タブロイド紙のスキャンダル
事件はウォーターゲートばりのスキャンダルとも言われる
ショーン・ホアがたれ込まなければ明るみに出なかったかもしれない
事件の影響力から言って 彼が殺されていても不思議はなかった
死因はアルコールでもドラッグでも なんとでも...
すでに近所の人の話として出てきているが 真相はわからない
◇盗聴告発の元記者が死亡 警察「事件性ない」写真は、ルパード・マードックの側近、女性最高権力者とされるレベッカ・ブルックス容疑者 キャメロン首相とも仲がよい
10日廃刊した英日曜大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドの記者らによる盗聴事件で、盗聴が広範囲にわたって行われていたと告発した同紙元記者のショーン・ホアが18日、英南東部ワトフォードの自宅で死亡しているのが見つかった。英メディアが同日報じた。
ワトフォードのあるハートフォードシャー州の警察当局は、死因は不明だが事件性はないとの見方を示した上で、調べを進めているとした。
メディア王のルパート・マードック氏率いる米ニューズ・コープ傘下のワールド紙で芸能記者を務めていたホアは、米紙ニューヨーク・タイムズに盗聴を告発した。
また、事件に関与したとして逮捕されたワールド紙元編集長のアンディ・クルソン容疑者から盗聴をするよう指図を受けたと英BBC放送にも語っていた。
英メディアの報道によると、ホアはアルコールや薬物問題を理由に解雇されたという。
(引用元:ロイター 2011年7月18日)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22251720110719
◇米ニューズコーポレーションの英子会社ニューズインターナショナルをめぐるスキャンダル拡大を受け、キャメロン英首相は18日、廃刊に追い込まれた英ニューズ・オブ・ザ・ワールドのアンディ・クルソン元編集長を自身の報道官に起用したことを弁明し火消しに努めた。
ニューズ・オブ・ザ・ワールドの盗聴事件をめぐっては、17日にロンドン警視庁のトップ、ポール・スティーブンソン警視総監が同紙元副編集長をメディア顧問として雇っていたなどの責任をとって辞任。またニューズインターナショナルのレベッカ・ブルックス最高経営責任者(CEO)も同日逮捕され、キャメロン首相の進退をめぐり、一段と圧力が高まっている。ロンドン警察のテロ対策部門責任者、ジョン・イェーツ氏も18日辞意を明らかにした。
キャメロン首相は訪問先のプレトリアで開いた記者会見で「アンディ・クルソンについては、彼が政府で行った仕事について、誰も不適切もしくは悪かったと主張していない。彼は政府でよく働き、その後に政府を去った」と述べ、同氏を側近として起用したことについて弁明した。
また「捜査が適切に行われていたかどうか問題視されているロンドン警察の状況とは大きな違いがある」として、「ロンドン警視庁と政府の置かれた状況は大きく異なる」と主張した。
スティーブンソン警視総監は、ニューズ・オブ・ザ・ワールドのニール・ウォリス元副編集長をメディア顧問に起用したことについて、キャメロン首相によるクルソン元編集長の側近起用と対比し、キャメロン首相を暗に批判していた。
スティーブンソン警視総監は、ウォリス元副編集長は採用当時、スキャンダルに関与していなかったと説明している。
前週逮捕されたウォリス元副編集長は、盗聴やわいろの疑いで捜査を受けているジャーナリスト10人のうちの1人。
電話盗聴が横行しているとの疑いが持たれていたにもかかわらず、ロンドン警察が数年にわたり対応を拒否していたとして、英国民の間ではロンドン警察に対する批判が高まっていた。
キャメロン首相は、アフリカ外遊を急きょ繰り上げて帰国するとともに、議会の休会入りを遅らせ、20日にも議会で事件について対応する方針。
(引用元:ロイター 2011年7月18日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110719-00000472-reu-int
◇英日曜紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドによる盗聴事件を捜査している警察当局は17日、盗聴や警察官への贈賄に関する容疑で、同紙発行元の英メディア大手ニューズ・インターナショナル社の前最高経営責任者(CEO)レベッカ・ブルックス容疑者(43)を逮捕した。英メディアが伝えた。
ブルックス容疑者は同社を傘下に置く米ニューズコーポレーションのルパート・マードック会長(80)の側近。事件の中心人物として注目されていたが、盗聴への関与は一貫して否定。マードック氏も同容疑者を擁護していたが、15日にCEOを辞任した。19日に英下院の文化メディア・スポー ツ委員会でマードック氏らと共に証人喚問される予定。
◇英日曜大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドによる電話盗聴事件をめぐり、同紙との癒着が指摘されているロンドン警視庁の幹部2人が辞任に追い込まれた。
警視総監のポール・スティーブンソン氏は17日に辞任。同氏は、盗聴事件で逮捕されたワールド紙元副編集長をロンドン警視庁で広報官として雇用していたことなどをめぐり批判にさらされていた。また、2009年にワールド紙盗聴事件の再捜査の必要性を否定していたジョン・イェーツ警視監も18日に辞任した。
(引用元:AFP 2011年7月19日)
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2814062/7520970
