見つけた 犬としあわせ

ニュースのファンジン、世界のニュースのサンプリング。 一枚のCDを聴くように一枚のコラージュを眺めるようにこれを体験して欲しい。

2024/05/23

飢餓による虐殺

 


画像の地図のイエローはパレスチナ国家を承認している国

日本を含め、グレーの国は承認していない国


ナチスの強制収容所の暴力の陰に隠れた巨大犯罪を研究している京都大准教授の藤原辰史さんが、「人間の尊厳は地に落ちた」としてガザの飢餓による虐殺について書いている(2024年5月22日東京新聞夕刊)


第二次世界大戦後すぐに国連食糧農業機関(FAO)理事長だったブラジルのジョーズエ・デ・カストロは、ドイツが「人種差別とともに栄養的差別をおこない、高度の破壊力を持つ強力な武器として組織的飢餓計画を遂行した」と述べ、占領地の民族やユダヤ人への食料分配を劇的に下げ、意図的に餓死させたと批判した(飢えの政治学)


そして現在、イスラエルによる空爆と攻撃で約3万5000人が亡くなったガザ地区では住民の半数とも言われる人々を飢餓が襲い、子どもも餓死している


これもイスラエルによる「意図的な飢餓」だと複数の国際機関が批判している


封鎖による飢餓政策は良心の呵責をあまり抱かずに大量に人を殺すことができる極めて悪質な行為だからだ


4
18日、イスラエルの新聞ハアレツにユヴァル・ノア・ハラリの記事が掲載された


ガザでの非人道的な「復讐」ゆえに国際社会から孤立したイスラエル政府をまるで北朝鮮だと言い、方針転換しないネタニヤフ政権を非難した


「サピエンス全史」などで一躍世界のご意見番的存在になったハラリはイスラエル人歴史家だ 当然、歴史の観点からきちんと論ずることが期待されるが、イスラエル人向けの記事だとしてもあまりにも浅すぎる


なぜ、ハラリは、イスラエルが建国以来、パレスチナ人の土地を暴力で奪い、オリーブやオレンジの木をなぎ倒し、彼らが住んでいた家に入植してきた事実を論じないのか


なぜ、ハラリは、イスラエルが食料自給率9割の農業大国になった理由がヨルダン川西岸自治区の水源を奪い、パレスチナ人農民たちに農業を諦めさせてきたからだと言わないのか


なぜ、イスラエルは2007年からガザ地区を封鎖し、食料も水も電気も制限し、川と海を汚染してきたのか


なぜ、イスラエルはモンサント社などの除草剤をパレスチナ人の農地に散布して汚染しても裁かれないのか


なぜ、イスラエルは漁をするパレスチナ人漁師を銃撃し、殺害してきたのか


問わねばならないのは、イスラエルの信頼が失墜したという「いま」ではない


ずっと国際社会でイスラエルの行為が非難されてきたのに、日本、アメリカ、ドイツなどがイスラエルを支持し、こうした犯罪を覆い隠してきたことこそ問わねばならない


イスラエル批判者をユダヤ人憎悪の伝統と結びつける国民をハラリが批判しているのは正しい だ
が、歴史家なら、イスラエルもナチスと同様に飢餓を通じた虐殺をしている、と付け加えるべきだった


ユダヤ人も餓死した ならば、いまのイスラエルこそ、ユダヤ人の受難の歴史を冒涜していると


いま真っ先に論じるべき問題は、イスラエルの存続の危機などではなく、人間の尊厳が地に落ちたことである

 


 

“自由と言論の自由”について、マクロン大統領はロシアと中国に小言を言う
フランスで、抗議する法的権利を主張しようと試みる武器を持たない女性たちをマクロンのStromtruppenがどう扱うか注意して見るように。
EU
は言論の自由と抗議に対して、ますますアレルギーになっている。

 

#イスラエルのネタニヤフ首相:「ガザでの犯罪でわたしを訴えるのは、911でジョージ・ブッシュを訴えるようなものだ。」

◽️国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官は20日、戦争犯罪や人道に対する罪などの疑いでイスラエルのネタニヤフ首相やイスラム組織ハマス指導者らの逮捕状をICCの予審裁判部に請求したと発表。今後、予審部が逮捕状の発付を判断する。

カーン氏が逮捕状を請求したのは、ネタニヤフ首相とイスラエルのガラント国防相に加え、ハマスの最高指導者ハニヤやガザ地区トップ、ヤヒヤ・シンワルを含む3人。

昨年10月7日のハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃以降の戦闘を巡り、「刑事責任を負うと信じるに足る合理的な根拠がある」と指摘した。

カーン主任検察官は、イスラエルにいかなる軍事目的があっても、民間人に意図的に危害を加えることは「犯罪行為だ」と指摘。戦闘手段として「飢餓を利用する影響は深刻」だと懸念を示した。ハマスに対しても「計算された残酷な」奇襲攻撃を巡り「説明責任がある」と述べた上でイスラエルから連れ去った人質を即時解放するよう求めた。

イスラエル側はICCによる逮捕状発付を警戒。ネタニヤフは4月下旬、X(旧ツイッター)への投稿で「自衛権の侵害だ」と反発していた。米メディアは、ネタニヤフが4月28日のバイデン大統領との電話会談でICCが逮捕状を出さないよう支援を求めたと報じていた。ロゴ, 会社名

自動的に生成された説明

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2024052001206&g=int


#
ヤニス・バルファキス:

ドイツの政治家みなさんにあやうく同情すら感じてしまう。ネタニヤフがICCによって起訴された場合、ドイツ領土に足を踏み入れれば彼を逮捕しなければならない。

そのときは反ユダヤ主義を理由にドイツの政治家は自分たちをドイツから締め出すのだろうか?(そうですとも、非常におもしろい皮肉な出来事を楽しんでいると告白しよう。)



#
アイルランド、ノルウェー、スペインの首脳が共同でパレスチナ国家承認を宣言。(News.com

「本日、アイルランド、ノルウェー、スペインはパレスチナを国家として認めることを発表する。それぞれの国でこの決定に効力を持たせるための手続きに入る。本日に至るまで、私は多くの指導者や各国首脳と会話を重ねてきた。今後数週間のうちにもっと多くの国々がこの重要なステップに参加するものと確信している。」
アイルランドの首相、シモン・ハリスは、これは「パレスチナにとって歴史的な日」であると述べる。

#ノルウェーの外相:
「ハーグの裁判所からネタニヤフとガラントへ逮捕状が出た場合、ふたりがノルウェーに到着すれば逮捕しなければならない。」

 

広島市は今月末にも86日平和式典への招待状をイスラエルの国に出す予定だ

もしネタニヤフが広島に来た場合、日本政府はICCの決定に従って逮捕できるのだろうか?

#ヤニス・バルファキス:
スペイン、アイルランド、フランスは、ハマスの指導者らと共にイスラエルの首相と国防相の起訴を発議するICC検察官の決定を断固として支持した。ドイツ、オーストリア、イタリーはバイデンをそっくりまねて、検察官を攻撃した。



ジュリアン・アサンジがアメリカへの引き渡しを上訴する裁判で勝利…
ICC
がネタニヤフの逮捕を求める
これは人類社会にとって重要な日である