボランティアたちはあまりにもよく知っている。数十年間の先例のないスケールでの大虐殺を終わりにするために正真正銘の処置が迅速にとられるなどという幻想を彼らはまったく抱かない。ホワイトヘルメットは地元で彼らにできることをする。彼らを支援することはまったく西側にできる最小のことである。バシャル・アル・アサドがこの人道活動家たちをテロリストになぞらえるのを誰も驚いてはいけない。彼に反対する者はだれであってもテロリストと呼ぶのだ。

ホワイトヘルメットが成し遂げることは大海の一滴のように思えても、彼らが象徴することは計り知れないほどすばらしい。暴虐なふるまいをものともせず、勇敢に立ち直る力。彼らは、アレッポでロシアとアサド政権の大規模爆撃キャンペーンによって標的にされるのはテロリストではなく一般市民だということを思い出させる不変のものである。そして彼らは個々の勇気ある行動が無関心と戦うのに役立てられることを示す。彼らはまた、市民の抵抗の精神を体現する。2011年の穏やかな民衆の反乱という理想のいくらかを維持して、国家が支援するテロをものともしない勇気と団結のよい例となる。大規模な残虐行為から彼らを守れないことによって、国際社会はシリア人をまったく失望させた。ノーベル平和賞はそれを忘れることはできない。だが、シンボルは効果的であるはずなので、ホワイトヘルメットはこの賞で認められ、称えられるべきである。

https://www.theguardian.com/commentisfree/2016/oct/05/the-guardian-view-on-the-nobel-peace-prize-give-it-to-syrias-white-helmets?CMP=twt_gu

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