見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2020/03/10

日本は運がよかっただけ


◇高齢者の割合が増加する日本では多数が攻撃されやすいが、ほんの少数しか検査されていない

コロナウイルスは特に高齢者にとって危険である、だが日本の当局はウイルス検査することに関して厳しい制約状態を続けさせている。

NYTimes March 2, 2020

東京の中心部にある老人ホーム、マイホーム晴海は厳重な監禁状態にある。
感染が拡大するコロナウイルスに対しセンターを封印させ続けることを希望して、ボランティア、サービス提供者、さらに家族さえも追い返される。従業員はマスクを着用し絶えず手を洗いあらゆる表面を消毒する時、危機感がホームに広まっていると副所長Kumi Iwasakiは述べた。

死活に関わるミッション:ウイルスは断然高い割合で高齢者を死に追いやる。全国で報告されている症例数は主に80代の高齢者の間の死者11人を伴う230人に着実に増えているとして世界で高齢者の割合が最も高い日本全域でバトルが遂行されている。世界的には、ほぼ3000人が亡くなっており、その大多数が中国においてだ。

最近どちらも感染の急増を経験した韓国とイタリアのような高齢化が進んでいる他の国々もまた深刻な課題に直面している。この2つの国はまさに専門家が促すことを行っている:韓国とイタリアは多くの国民を検査することで迅速に動いたため、彼らは治療を受けることができ、他の人から隔離されるようになる。

数週間の用心のあと日本政府はようやくもっと積極的な行動を取り始めた、最も顕著なのは1カ月間学校を閉鎖するという動きだ。しかしこの処置は時に重度の肺炎を発症する脆弱な高齢者ではなく、感染してもたいてい軽度の症状しか示さないかまたはまったく症状の出ない若者を対象としていた。

その間、当局はウイルス検査に関して厳しい制約を維持してきており、これは高齢者へのリスクについて懸念を追加したにすぎない。

韓国は一日1万件以上の検査を実施している;対照的に日本はそのほんの少しを行っているだけだ。さらに日本の当局は高齢の患者は少なくとも2日間(他のほとんどの場合は4日間)発熱した後にのみコロナウイルスの検査を受けるように促している。

それでは多くの高齢者にとって遅すぎるかもしれないと、東京に拠点を置く非営利医療ガバナンス研究所の医師で所長のMasahiro Kamiは述べた。

「高齢の患者は最も攻撃を受けやすく、ひとたび病気になるとたちまち悪化することがわかっている」とKami博士は述べた。「高齢者は絶対2日間待つべきではない。」

安倍晋三首相は東京オリンピックを頓挫させるからウイルスの拡大を知らせないように努めるとして、検査の制限は政治的駆け引きによって押しやられている可能性があると彼は推測した。「おそらく安倍または彼の周りの誰かが来たるべきオリンピックのために感染者または患者の数を控えめに言いたいのだろう」とKami博士は述べた。

動機がなんであれ、日本の人口の約29%、3600万人あまりが65歳以上であるという日本の高齢化を考えると検査の欠落は最も脆弱な国民を危険にさらした状態に放置しかねないと専門家は述べた。

「全くその通り、日本は大規模な高齢者施設」とナッシュビルのヴァンダービルト大学医療センターの予防医学と感染症教授であるウイリアム・シャフナー博士は言った。「わたしが厚生大臣だった場合、それがもっと広く検査し、検査を利用できるように開放する動機になる。」

安倍は土曜日に検査をより広く利用できるようにすることを約束した。記者会見で彼はスクリーニングが不十分であったことを認め、政府は国民健康保険の手順に検査の進行を加えて管理できる場所の数を増やすと述べた。

厚生省が提供する統計によると、日本はいま一日に約4000件の検査を実施する能力を有するが、危機が始まって以来、どの既存の日も検査の数は半分以下だった。

そのアプローチはウイルス感染した他の東アジアの場所のアプローチとは劇的に異なる。

土曜日、国内の患者が3150人に上ったことを報告した韓国は強烈な都市大邱や他の場所でドライブスルー検査を実施した、一方、香港では自宅で検査させてそれをラボに送ることを可能にする検査キットをクリニックが住民に提供することを始めた。