△19日には議会が「メディア王」ルパート・マードック氏らを証人喚問するため、現地では、問題が明らかになる前に辞めたとの見方が広がっている。
スティーブンソン警視総監をめぐっては、逮捕された同紙元副編集長が広報コンサルタントを務める高級保養施設から長期滞在の招待を受けるなどの個人的な関係が問題視されていた。また警視庁は元副編集長が同紙退職後、警察の顧問として雇っており、癒着との批判が出ていた。
(時事通信 2011年7月19日)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011071800104
◇ニューズ・オブ・ザ・ワールド電話不正アクセスの告発者が死体で発見される
ショーン・ホアの隣人らは、午前11時すぐ前に3台のパトカーと救急車2台が所有地に到着したと言う。彼らは4時間ぐらい後の午後3時頃に出て行った、まもなくして、いたみ悲しむ身内と思われる男性と女性が敷地内に到着した。そもそも数時間のあいだ現場にひとりの警察官の立ち会いもなかった。
新築の共同住宅棟の一階アパートメントにはカーテンが引かれていた。
ホアが死体で発見されたのをガーディアン紙が明らかにして3時間後の午後9時15分ごろ、"科学勤務部署"とある警察のワゴン車がすでにパトカーが駐車する住所に止まった。証拠品袋、クリップボード、カンテラ、ノートパソコンの書類かばんを持ち歩く警官2人が現れて建物の中へ入った。カメラを持ち歩き白い法廷着を着用する3人の警官が午後9時半ごろ共同住宅に入った。
ホアは40代半ばだった。ニュース・オブ・ザ・ワールドの申し立てられる電話盗聴に従事するニューヨークタイムズ紙の調査の中で彼は初めて意見を述べた。彼は、クルソンが不正アクセス(盗聴)のことを知っていたばかりでなく、彼のスタッフに独占記事を求めてセレブの通話を傍受するように積極的に励ましたと新聞に申し述べた。
かつてはクルソンの親しい友達だったとホアは言って、二人が最初サン紙で一緒に働いたとニューヨークタイムズ紙に話した、そのサン紙でクルソンのために不法侵入した伝言の録音したものを記事に掲載したとホアは言う。ニュース・オブ・ザ・ワールドで彼は自分の奔走からクルソンに情報を流し続けたとホアは言う。彼は「やれと私に積極的に勧めた」とホアは言った。保守党の元報道官(クルソン)が新聞の編集長だった時に電話に侵入しろと彼に頼んだとの申し出をめぐって、昨年9月、彼は警戒を要する人物の事情の元に警察によって尋問された、けれどもどんなコメントもするのを断った。
警察官への報酬と引き替えに、彼らの移動電話通信を用いて人の位置を突き止めるため、この節の記者たちは警察テクノロジーを使うことができるとニューヨークタイムズ紙に話したあと、先週ホアは世間の注目に返り咲いた。その所在地を正確に指摘するのにジャーナリストは移動送受話器と電話支柱ナンバーとの距離を正確に計る"pinging"を活用することができると彼は言った。
ホアは先週ガーディアン紙に対して "pinging"についてさらに進んだ詳細をくれた。目標の所在地を手に入れるため、記者らがいつもどのようにニュース編集部の幹部に尋ねるものか叙述した。「15分から30分内にニュース編集部の誰それが戻ってくるなり、"当たりだ、あれが先方の場所"だと言う。」
「指揮系統は完璧な戒律のひとつ、しかもそれが、気づいていなかったなどとアンディが言うのと同様に、私がそのことを一度も真実として了解しなかった理由だ。そんなのはたわごとだよ。」
"pinging"についてニューヨークタイムズ紙に言ったこと洗いざらいを彼は固守すると言った。「どれほど頻繁にあったかわからない。それは私の不正行為だろう。でも、接近の方法がないと、しがない(芸能)記者だから... 」
飲酒と薬物で厄介な人間だったことを彼は認めた、社会復帰のため治療を受けていたことも。「でも、それは無関係」と彼は言った。「将来のさらに多くのものがある。これはなくなっていかない。」
また、この前の週末に子どもらのパーティに備えて立てるひさしを降ろす間にけがをしたと彼は言った。大ひさしがもとで親戚が偶然ポールに当たったとき、彼は鼻の骨を折って足をひどく痛めたと言った。ホアはまた、彼の話を聞かせることで一銭たりとももうけてきてないことに念を押した。
麻薬とアルコールの悩みを治療してきているホアは、元ポップスターとのパーティについて話に花が咲くと、浮かれ騒ぐことのできた頃が懐かしいと言った。
月曜の晩、1階アパートメントの彼の自宅のカーテンは引き下ろされた。
隣人たちは、ちょくちょくバルコニーに腰かけて街区の入り口を見渡したり住民に話しかける快活な人物とホアを評した。彼はジョーというパートナーの女性と一緒に街区で暮らしたと彼らは言った。ジョーはたしか休暇中で留守だったと彼らは思った。ホアもまた数日見かけなかった。
別の近所の人、30歳のポール・プリチャードは、ショーン・ホアは「最も愛想のいい」住人で、共同の正面の芝生に水やりする彼を彼らは何度も目にしたものだと言った。
「とにかくとてもショックだ。一カ月ほど前に気分が悪いと言って健康診断のため医者のところに行って来ると言った。次にまた会うと健康そうに見えた。」
(引用元:ガーディアン紙 18 July 2011)
http://www.guardian.co.uk/media/2011/jul/18/news-of-the-world-sean-hoare
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home