イラン戦争 挑発にノー!
◇英独とUAEなど、イラン旅客機向け燃料供給拒否
ドバイ:イラン学生通信によると、英国、ドイツ、アラブ首長国連邦(UAE)などの空港が数日前からイランの旅客機向けの燃料供給を拒否している。イランに石油精製製品を供給する外国企業を対象とする米国独自の制裁法の成立を受けた措置とみられる。イラン側が対抗措置に出る可能性がある。
イラン航空会社連盟の幹部が5日明らかにした。イラン国営通信はクウェートも供給を拒否していると報じた。ただ、ロイター通信によると、UAEの空港当局者はイラン機への供給を続けていると述べた。
オバマ米大統領は1日、国連安保理決議を無視してウラン濃縮を続けるイランに対する米国独自の制裁強化法案に署名、同法が成立した。イラン経済の根幹であるエネルギー分野に踏み込んだ内容で、同国が輸入に依存するガソリンなどの供給を禁じている。
欧州や中東の各空港当局は石油精製製品の一種であるジェット燃料の供給も制裁法に抵触すると判断したとみられる。イラン国家安全保障外交政策委員会のファラハトピシェ委員は5日、「我々には報復の権利がある」と警告した。今後、独ルフトハンザやUAEのエミレーツ航空などイランに乗り入れる航空会社への燃料供給を拒否する可能性もある。
(日経 2010年7月5日)
◇反イランの挑発と戦争のおどし
戦争が差し迫る?( 2010年7月1日)
6月最終の2週間に、アメリカ合衆国とイスラエル、イラン・イスラム共和国を巻き込む中東におけるいくつか重大な新事実を私たちは見てきている。米国の主流報道機関によってほとんど完全に無視される間に、世界、とりわけ中東を囲んでかなりの不安がある。これら新しい進展のいくつかは類がなく、米国・NATOとイスラエルの反イラン作戦行動、あるいは全面戦争たりとも、におけるはっきりした段階的拡大の記号であり得た。
反戦と前進する世界の人たちと組職は、次に述べることに注目すべきだ。
*6月18日、報道によれば少なくとも1隻のイスラエル船によって付き添われてアメリカ海軍の空母群団がスエズ運河を通り抜け紅海にそしてペルシア湾に向かって進んだ。ハリー・S・トルーマン航空母艦突撃部隊には、空母と誘導ミサイル巡洋艦、イージス艦クラスの駆逐艦、ドイツのフリゲート艦GGSヘッセンが含まれた。
*イランのファールス通信社によると、イスラエル空軍が近ごろTabuk市内に近いサウジアラビアの基地に軍事上の装置を積み下ろした。さらに不吉に、サウジアラビアはイランと交戦の場合にはイスラエル機のため空中回廊を考慮に入れたミサイル防衛システムを再編成してきていると報道される。
*中央アジアの国アゼルバイジャンに配置されるアメリカ部隊がイランとアゼルバイジャンの国境づたいにまとまってきている。いわゆるテロとの戦いの一部であるアメリカ部隊はアフガニスタンでの戦争を支えることになっている。イランの革命防衛隊は戦争警戒態勢に等しい領域に戦車や対空砲火装置を蓄えてある。
*7月1日、バラク・オバマ大統領はイランとその経済への制裁で歩調をそろえる国連安全保障理事会での交渉妥結に署名した。しかしながら英国放送協会(BBC)はたぶん中国が制裁の効果をそこなうだろうと公然と心配した。
*6月28日、イランはこの際に、ガザのイスラエル封鎖に異議を唱えるつもりはないと発表した。人道支援を運ぶイランの艇隊とイスラム教徒の赤十字社に相当する赤新月の飛行は、イラン海軍の艦船によって付き添われてガザへ行く途中だった。報道によればこの出軍にはロシアとトルコ両方ともの外交的支持があった。
*6月30日、イスラム共和国の副大統領で核プログラム長官のアリ・アクバル・サレヒが、イランはさらに20パーセントに濃縮した37ポンドのウランを産出していると発表した。イランは署名した核不拡散条約の下、これを行う権利がある(そしてイスラエルはこれに署名してきていない)。彼らの核プログラムは平和目的のためとイランは主張する。意味ありげに、濃度20パーセントは核兵器を生産するのに必要とした濃度よりはるかに低いものだ。
*新たな制裁を実施するために米国とNATOがイランの船を詳しく調べるのをねらうとしたら、生じる衝突は戦争に通ずるかもしれない。
*米国の意図についてしっかりした警告を発してきている世界の指導者のひとり、フィデル・カストロは、核兵器を含めて貴国に軍事攻撃が迫っているというようなことを確かに認める。6月27日掲載の「リフレクション」の中で、彼はキューバ国民に関する重大性と、もしかしたら米国イスラエルのイラン戦争という成り行きのこともあった最も恐ろしい大災害ですら、どこにもここにも応じる準備ができている進行に重きを置いた。「最悪の状態は、前もってそんな発展性についてどのようにもニュースで聞き知ることなく、突然、本格的な成り行きのニュースに気づかされることだ。それによって当惑とパニックに陥る... 」
ほとんど分析は疑いなく、新しい進展より先の重大性を決意させることが不可避だ。この必要とする数ヶ月の段階での押し並べて広範な軍事行動が仮に積年ではなくても綿密周到な計画のであるのを忘れないでいるべきだ。ペンタゴンが主流メディアに彼らの計画を漏らすことを望んできていない事実は、そんな段取りが存在しないことを意味しない。けれども、世界を取り巻く反戦と反帝国主義者の最も直接の骨の折れる仕事はワシントンから由来するこれら挑発にすぐに応酬することだ、そしてイランに戦争をしかけるどのような企てにもすべて抵抗する覚悟をすることだ。
ただちにとりかかろう!
Sign the Petition - http://www.stopwaroniran.org/petition.shtml
(「Stop War On Iran」のメールより)
写真は燃料補給を断られるイラン航空機(BBC News)
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