「もし韓国で検査しているのとほぼ同じくらい検査しているとしたら、実際の数はどうなるでしょうか?」とワシントンのテネオ・インテリジェンスの日本の政治に関する専門家トビアス・ハリスは言った。

問題を悪化させているのは日本のわずかな数の公衆衛生センターだけが検査を提供することを許可されており、検査は政府によって選ばれたわずか5社で処理ができるため、潜在的なボトルネック、進行を妨げるものを引き起こすことだ。

日本医師会の報道や声明によると、高熱のような重篤な症状を見せている場合でもクリニックは患者を追い払うことを余儀なくされている、医師会は問題を調べ始めたと言った。

59歳の両親と83歳の祖父、そして妹と一緒に暮らす兵庫県の保育園教師Erika Tamada(33歳)は母と祖父の両方に発熱と鼻水や咳を含む他の症状があったと言った。

だが、二人とも地元の公衆衛生クリニックでも訪れた病院でもウイルス検査を受けられなかった。保険センターの医師が「感染しないために手を洗いうがいをして一生懸命働くこと」と言ったとき彼女はめんくらったと言った。

ウイルス検査をする能力でなぜ日本がこの地域の他の政府に遅れをとっているか理由は明確ではない。

日本はたとえばSARSやMERSなど過去のコロナウイルスの大流行に十分に影響を受けてこなかった、それが誤った安心感を与えていると成田の国際医療福祉大学感染症疾患の教授である加藤康幸は述べた。

「中国の属する隣国の中で日本だけがいかなる疫病の管理経験もない」と彼は言った、そして新生の病気に対処するための「十分な準備がなかった」と付け加えた。

乗客、乗員、医療提供に割りあてられる医療専門家の間で病原体が急速に広まったクルーズ船ダイアモンドプリンセスの隔離を開始したとき、日本の政策立案者は他の何よりも先に彼らの対応に対して厳しい批判を受けた。

急激な発生の深刻さにもかかわらず、当局は供給源が限られていると言って船上の人たちをなかなか検査しなかった。熱のある乗客は医師の診断を受けずに何日もキャビンの中で待機した、そして2週間の隔離期間が終わると当局はウイルスにさらされた多くの人たちを追加の隔離期間を受けさせることなく、検査せずに立ち去ることを許可した。

大都市圏の病院はすでに軽度の症状をみせる患者でいっぱいだと大坂のりんくう総合医療センターの医師、Masaya Yamatoは述べた。患者の数が劇的に増加した場合、最も深刻な患者の治療を妨げかねないと彼は言った。

「たいていの病院はそのような患者を受け入れてこなかった、だから救われて当然の患者を救うことができない」と彼は言い、扱いにくい患者は医療従事者を「へとへとに消耗させる」と付け加えた。

「そのような患者が多い場合、病院には深刻な状態の高齢患者を治療するのをもっと難しくさせる」と彼は付け加えた。

△Reporting was contributed by Hisako Ueno and Eimi Yamamitsu from Tokyo; Su-Hyun Lee from Seoul, South Korea; and Tiffany May from Hong Kong. 

▽日本の教訓をいかして迅速に対応するアメリカ
NHKのニュースより
乗客乗員の一部に新型コロナウイルスへの感染が確認されアメリカのカリフォルニア州の沖にとどまっていたクルーズ船が港に接岸し、日本時間の10日午前から乗客の下船が始まりました。今回の対応についてアメリカの運航会社は「ダイヤモンドプリンセスの教訓を生かし、迅速に対応している」としています。
「グランドプリンセス」は乗客乗員およそ3500人のうち21人に新型コロナウイルスへの感染が確認されたため、カリフォルニア州サンフランシスコの沖にとどまっていましたが保健当局などとの調整が済んだことから日本時間の10日午前4時半ごろ、サンフランシスコ近郊のオークランドの港に接岸し、およそ4時間後の午前8時半ごろから乗客の下船が始まりました。
ペンス副大統領は9日の記者会見で、下船した乗客は健康状態を確認するため、軍の施設などで一定期間隔離されることや、カナダ人とイギリス人の乗客については港の近くの空港からチャーター機で本国に帰国することを明らかにしました。