クローネンバーグとヴィゴ 再び
ローリングストーン誌のこの秋の映画新作案内ーその4 by 映画評論家ピーター・トラヴィス
◇Eastern Promises
全米公開は9月14日
刺青を入れた、ぶっきらぼうなヴィゴ・モーテンセンが、ロシアの犯罪同盟の一員として連中をなぐり、いばるのを見ることで、「指輪物語」のアラゴルンのファンよりさらに多くの客を「Eastern Promises」に引きつけることだろう。だが実際に人を引きつけるのは、デイヴィッド・クローネンバーグ監督の過激なエネルギーと再び関係する、天性のずばぬけた才能のあるモーテンセンをここで見ることだ。2年前、痛烈で、きわだった映画「ヒストリーオブバイオレンス」で、2人は家庭の神聖な義務という難題に挑んだ。今回の家庭はロンドンのロシア人マフィアだ。モーテンセンのニコライは女性売買に基づいて進行するおぼつかない計画をくじくかもしれない助産婦、ナオミ・ワッツという厄介に巻き込まれる。
9月6日から15日までカナダで行われる第32回トロント国際映画祭の3日目、9月8日にサットン・プレイス・ホテルで映画「Eastern Promises」の記者会見がありました。それを伝える一連の写真には、仲よく並んで質問に応えるクローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンが手を握りあってるのがありました。自然な信頼関係の表れなんでしょう。ここにあるのはまた別の場面でのワンショットなんですが、2人の関係がにじみ出ているようで気に入りました。もう一枚は映画の中の一コマです。
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