見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2007/09/12

待望のPTAの新作


ローリングストーン誌のこの秋の映画新作案内ーその5 by 映画評論家ピーター・トラヴィス
◇The Kingdom
全米公開は9月28日
イスラムのジハードに対して身近に引き寄せて自分の知識を得たいなら、アメリカ人がまともに向かい合っている中東戦争を酷評する議論を呼ぶスリラー、ピーター・バーグの「The Kingdom」の公開日を調べることだ。リヤドにあるアメリカの囲いを巡らした敷地内で爆発した爆弾を配置したのは誰か、犯人を捜し出すために現地に向かう、ジェニファー・ガーナー、ジェイソン・ベイトマン、クリス・クーパーを含める、FBIチームをジェイミー・フォックスが先導する。映画は、手に余る映像を考慮に入れない、はなはだしい死者の数と強烈面がある。だがバーグの撮影第一のスタイルは、後でかみしめるためのマテリアルをたくさん与えてくれる。

◇There Will Be Blood
全米公開初日は12月26日
アプトン・シンクレアの小説「オイル」を基にしたポール・トーマス・アンダーソンの新作は極端で信じがたいとのうわさだ。それって誰かを落胆させるという意味かい?群衆を見張る覚悟のできた石油帝王として精力的な人ダニエル・デイ・ルイスと、ポール・ダノが演じる説教師の姿をしたゴッド(神)に加えて、「ブギーナイト」「マグノリア」のアンダーソン監督は怒りでこんチクショーとなるまで障壁を高めないと満足しない。

「ギャング・オブ・ニューヨーク」以降ずっとスクリーンから遠ざかっていたダニエル・デイ・ルイス、うわさではイタリーだかで靴職人として腕を磨いていたそうだ。ポール・トーマス・アンダーソンと組んでの彼を見るのは愉しみ。監督のほうも、ファンには待ちこがれた新作だ。前作「パンチドランク・ラブ」から4年もたっている。結婚、子供の誕生など、プライベートの変化があってのブランクだそうだが。音楽はレディオヘッドといううわさ。「パンチドランク・ラブ」の音楽もよかった、映画はもちろん。冒頭のシーンでアダム・サンドラーが倉庫から外に出て道路をボーっとながめていると、突然クルマが横転して、オルガンが道路に降ってくるのが最高でした。
写真は、最近のダニエル・デイ・ルイス