見つけた 犬としあわせ

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2011/04/29

風評か 本当の被害か


日本政府に、グリンピースによる福島沖での規制なしの調査許可を求めるにあたり
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http://www.greenpeace.org/japan/rainbow?20110429gv

以下、グリンピースのプレスリリースより

日本政府、グリーンピースの海洋調査を許可 しかし、領海内調査を拒否で不十分
 
国際環境NGOグリーンピースは4月28日、同団体の調査船「虹の戦士号」(オランダ船籍、555トン)を使用した福島第一原子力発電所周辺における海洋調査について、日本政府から許可が下りたと発表しました。しかし、許可内容が調査海域を領海外(沖合約22キロより外)に限定するなど不十分であることから、「虹の戦士号」を東京湾沖に停泊させ許可の再考を求めていく方針です。



グリーンピースは、「虹の戦士号」の船籍国であるオランダ政府を通じて、福島第一原子力発電所周辺の海域で海洋の放射能汚染を調査するための調査計画を日本政府に提出し許可を求めていました。この調査では、海水、底質、海棲生物(魚、海藻、貝類を含む)のサンプリングを広範囲に行い、放射能汚染の測定と核種分析を行うことを計画しています。 しかし、日本政府が27日付けでオランダ政府や、28日付でグリーンピースに伝えた許可内容は、領海内での調査を認めないもので不十分なものです。



グリーンピース・ジャパン事務局長の佐藤潤一は、「日本政府が調査許可を発行したことを歓迎します。ただこの許可では、広範囲なデータを必要とする海洋における放射能汚染の調査を行うには十分ではありません」と訴え、「グリーンピースのような国際環境NGOが調査を行い事実を伝えることで、汚染がない水産物などへの国際的な風評被害も避けられます。海洋汚染が国際的な関心事であるこの非常時に、領海外だけなどと政治的な制限を付けるのではなく、より汚染が心配される領海内を含め、国際的な協力のもとで真に科学的な調査を行うことが必要だと思います」と語りました。



グリーンピースは、この調査を通じて漁師が東京電力に対し補償を求めるときに必要なデータも集めていく方針です。

(プレスリリース 、2011年4月28日)

グリーンピース放射線調査について:



■ 調査範囲

福島第一原子力発電所周辺海域を中心に、宮城県石巻港から千葉県銚子港までの沿岸から沖60kmまでの範囲。(警戒区域地域を除く)



■ 調査で使用する基準の放射線測定機材

- ベクレルモニター:Berthold
- 汚染モ二ター: H13422 Rados MicroCont, UMO 110

- ガンマ線スペクトロメーター:ICX Identifinder 

- 放射線量測定器:Thermo EPD MK2

- 放射能吸収量測定装置:Dosebadge

- 放射線検出器:RADEX RD1706

- 汚染モニター:H13422 Rados MicroCont



■ グリーンピース放射線専門家

- イケ・トゥーリング(グリーンピース・オランダ 放射線安全アドバイザー):オランダ、デルフト工科大学で化学を専攻し、自然エネルギーの修士号を取得。フランスのラ・アーグ再処理工場などで放射能汚染の環境調査に参加した経験を持つ放射線のエキスパート。

- ヤコブ・ナミンガ (グリーンピース・オランダ 放射線安全アドバイザー): オランダ、デルフト工科大学を卒業し、ウクライナ、スペイン、フランスで放射能汚染の環境調査に参加した経験を持つ放射線の専門家。

お問い合わせ:国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/pr2011042411/