見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの、見つけたとき、 それを作品にしたり、思わずなにかの形にして、人に 伝えたくなります。 見つけたとき感じた、しあわせ感覚が、ひとしずくでも 誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

October 23, 2007

ニガーをフライにしてやる


昨日のカウンターパンチのコラムを書いたデイヴ・リンドルフは死刑を宣告されて以降、冤罪で闘ってきているムミア・アブ=ジャマールに関する本を出していた。
ムミアの再審については5月に口頭弁論があったそうだ。以下、デモクラシーナウのニュースから抜粋ーー。

◇黒人死刑囚ムミア・アブ=ジャマールの再審 デモクラシーナウ(日本語版)
15 May 2007

5月17日、フィラデルフィアの連邦控訴院(第3巡回裁判所)で、黒人死刑囚ムミア・アブ=ジャマールの再審をめぐる口頭弁論が開かれた。このインタヴューは弁論の直前に、ムミアの古くからの友人リン・ワシントン(テンプル大学教授)がこの裁判の意味について語ったものである。

ムミアは元ブラックパンサー党のスポークスマンで、著名なジャーナリスト。1981年末にフィラデルフィアで白人警官が殺害される事件が起きた際、不運にも現場にいあわせた。彼自身も何者かに銃で撃たれ重傷を負ったが、犯人として逮捕され人種差別的な裁判官アルバート・セイボの法廷で有罪、死刑判決を受けた。

1995年から再審請求(PCRA)を行っている。彼の闘いは、アメリカ死刑制度の人種差別主義、黒人ジャーナリストへの政治的弾圧と言論圧殺に対する闘いとして、全米ばかりか、ヨーロッパ各国でも大きな支援運動を広げている。フランスではパリ市が彼を名誉市民としているし、サンドニ市には彼の名前を付けたストリートがある。

5月17日の口頭弁論は、連邦控訴院が弁護側の主張の一部を取り入れ、以下の4点について審理を行うことを決定したもの。州の各級裁判所や連邦地裁が弁護側の憲法違反の主張をすべて退け、事実の再審理を行うことを拒否してきたことと較べ、再審に向けた一歩前進と見られている。

1)検察官が「一審で死刑になっても、被告人は上訴に上訴を重ねて、死刑を免れる可能性がある」と法廷で述べたことは、陪審員が軽々しく死刑を選択するように仕向け、公正な裁判を受ける被告人の権利を侵害した。憲法修正5条、6条、14条違反。
2)検察が意図的に黒人を陪審から排除したことは、公正で平等な法的保護を受ける被告人の権利を侵害した。憲法修正6条、14条およびバトソン判例違反。
3)原審の量刑段階における裁判官の陪審員への説示が不適切で、死刑を回避するため被告人に有利な状況を考慮する際には全員一致でなくてもよいことを正しく伝えていなかった。憲法修正8条および14条違反で、残虐で異常な刑罰に相当する。また、ミルズ判例にも違反する。
4)一審およびPCRA(再審請求審)におけるセイボ判事の人種差別的態度、なかんずく「ニガー(黒んぼ)をフライにしてやる」といった発言は、被告人の公正な裁判を受ける権利を侵害した。

これらの主張が認められれば、死刑判決を下した原審は無効とされ、まったく新しく陪審員を選定し直して裁判がやり直されることになる。

だが、連邦控訴院が弁護側主張を却下すれば、原審の死刑判決が有効とされるか、連邦地裁の決定に従って終身刑に減刑するかのいずれかとなる。 死刑の決定が出た場合、レンデル州知事はすみやかに執行命令に署名すると公言している。 弁護側主張が退けられた場合、連邦最高裁への上訴の道は残されているが、最高裁で結論がくつがえることはまず絶望的といってよい。 あと数カ月以内に出される予定の連邦控訴院の結論は、発生から25年を経たムミア冤罪(えんざい)事件の最大の山場となっている。

5月17日当日は大法廷の300の傍聴席が埋まり、入りきれなかった1000名ほどの支援者が法廷をとりまくなか、ロバート・ブライアン主任弁護士らが予定を大幅に超える2時間以上の弁論を行った。支援者は、その後、フィラデルフィア中心部をデモ行進し、再審の開始とムミアの釈放を訴えた。

▲ムミアは死刑囚監房からラジオコメンタリーを発信し続けている。彼の声は「Prison Radio」(http://www.prisonradio.org/) で聴くことができる。

◇ドイツ人ジャーナリストが冤罪の新証拠を発掘 hbjournalist 14 Jan.2007

ドイツ人ジャーナリスト、ミヒャエル・シフマンが独自取材に基づいて書いたムミア事件に関する著書「 Race Against Death Mumia Abu-Jamal: a Black Revolutionary in White America 」が2006年末、ドイツ国内で発売された。だが、2007年1月現在も英語版は未発表のままだ。ともかく、私たちには以下のサイトからシフマン同様にムミア事件を取材してきたアメリカ人フォト・ジャーナリスト、ハンス・ベネットによるシフマンへのインタヴューの全文が読める。
http://hbjournalist1.googlepages.com/schiff

ミヒャエル・シフマンとのインタヴューでわかったこと。

◇警察より先に事件現場を撮影していたカメラマンがいた!
シフマンの最大の発見は、事件当日、警察の移動犯罪捜査班よりも先に現場に到着して数十枚の写真を撮影していた報道カメラマンがいたことをつきとめたこと。そしてそのカメラマンが撮影した現場写真から、検察の話が矛盾していること、警察が現場を改ざんしたこと、検察側重要証人(ロバート・チョバート)が現場にいなかった!ことなどを実証したことだ。

◇弾道鑑定から真犯人のいた位置が特定できる!
さらに、弾道学的調査も独自に行い、殺された白人警官フォークナーを撃った銃弾は「ムミアがいた方角から撃たれたものでない」ことを論証している。

写真はミヒャエル・シフマンの本の表紙

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