見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2007/06/21

今日はスケボー・プッシュの日


今朝散歩の途中で、向こうからスケボーをプッシュしながらやってくる近所のサーファーショップのK-mochi君と出会いました。なんでも今日6月21日は「世界プッシュ・デー」なんだそうです。プッシュとはもちろん、スケボーの基本動作「プッシュ」(片足をボードに乗せて残りの脚でこぐ)のことなんで、今日一日は世界中でスケボーをプッシュするストリートスケーターの姿を普段より多く見かけることになります。彼は午前中はサーフィンを教える先生になります。この辺ではおじさん&おばさんのサーファーもよく見かけます。年齢に関係なく、波がよく見えてる人は上達が「スッゲー速い」と先生は言います。うちのサンバがお留守番中にこの先生にドッグシッターを頼んだことがある縁で、サンバにも波乗り教えて!と頼んだところ、「いいかもしれない!」「犬の散歩でサーフィンもやるよ!っていうんで広げてみようか」、彼も一瞬やるきになってくれました。犬のアウトドアグッズでかっこいいライフジャケットも売っています。カヤックなんかに乗る犬用なんでしょうけど、サーフィンするときには必要になります。ボードも特注で作るか。
K-mochi君は、明日22日の夏至の夜にはキャンドルうんと集めて「キャンドルナイトやります!」と言って、またスケボーをプッシュしながら海に向かいました。うちらも海に向かいまーす!
そうそう、昨日、フィンチャーの「ゾディアック」見てきました。始まりは独立記念日の夜、クルマで流す通りの家々からは花火があがっています。この映画はゾディアックと名乗る連続殺人鬼について語るのではなく、ゾディアックに入れ込む3人の男たちに焦点をあわせます。マーク・ラファロをはじめとする刑事たちが彼らをコケにする犯人を追うのはわかるにせよ、新聞社の記者とその同僚の諷刺漫画家が、どうしても「目の前の犯人の顔を見て、こいつか」と納得するまで他のことすべてをなげやっても取り憑かれるという尋常でなさを見せています。といっても、記者はもともとドラッグやアルコールに浸っているし、諷刺漫画家はパズル好きで、パズルを解くことにはまっていくというのは想像つかないわけではありません。でも再婚相手のクロエ・セヴィーニと3人の子どもたちを忘れて家族崩壊も顧みず、なんですけど。
記者役のロバート・ダウニー・ジュニアはその前に見ていたリンクレーター監督の「スキャナー・ダークリー」でも同じようなタイプを演じていました。この映画はすごいですよ。原作もすごいですけど。人気TVシリーズ「CSI」マイアミに出ていた俳優の演技は、みものです。「D」というドラッグにぶっとんでるようすが実にシュールでリアルでした。俳優が演じているのをアニメーションにするという前作同様の手法で撮っていて、150種類ぐらいの人間の姿を装う服を着て、おとり捜査するエージェントが誰だかわからなくするんですが、この服を表現するのにはアニメーションが適切だったことがわかります。日本では評判よくなかったんですが、原作者のフィリップ K ディックが言いたかったことはうまく伝わってきています。
話戻ってフィンチャーの「ゾディアック」のワンシーン、わりといい地区の通りでタクシードライヴァーが殺されます。写真の通りを歩いているのが犯人。犯人は黒人だとの誤報が流れ、警官たちがすれ違っていたにもかかわらず、みすみす取り逃がします。出演者たちはみなそれぞれによかったですよ。「ER」のグリーン先生(アンソニー・エドワーズ)がマーク・ラファロの相棒役刑事を演じていました。当時のかっこうと当時のヘアースタイルの彼らをお楽しみください。それと音楽と。
マーク・ラファロの声が好きです。