ボビーの暗殺は6月の予備選中
今年に入ってフィナンシャルタイムズ紙に、「オバマ氏が昨年からたびたび暗殺の脅迫を受けている」というニュースが載る。そのためミッシェル夫人がシークレットサービスを説得して夫の警護を要請したというのだ。
「遊説先のあちこちでオバマ夫人は日ごとにファーストレディらしくなっていく。ジャクリーン・ケネディ大統領夫人と比較する人さえいるほどだ。シカゴのサウスサイドにある手狭なアパートで生まれ育った彼女の経歴は、オバマ氏が唱える希望のテーマによくマッチしている。」と記事は続き、「彼女は上品で優雅、才覚と器量がある」「ホワイトハウスにいるミシェル・オバマを想像するのは実にたやすいことだ」とのコメントを引用して締めくくっている。
◇2月25日付ニューヨークタイムズ紙が、全米でささやかれながらも公然と語られることがなかったオバマ陣営スタッフらの不安を伝えた。
通常、党内の指名争いの段階ではシークレットサービス(大統領警護)が候補者を警護することはないが、クリントン上院議員には前大統領夫人として派遣され、オバマ上院議員にはイリノイ州選出のダービン上院議員(民主)らの要請を受けた異例の形で2007年5月から警護がついている。
オバマ陣営内部には、黒人が大統領になる可能性が高まるほど暗殺の懸念も高まるとの見方がある。当初、黒人層の支持者が上院議員の身を案じ、予備選ではわざと勝たせないのではないかとの憶測もあったが、今ではクリントン上院議員をしのぐ勢いの候補になったため、暗殺の懸念も現実的なものになったという。
1月には米下院国土安全保障委員会のトンプソン委員長が国土安全保障省に「(暗殺に対し)特別の注意を払うよう」念を押す手紙を送った。委員長はタイムズ紙の取材に、具体的な暗殺計画情報の有無については明らかにしなかったという。
(共同通信 2008年2月25日)
写真は手前2人がオバマ候補につくシークレットサービス
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