見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

June 04, 2007

ブラック・ブロックって何者?


週刊紙ビルト日曜版が見出しに「G8の恥」と掲げた騒乱状態を引き起こしたのは、デモ主催者の声も届かない、「ブラック・ブロック」と呼ばれる人たちだった。前回書いた、黒づくめでエミネムのラップで行進していた人たちのことだ。
ブラック・ブロックなるグループが気になって検索しまくってみると、もっとネガティヴな意味でこころが動かされる記事やエッセイにぶちあたった。
以下、感性が選ぶにまかせて列挙してみます。

■2001年のジェノバサミット(2001年7月21日)
私たちは、ブラック・ブロックの一員として、はっきり言おう!
私たちは強者の政治に決して無力のまま屈したくないのだと。私たちは「レッドゾーン」へ戦闘的に侵入し、G8会議を止めようとした。
そして昨日、警察は抗議者に対して残忍にふるまった。抗議者はさんざんなぐりつけられた。催涙ガスにまみれ、銃弾を受け、拘束され、拷問された。警察の残忍さは、1人の抗議者を殺害することで頂点に達したのだ。
公にされた意見によれば、その責任はすべてブラック・ブロックの暴力にあることになっている。
日々、資本主義者の世界秩序は、多様な暴力を生み出しているというのに。貧困、飢え、債務、排除、何百万人もの死、そして、人びとの生活維持に必要な空間の破壊が、彼らの政策なのだ!
これこそ、私たちが拒絶するものじゃないか。
銀行と多国籍企業の窓をこなごなに潰すことは、私たちの象徴的な行動だ。だが、私たちは小さな商店とクルマの破壊と略奪には決して同意していない。これは、私たちの方針ではないのだ。
しかしながら、私たちもまたその動きを排除することはできない。抵抗を排除することは行動力を弱めるもっともありふれた方法だ。連帯感に裏付けられた批評を望む。そしてそれを期待したい。
家の窓がガタガタいえば、あなたは叫び声をあげる。だが、人びとが死ぬとき、あなたは黙りこくったままだ。
歴史は決して終わらない。(ブラック・ブロック参加者の声明)

■反サミット行動に全世界から20万人が結集
7月20日からのイタリア・ジェノバサミットでの反対闘争には、NGO、労働組合、農民など様々な社会運動を構成する人々たち、実に20万人以上が結集した。イタリア当局の暴力的弾圧や事前規制、それに「ブラック・ブロック」などの破壊分子の跳梁がなければ、デモ参加者はさらに増えて空前の数字になったと思われる。明らかに、99年のシアトル以降の反グローバリゼーションのうねりは1つの転換点に差しかかったと言える(エリック・トゥーサン「ジョノバG8反対行動を終えて—これからの運動の発展に向けたメモ」参照)。
■要塞に閉じこもるサミット
「8人対60億人」ーこれが全世界から1000の団体を結集した反サミット連絡センター「ジョノバ社会フォーラム」(JSF)の主要スローガンだった。このスローガンを裏付けるようにイタリア当局はジョノバ市内を戒厳令の状態におき、G7・G8首脳らはあたかも要塞に閉じこもった状態でこそこそと会議を行った。EU(欧州連合)のプロディ欧州委員長は「治安部隊に守られ、市民から隔離されて開催せざるを得ないような会議のあり方を考え直そう」と呼びかけた(朝日新聞)。
イタリア当局の「暴徒対策やテロ対策」に名を借りた暴力的弾圧は欧州ではしばらく見られなかったほど酷いものであった。まず、サミット会場周辺が封鎖され、レッドゾーンが設けられた。その上で、当局は住民に恐怖を煽り、町から離れるよう求めたのだ(実際、50%以上の住民が町を離れた)。次ぎに、EU内での国境の往来の自由を保障するシェンゲン協定を停止し、活動家などの入国を阻止した。その上で、治安警察2万人、陸海空軍から3千人を動員し、市街戦に対応する特殊部隊や空からの攻撃に備えた地対空ミサイルまで配備するというものものしさだった。
ジェノバ警察長官は、スウェーデンの警察がEU加盟15カ国の首脳が集まった際にイエーテボリで行ったような実弾の使用は行わないと確約した。だが20日には治安警察はデモ隊の先頭にいた青年を射殺した。また、治安警察は「ブラック・ブロック」などの挑発的行動を利用し、平和的デモを行っている人々にも襲いかかった。そのため負傷者が数百人という単位で、20日、21日のデモ参加者に現われた。その上、連絡センターであるJSFを「暴徒を扇動した組織」としてでっち上げるために、21日深夜現地本部などを急襲し、多数の負傷者と逮捕者を出した。
このような民主主義とはほど遠い雰囲気の中で、G8首脳も動揺し、フランスのシラク大統領は「これだけ大きな抗議行動が示している人々の不安を考慮しないわけにはいかない」と述べた(朝日新聞)。
サミット終了後、警察の暴力に抗議してミラノで10万人、イタリア全土で30万人のデモが行われた。
結局、ジェノバでは死者1名、負傷者600人あまり、不当逮捕数100件。そして何よりも、まぎれもない政治的策謀が働いていた。ジェノヴァのいくつかの区域を荒らし回った挑発者グループ「ブラック・ブロック」と警察当局が通じていたことは、おおぜいの人々に目撃されている。
聖職者ドン・ヴィタリアーノ・デッラ・サラは「ブラック・ブロック」が憲兵隊の輸送車から出てくるのを見たと語っている(ラ・レプブリカ2001年7月22日付、ル・モンド2001年7月24日付)。

今回のサミット会場にハイリゲンダムが選ばれたのは、もともと街の周辺がフェンスによって囲まれていることから警備しやすいというのが一番の理由、それにまた経済格差の広がる元東ドイツの街に人の目を集めて経済効果を生ませたいとの首相の思惑もあるようだった。バルト海では哨戒艇が警戒。ハイリゲンダムの周囲12キロを包囲するのは高さ2.5メートルのフェンス、サミット関係者と約300人の住民以外の立ち入りや、フェンス近くでのデモを禁止するなど当局は厳戒態勢で臨んでいる。
上の写真は6月2日のG8に抗議する大規模デモの際に、警官隊とやりあった「ブラック・ブロック」のメンバーの姿です。彼らは黒いフーディと顔をマスクで隠しますが、ほとんどのデモ参加者が顔を見せることに喜びを感じているようでした。

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