見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2018/08/17

サウジ人は完全に狂ったことをした

2017年6月25日トロントでのFaith and Pride(信仰とプライド)礼拝にてカナダのジャスティン・トルドー首相はラマダンをテーマにデザインされたソックスをはく。トルドーはトロントのプライド・パレードに 'Eid Mubarak.' と書いてあるソックスをはいて行進した。 (MARK BLINCH / THE CANADIAN PRESS)
◇カナダとのけんかはサウジの最新のやりすぎです。彼らが代価を払ったことがこれまでにありますか?
The Intercept August 8 2018

サウジ人は完全に狂ったようなことをしているのか?

まず、彼らはカナダにけんかをふっかける、そう、あのカナダに!メイプルシロップを愛しホッケーをやるリベラルな多文化的なカナダ;無料のヘルスケアと“Eid Mubarak”と書かれたソックスをはく首相(写真)の国です。

8月5日、サウジアラビアはカナダの外相からのたったひとつのツイートに過度に反応した。そのツイートは、「他のすべての平和を好む人権活動家」に加えて、収監される活動家のサマル・バダウィ(サウジ系アメリカ人)、ライフ(すでに投獄されているブロガー)の姉を「すぐに釈放する」ことをサウジ人に求めた。サウジ外務省は、「不適当で不届き、受け入れがたい」声明だとしてカナダ人を言葉でこてんぱんにやっつけてカナダとの「すべての新たな貿易取引と投資業務の凍結」を発表した。そしてカナダ大使に「次の24時間以内に」出国するよう命じた。

同時に、サウジの挑発的な書き込みをする者たちがケベックの独立に対するうるさい支持を宣言するためにツイッターするようになった。ペルシャ湾の専制君主国が6000マイル離れたフランス語を話す分離派運動についてそれほど熱心だったとは?誰も知らない。(ねえ、カナダの挑発的な書き込みをする者たち、あなた方が存在するとして、わたしのアドバイスは、サウジアラビアの変化を求めるシーア派が支配する東部県の独立に対してオタワの支援を提供することで応酬するとなるのだが。それはすっごく彼らの気を狂わす。)

サウジアラビアはまさに始動させたばかりでした。

そしてサウジアラビアは始動させたばかりだった。6日月曜にカナダで学ぶ約1万6000人のサウジ人学生への奨学金を停止して「学生らにどこか他で学校に通うよう命じた」ことで王国は騒ぎを拡大させたとトロント・スター紙が報じた。

そうして、これはこのとっぴな一連のできごとの中のわたしの大好きな部分、他国の問題に干渉することへの警告に従事して、カナダの定期旅客機がトロントの一番高いビルに向かってまっしぐらに飛行する画像をサウジのグループがツイッターに発表した。(サウジのグループは後でそれを削除して謝罪しました)

Are. You. Kidding. Me? うっそー、冗談だろ?
たいてい、王国の“ますます独断的な外交政策”によって仕上げられるが、さらにもう一度、彼のイニシャルMBSによって知られるサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が手に余ることをもくろんだかもしれない。紛れもない人権侵害について最もゆるいオンライン批判を提示したために、日曜までサウジアラビアの友人であり主要な武器提供国だった西欧の政府をいじめようとすることは狂気の沙汰だ。同じく、有権者をなだめるために形だけサウジのさまざまな虐待を軽くとがめるしぐさをしたいリヤドの他の西欧の同盟国にはいったいどんなメッセージを送るのか?ゲームは終了した?

11月にわたしが監視したとき、MBS(サルマン皇太子)はミダース(手に触れる物をことごとく黄金と化した王)の逆であり、彼が触れるすべての物が灰(混乱)と化す。たとえば、サウジ王国の国内問題におけるカナダの「おもてだったずうずうしい干渉」に対してなぜそれほど騒ぎ立て、そのような虚偽のいきどおりをはっきりと表明するのか?その結果、シリア、バーレーン、レバノン、イラク、リビア、エジプト、そしてもちろんイエメンでのサウジ自身の「おもてだったずうずうしい干渉」に注意を引くのに。ダブルスタンダード(差別)はすっ裸だ。

