見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2009/09/13

アイ ウッド キル ユー



◇セレナが怒りを爆発させたとたんにクライシュテルスが勝利

セレナ・ウィリアムズがラインズマンをののしったためマッチポイントでペナルティを受けた後、ドラマティックな事情でキム・クライシュテルスがUSオープンのファイナル(決勝)に到達した。

これより前にラケット乱用のコード違反を与えられていたウィリアムズがフットフォルト(サーブを打つ前にベースラインを踏み越す反則)を要求されたとき、ベルギー人は勝利まであと2ポイントだった。

ウィリアムズは怒りのほとばしりをラインズマンに発して反則の罰点を受けた。

あとで彼女がまさになんと言ったか聞かれて、ウィリアムズははっきり言い切った。「もうおぼえてないわ、瞬間だった、ほんとうに決定的なポイントだった。後悔するかについてはまったく考えていません。」

「反則の罰点を受けるとは思わなかった、それについて考えなかった。」と彼女は付け足した。

フラッシュメドウズのイライラする雨の日の後、金曜に予定された女子準決勝がニューヨークの現地時間夜9時21分に始まった。

チャンピオンの座を防戦する側のウィリアムズと2年の引退期間後わずか3度のトーナメント試合をするだけの2005年のチャンピオン、キム・クライシュテルスとの大いに期待された衝突は、アーサーアッシュスタジアムの比較的少ない群衆の前で起こった。

第1セットの決着をつけるため第10ゲームでサーブをブレークし第2セットで早くもブレークを取り戻して、第2セットの最良部分ですばらしい戦いをじりじり進めていたのはベルギー人の26歳だった。

そしてクライシュテルスがセンセーショナルな勝利に近づくことでプレッシャーがウィリアムズに影響した。

彼女は第1セットの終わりにラケットを叩きつけてコード違反を受けていた、そして第2セット6-5の難局に耐えるサーブで彼女の怒りが再浮上した。

15ー30(フィフティーン・サーティ)、敗北まであと2ポイント、ウィリアムズはファーストサーブをはずしてセカンドサーブでフットフォルトを要求された。

それがアメリカ人を刺激してラインズマンに向かって怒って疑義を指し示して言葉で彼女をののしる気にさせた。

ラインズマンの職員はそれからなんと言われたかを報告しに審判員のところに行った。そしてウィリアムズは応酬する言い分を聞かれる。「I would kill you(殺してやる)なんて言わなかった、あなたマジ?」

会話のこの部分は誤解だったとあとでウィリアムズは言うだろうが、すでに彼女は自動的にコード違反の結果としてくる次の段階のペナルティの罰点を受けるに十分なことをしてきていた。

USオープンの審判員ブライアン・アーリーとグランドスラムのスーパーバイザー、ドナ・ケルソといっしょに、群衆に手を振ってトンネルへと下りていく前にウィリアムズはクライシュテルスと握手するためネットをぐるりとまわった。

「私がなにか言って彼らが私に反則の罰点を与えたんだと思うけど不幸にしてそれがマッチポイントだった」と彼女は言った。

「今年すべてで私が1度も、絶対にフットフォルトをしてないのは確かで、突然このトーナメントで彼らは私にフットフォルトを与えた。」

「私がフットフォルトでないとは言っていません、でも過去がどうかを言ったまで。私の全生涯で1度も争ったことがないので、なぜ彼女が脅されると感じたのかわかりません。私は確かに愉快ではないわ。」

一風変わった勝利の仕方を沈思黙考しながらイスに座ったとき、クライシュテルスは見るからに度肝を抜いて唖然としたままだった。

「私はなんとか試合に集中しようとしていて、別の事態に直面していた」と彼女は言った。

「セレナがラインズマンに話しているのを見ました、でも彼女が言ってることを聞くには私は遠すぎましたので、あそこであったことについて実際コメントできません。」

彼女をワイルドカードとしてグランドスラムに到達する最初の女性にするベルギー人のものすごいパフォーマンスから、それは輝きを奪った。

そして彼女はウォズニアッキの対抗馬としてファイナルに進む、ウォズニアッキは今週前にはグランドスラムの4回戦を1度も超えたことがなかった。

(BBC SPORT 13 September 2009)
http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/sport2/hi/tennis/8252971.stm

◇かつての勝者クライシュテルスが6−4,7−5でウィリアムズを負かす。
二人の試合は予定された開始から85分遅れており、ひどい雨のために開催するつもりの時間を24時間以上過ぎていた。
(CNN 13 September 2009)

写真は、USオープンの審判員ブライアン・アーリーとグランドスラムのスーパーバイザー、ドナ・ケルソに抗議するセレナ(BBC)
クライシュテルスは出産のための引退で、2年ぶりの復帰、4年ぶりのファイナル進出
試合前にセレナは、「私も子どもを産もうかしら」とジョークを言っていた
ところで、フットフォルトを要求したラインズマンは女性でしかも東洋系に見えました