見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

May 15, 2007

ジブラルタル海峡に海底トンネル


スペインとモロッコの両政府が、ジブラルタル海峡の海底に鉄道のトンネルを通してアフリカ大陸とヨーロッパをつなぐという大掛かりな構想を進めているそうなんです。
昔、ジブラルタル海峡をフェリーで渡ったことがあります。モロッコのタンジールに行くためでした。当時はまだ若かったから格安のルートを選択してパリからバスに乗ってスペイン最南端の港町アルヘシラス(アフリカ大陸までわずか14キロの距離で肉眼でも確認できる)まで行きました。パリでセルジュ・ゲンズブールのコンサートがあって、とにかくチケットをゲットするため販売ブースまで行ったのですが、すでにソールドアウト。その後しつこくどうしたら手に入れられるか食い下がっていたら、急遽追加のコンサートが決まり、なんともラッキーなことに最前列の席を手に入れることができたのです。(ゲンズブールの唾とシャンペンのバブルが飛んできた!)でもコンサートまでには一ヶ月ほどあります。それで、昔ニューヨークのハンターカレッジのクラスメートが絶対にイスラムの国へ行け!すばらしいインスピレーションを得ることができるから!と言っていたのを思い出し、その間、タンジールに行こう!ってことになったのでした。タンジールのカスバにはビート作家のバロウズが住んでいたこともあり、ストーンズのブライアン・ジョーンズも入り浸った街でしたから、迷いはありませんでした。バスの旅の途中に何度もトイレ休憩があり、簡単な食事ができるのですが、バゲットにハムがはさまったサンドイッチを頼んだイスラム教徒の一家が豚肉は食べられないことに気づいて、どうかこのサンドイッチを買ってくれないか、と乞われたことがありました。気づくとバスの中は顔や手に刺青を入れたモスリムの女性たちで占められていました。とにかく、見慣れない彼らの文化にドキドキわくわくしました。今のようにテロリストと結びつけて異文化を敵視するような風潮も当時はなかったですし、街のなかで聞こえる音も匂いも、ガンバピリピリの料理も、刺激的ですごく気に入りました。
話を戻して、この海底トンネルができると、朝8時の高速列車でスペインのセビリアを出ると9時半にはタンジールのオフィスに着くというのです。そうやって通勤する人の需要が増えているということなんです。フェリーに比べると三分の一に短縮されるそうですから。
でもね、パリを出て、一昼夜かけて目をさますと、怪しげな黒いカフタンで顔を隠した女性たちに囲まれている、そしてフェリーの中で入国審査を受け、着いたところがこれまた怪しげな雰囲気の石の街という、文化の変化を肌で感じることはできませんよね。
ああ、ジブラルタル海峡が懐かしい。

写真は宇宙空間から見たジブラルタル海峡です。左が大西洋、右が地中海。ちょうど地中海への入り口になります。

2 Comments:

At 4:16 PM, Anonymous リレキショ said...

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

 
At 8:39 PM, Blogger vamos said...

ありがとう

 

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