脅威を感じたら「Capture or Kill」
ドキュメンタリー映画「不都合な真実」がアメリカ・ワシントン州のある大きな公立学区で授業で見せるのを禁じられたというニュースについて、日本の反応との違いを挙げてホッと安堵しちゃいましたが、日本は京都議定書の批准を推進する立場にある国なので、単純に比較はできないことに気づきました。アメリカは批准してない国、そのトップが「見ない」といってる映画です。石油産業にどっぷり漬かるブッシュとそのチームは地球温暖化についても懐疑的です。
さてさて、今朝のabcニュースではブッシュのコメントが紹介されました。
アメリカ政府の無法者ぶりを示す、これまた仰天の「Capture or Kill」についてです。なんでもイラクにイランの先鋭部隊が潜入しているとかで、もしイランの工作員を脅威に感じたなら、その場で「拘束もしくは殺害してよい」と命じたのをブッシュが認めた発言です。
大量破壊兵器に代わり、今回、力強く何度も繰り返し指摘されているのが、EFPというイラン工作員がイラクに持ち込む化学兵器の名称。ゲーツ国防長官はイランがこれを提供しているとはっきり述べました。前回のイラク侵攻の口実でも、ニジェールから濃縮ウランがどうじゃとか、国連の場で世界に向かって堂々と衛星写真まで披露して指摘しましたから、ぜんぜん当てにはなりません。というか、またまたウソですかと勘ぐりたくなります。ゲーツは2万人の増派を支持し、ブッシュは「増派を決めるのは私だ」と言い切りました。
ワシントンではブッシュの増派に反対する数万人規模のデモがあるそうです。
上の写真は1983年のバスキアの作品「Lye」です。バスキアの絵が好きです。
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