見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2020/02/14

やってはいけない対応の見本

2020年2月13日のニュースから

◇米当局、クルーズ船内感染を懸念 新型コロナ、日本の対応に批判も

ワシントン、ニューヨーク共同:米疾病対策センター(CDC)幹部は12日、電話会見し、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について「感染者数が多くて懸念している。船内にいる米国民の安全が確保されるよう日本の保健当局と緊密に協力する」と述べた。

CDC幹部は「米国民の感染者がいる。症状のない人も含め、最善の対応を受けられることが最優先だ。(米国が)次にどう行動するのが正しいか、国務省や在日米大使館と検討している」と説明した。

米メディアでは、船内に乗客乗員をとどめる日本政府の対応を疑問視する報道も増えている。

ABCテレビは、新型肺炎が発生した中国・武漢に次ぎ「第二の感染中心地が日本の港につくられつつあり、憂慮すべき事態だ」との専門家の意見を取り上げた。

ニューヨーク・タイムズ紙も「日本政府の対応は、公衆衛生危機の際に行ってはいけない対応の見本」と批判する専門家の意見を紹介。政府は一貫した情報を発信できておらず、検疫への信頼感を損なっているとした。
 
CNNテレビは、乗客乗員を船内で待機させ続ける日本の検疫手法を疑問視。閉鎖空間である船内にとどまることで感染リスクを高めているとの専門家の意見を伝えた。

https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020021301000596.html

◇「いつ自分が」乗員も悪夢 感染対策不十分 訴え

ニューデリー、ワシントン共同:「夢の職業が悪夢に」「次は誰が感染するのか」。新型コロナウイルス感染者が増え続けるクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員らが、約千人いる乗員の感染対策が不十分だと強い不安を訴えた。乗員のインド人男性は12日、共同通信の取材に「誰もが船を離れたがっている」と心情を吐露した。

男性は船内から不安を語る動画をフェイスブック(FB)に投稿しており、FBを通じてメッセージのやりとりに応じた。複数投稿された動画では、自分がいつ感染するか分からない不安を語り「家族が私たちの帰りを待っている。助けてください」と訴えた。

在日本インド大使館によると、インド人乗員は132人おり、うち2人の感染が確認された。

また米紙ワシントン・ポストによると、船でコックとして働くインド人男性は「なぜ乗客のように乗員を離さないのか」と述べた。乗員の多くは2~4人の相部屋で、食器や食事のスペース、トイレを共用。コックが調理した食事が客室の乗客に運ばれる。

体調不良の乗員がいるが検査をしたかどうか分からないという。乗員全員の検査を求める声も上がっており、別のインド人乗員は「船内に閉じ込められ、生きて帰れるのか分からない」と恐怖を訴え、下船を求めた。

https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020021201002153.html

◇WHO、クルーズ船拒否をけん制 香港発クルーズ船 感染確認できず

ジュネーブ共同:世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は12日の記者会見で、新型コロナウイルスの集団感染が発生した「ダイヤモンド・プリンセス」などクルーズ船3隻で、乗客が下船できなかったり入港を拒否されたりしているとして、各国に行き過ぎた対応を取らないようけん制した。国際海事機関(IMO)と連携して、船の受け入れや乗客への対応を適切に行うことなどを求めると述べた。
テドロス氏は、入港拒否の判断が「事実に即した危機評価に基づかずに行われている例がある」と指摘した。

日本に入港できなかった香港発のクルーズ船「ウエステルダム」について、感染者も疑い例も確認できていないとして、寄港を受け入れたカンボジアに謝意を示した。

https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020021301000774.html