見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2008/01/29

帰還兵の殺人90%増


イラクとアフガニスタンから帰還した米兵の121人が殺人容疑で裁かれている。なじみのない遠い国の戦場から、故郷アメリカに戻っても、安堵どころか狂気はインサイドで続いていた。見慣れた街やコミュニティは彼らには国内戦線の場だった。そして家族や隣人がその標的になる。すごい現実です。
以下、1月14日デモクラシーナウ!ヘッドラインからーー。

◇故郷に帰還した退役軍人の121人が殺人罪で告発される
イラクとアフガニスタンの戦争の少なくとも121人の退役軍人が、兵役を終えて故国に戻った後に殺人を犯した容疑を受けているのを、ニューヨークタイムズ紙が暴露している。2001年のアフガン侵攻以来、現役の軍人と新たな退役軍人が掛かり合う殺人で、ほぼ90%の増加を数字が示すとタイムズ紙は報じた。犠牲者の約三分の一は配偶者、ガールフレンド、子ども、または親戚だったこと。そして退役軍人の多くが戦闘トラウマの徴候を見せる一方で、彼らが多くの場合、次のトラウマ的ストレス障害を値踏みされなかったか、殺人後まで診断されなかったと、タイムズ紙は報じる。

全米ホームレス根絶連合が退役軍人省と国勢調査局のデータをもとに推算し、昨年11月11日の退役軍人の日を前に公表した報告書によるとーー。
◇2006年、常時19万5800人の退役軍人がホームレス状態にあり、全体のホームレス人口、74万4000人の約26%にあたること。さらに同年にホームレス状態を経験した退役軍人の総数は49万5400人と推計している。
特にイラク、アフガニスタンからの帰還兵の置かれている状況は深刻。そのうちの20歳〜24歳で失業率が15%にもなっている。また2万人以上が身体に障害を持ち、イラク帰還兵の19%、アフガニスタン帰還兵の11.3%がPTSD(心的外傷後ストレス障害)など精神面での障害に悩まされていると指摘、ホームレスになる危険率が高いことを強調している。

写真は、殺人を犯したある帰還兵が常に持ち歩いたAK47とそのマガジン(弾倉)
その帰還兵は「人殺しは戦争の一部だが、国に帰ってまで人を殺したとは... 消せるものなら消したい」と話した。