君の下着を手放さないで
◇米デルタ機テロ未遂 爆発しても「損傷なし」
英BBC放送は4日、「昨年クリスマスの日の米デルタ機爆破テロ未遂事件で不発だった爆弾が仮に爆発しても、機体はさほど損傷しなかった」との独自の実験結果を伝えた。
この事件では、ナイジェリア人被告(23)が、下着の中にPETNと呼ばれる粉末状の高性能爆薬をしのばせ、着陸体勢に入ったところで、酸性の液体を注入。化学反応で爆発を試みたが、失敗した。
事件が起きた飛行機はエアバスA330だったが、BBCは英国内で廃棄処分となったボーイング747の胴体を使った。
爆発物の専門家の監修を受けながら、被告が座っていた左翼付け根付近の窓際席に、事件で使われたのと同量のPETNを人形に取り付けて爆発させたところ、アルミ製機体に損傷はできず、爆発が起きても着陸可能と判定された。
爆発物の量についてBBCは明らかにしていないが、米ABC放送は、約80グラムと報道していた。
BBCは悪用を避けるためとして、詳細な実験データは各国の航空当局などに限り提供する方針だ。
(東京新聞 2010年3月5日)
写真は、下着爆弾の不手際でやけどの外科治療後だんまりを続けたアブダルムタラブ(BBC)
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