自転車ドロボー
4日にも、ドイツ北東部ロストクでG8(主要国首脳会議)ハイリゲンダム・サミットに反対するデモ隊と警官隊が激しく衝突して取材中のジャーナリスト1人が負傷したほか、デモ隊の数人が拘束されたそうです。警官隊と衝突したのは、2日と同様、黒いフーディに顔マスクの「ブラックブロック」の面々およそ400人。
先進国の移民政策に反対するおよそ800人のデモ隊が当初、ロストクの移民局前で平和的に抗議集会を行っていたのが、過激な黒ずくめの反乱分子が警官隊に向かって投石などを始めたため、警官隊が反撃し、現場は一時、騒然となりました。
2日のときにもかなりの数の外国人について触れられていましたが、独政府は外国人過激派の国内流入を防ぐため、国境の監視も強化。これまでに85人が入国を拒否されたと言います。
以下は、G8 絡みで自転車ドロボーについての報告です。
5月29日、トラック15台と数台のクルマから成る「Wendlandkarawane」がキャンプ地に向かう途中、警察によって止められた。キャラヴァンは優勢な警官隊によって封鎖され、捜索された。警察は盗難自転車を捜索するふりをしてキャンプ地に行くはずだった9台の自転車を押収した。数時間ものあいだ人々は警察が「仕事」を終えるのを待たねばならなかった。他に結束して通りの近くで待っている約50人ほどが歌を歌ったり必要物を補充する。夕刻遅く、キャラヴァンは警察のコンボイに護衛されてキャンプ地まで行くのを許された。キャンプ地でも深刻な問題があるとみなされた。警察は許可を取り損なっていると言い、人々がキャンプを組み立てるのを禁じた。それにもかかわらず、集中センターから約30人ほどが救出しにやってきて、キャンプする人たちに食べ物を持ってきた。
その日は他にも乗り物が特別長く捜索されるためにそのエリアで止められている。多くの駐車スペースがたくさんの警察のクルマによって占拠された。私が話をした地元の人たちは、明白な理由なしに警察が道路をふさいで人々をコントロールするのに怒り心頭だった。
写真は、長時間捜索のために止められたキャラヴァンと、キャンプ地に行くはずの自転車を捜索し、押収する、腕っぷしの強い警官隊、そして結束を示すためキャラヴァンの近くに集まる支援者たち。
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