女性の権利活動家とその他の人々への弾圧、締めつけに関してカナダのさしあたりの形式上の忠告を彼らはまったく無視してもよかった。かつて彼らは無視したことがある。だが、衝動的で怒りっぽい皇太子によって先導されるサウジ人はみずからが彼ら自身の最悪の敵であるとわかった。彼らのライバル国、イラン、カタール、トルコには、リヤドの人々が全く自分自身で制作しているように見えるネガティブな反サウジ・メディア報道に仕返しするなんてことはできなかった。

イエメンを例に挙げよう。この夏、Al-Raqahの人里離れた山村の結婚式を襲撃したサウジの空襲は子どもを含める一般市民23人を殺害し、多数を負傷させたとインターセプトが報じた。関連記事においてワシントンポスト紙が「イエメンの3年以上の内戦で1万6000人以上の一般市民が死傷し、その圧倒的多数が空爆による」ことを明らかにする国連の数字を引き合いに出した。ポスト紙は、戦闘機、大部分がアメリカとイギリス製の爆撃機を使用する戦闘でサウジ率いる連合軍が唯一の行為者であることについて特に言及した。空襲は病院、学校、市場、モーテル、移住者の船、ガソリンスタンド、そして葬式の集まりにも一撃をくらわせて、一般市民に保護を要求する人道上の法律を守る連合軍の能力について疑問を提起する。

「疑問を提起する」は控えめな表現だ。イエメンの進行中のサウジ主導の封鎖と爆撃は西側全域の政治家やお偉いさんや活動家にサウジ軍を“人道に反する罪”で訴えてMBS(サルマン皇太子)を“戦争犯罪人”と呼ぶ気にならせた。

そうしてテロ全体の問題がある。今週、サウジがカナダ人と外交論争をエスカレートしたとき、イエメンのサウジ率いる連合軍はアルカイダ戦闘員と秘密の取引をしてある者にはカネを払って重要な都市や街を去らせた、他には武器や装備や大量の略奪金で退却させたとAP通信が報じた。その間、「何百人ものいっそう多くの数が連合軍自体に加わるために新たに補充された。」

AP通信によると、「これらの妥協と同盟(結託)がアルカイダ戦闘員がもう一日戦うために生き残ることを可能ならしめた、そして911攻撃を行った最も危険なテロ集団ネットワークの分派を強くする危険を冒した。」

では、こういうことへのドナルド・トランプ大統領のチームの反応はどんなものか?「カナダとサウジアラビアはどちらもアメリカ合衆国の親しい同盟国」なので政府はその小競り合いにおいて一方に味方しないと、月曜、国務省官僚がハフィントンポスト紙に話した。

いまなんて言いました?「両国は親しい同盟国」?カナダはイエメンでアルカイダの仕事仲間ですか?ツインタワー(世界貿易センタービル)に突っ込んだ攻撃の影に隠れるグループと取引をしますか?そして戦闘員を補充しますか?それどころかわたしたちがアルカイダに関している間、911の19人のハイジャッカーのうち何人がカナダ人でしたか?

バーニー・サンダーズ上院議員が昨年9月にわたしと一緒に外交政策について語る席についたとき、彼が言ったことを引用する、「サウジアラビア人をわたしが同盟者(味方)とみなすかって?わたしは彼らが世界中のテロを援助し継続させた非民主的な国であると考えます、テロに資金を供給しました、ですから同盟者とみなすことはできません。とんでもない、彼らはアメリ合衆国の同盟国ではありません。」

ことによると、さんざんなぐられて気を悪くしたカナダ政府はその時バーモント出身の独立系上院議員と類似した姿勢で臨む。大多数のアメリカ人やイギリス人のように、大多数のカナダ人は政府のサウジ独裁政権との親しい結びつきやサウジ独裁政権への絶えず続く武器販売の熱心なファンではない。MBS(サルマン皇太子)と一行によっていじめられることは中東の王国に対して彼らをさらに敵対的にさせるかもしれない、そしてたぶん選ばれた政府に気合いを入れさせてもっと有権者を顧みることになり、リヤドをいっそう顧みないかもしれない。もしそうなれば、(うまくいくように願う!)月曜のばかげた攻撃的なツイッターの画像(写真)はサウジの最悪の心配になる。

今ではもう削除される、ほら、トロントの空を背景とした高層建築物の輪郭に向かって進む旅客機を目玉として登場させるおどすようなサウジの“インフォグラフィック”のスクリーンショットだ。

https://theintercept.com/2018/08/07/saudi-arabia-canada-tweet/
この人がMBS(サルマン皇太子)!