見つけた 犬としあわせ

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2009/02/18

ハリバートンの軍隊


◇非常にもうけの多かったイラク戦争をハリバートンはいかに確実にしたか
by EOIN McVEY

本日の本:「Halliburton’s Army」著者 Pratap Chatterjee( Perseus Books US$26.95)

一目でなるほどと思う。特に本国から遠く離れた戦争をたたかうのに必要とされる兵站業務はおそろしいことになりかねない。そしてほんの手始めに、数十万の軍隊に装備、医療、食べ物を調達する複雑さは、軍が名高くなるための熟練の枠組みではない。

また、特に財務管理と最先端の管理技能が不足している場合、指数関数的にエスカレートさせることができる失費がある。外部委託するのがはるかに簡単だ。節約してより効率的なビジネスを知っている外部の会社を引き入れる。軍は力強い全体像を維持することになる。

それが、バルカン諸国、アフガニスタン、そしてイラクで最も悪名高きアメリカ軍に代わり兵站業務を行うためハリバートンを引き入れた理屈だ。だが、著者が指摘するように、ハリバートンのはたらきは全く効率的にはほど遠く、確かにびた一文節約しなかった。

イラクに発するしっかりした流れの方向のハリバートンの顛末がずっとあった。再三再四この会社は、競争入札の機会が他に許されなかったせいで契約を認められた。会社は誰も試みるべきでないと後に軍が決定した場所でチグリス川の下にパイプラインを掘るために7500万ドル費やした。この金は大失敗だったイラクの石油輸出を回復するため(入札なしに)契約した70億ドルの一部だった。同時に、アメリカの納税者ひとりひとりに28ドルづつ失わせる使い捨ての携帯食器皿がある。

言うまでもなく、ハリバートンにとってそれはもうけの大きい戦争だった。これは契約が原価加算だからだ、つまり利益率をうまく処理して加え、全部の原価が会社に支払われるということ。これは財務管理とは正反対のことだ。ハリバートンが原価を請求すればするほどその利益も大きくなる。こういったフレキシブルな契約だけがイラクではうまくいくとペンタゴンは主張する。

そこではフレキシブルでなければならない。イラク人は公園を歩かない。占領軍には何でもないが、いやしくもそこで人びとを働かせることが費用のかかるものになる。運転手は一年で10万ドル以上を自分のものにできる。護衛の専門家はその2倍を稼ぐことができる。これに反して、従業員が第三世界の労働者なら、会社は徹底的にしみったれになりかねない。彼らに危険な仕事と不十分な賃金を申し出て、労働者の保護を提供しない。兵士たちは9つのフレイバーのアイスクリームを食べさせてもらえるが、彼らでも格差に怒る。ハリバートンの従業員が同じ事に3倍多くもらうとき、なぜ兵士が年に5万ドルのサラリーのために一日12時間、危険地帯をパトロールしなきゃならないのか? なぜならハリバートンの従業員には兵士にはないイラクで働くかどうかの選択の自由があるからだ。

テキサスで石油を掘削する会社に援助を提供するため、会社は90年前アールとヴィーダ・ハリバートンによって作られた。1982年までに会社は11万5000人の従業員を雇用した。しかしながら、エネルギー部門が衰退して精を出す先を防衛勢力に向けた。一代目ブッシュの政権でディック・チェイニーが国防長官だったとき、彼はハリバートンの子会社に大口契約を与えた。一代目ブッシュが政権を去ったとき、チェイニーはハリバートンのCEOとして職を提供され、2000年の大統領選の間に3600万ドルもの大金の退職金と共にそこを退職する。ハリバートンがさらに有利な軍の契約を得るようになっていた副大統領の間、彼はさらなる金を消耗した。ハリバートンに契約を与える立場になかったとチェイニーは常に強く言い張ってきている。都合よく、その必要はなかった。彼の友人、政治上の心の友はドナルド・ラムズフェルド、当時の国防長官だ。

本はやや人騒がせだが、非常に情報をあたえられ有益である。

▲Eoin McVey はアイリッシュタイムズ紙の編集長

(IRISHTIMES.COM 13 February 2009)

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